窓から温かい陽射しがお部屋いっぱいに差し込む週末の昼間。
彼はお昼寝。私はその隣で読書。

今は懐かし ・・・?
藤本ひとみ氏によるコバルト、ですハート2

・・・いつのまにやら手放してしまっていたものを先日、ふと思い立って揃えました。
思春期のある時期にこうした作品に出会えたのは本当に幸運でした。

私は、恋愛映画とか恋愛ドラマにはまったく興味がないのですが、その唯一の例外がヒッチコック監督の「レベッカ」 です。
デュ・モーリアの原作がとにかく好きで、飴色に変色した古い文庫は今でも旅先に必ず持っていくのですが、それというのもかつて、1ページごとに胸をときめかせて読んだコバルトで自分が惹きこまれた要素に通じる何かを、レベッカのなかに見ているからだろうと思います。

一途で、純粋で、真面目で。
四六時中、恋愛のことしか考えてない、みたいな。


現実には、恋愛なんて人生のあらゆる要素のひとつに過ぎず、あれば大きな要素となるでしょうが、なければないで良い。実際の人生というのものは、恋愛という要素なくしても、既にずっと複雑なものではないでしょうか。

私にとって、そんな現実と舞台設定とのギャップなんて忘れて楽しめるのが、かつてのコバルトだったり、現在のレベッカだったりするのです。

読みたいものを一抱えにしてベッドに向かう時って本当に幸せです。遊びきれないほどのおもちゃを与えられた子供のようなワクワクする気持ち。しかもコバルトなんて、一体何年振り~・・・(///∇//)

品はよくないけれど、ベッドの上の読書って好きなんですよね~。
寝そべったり、壁を背にもたれたり、静寂のなかで体勢をころころ変えながら一心に読み耽るのが。
後になって、あらためて捩れたり跳ね上がってりしているベッドカバーを見て、その熱中ぶりに自分で笑ってしまいます♪

全くもって書評でなくて、・・・すみません( ´艸`)