昨日、無線LAN環境が作れなくて、という話を書きました。

力強いコメントに気を良くした私は、テンションも上がり、「私の辞書に不可能という文字があっていいのか?」と思い立ち(・・・そんな字しか載ってないくせに~(;¬д¬)☆)、もう一度、もう何度目かのトライを心に誓いました。

正直、無線LANカードが故障していると言われても、「そうか~?」 と思う点もあり、ルーターの問題よりPC側の問題では? と匂わされても、「そうか~?」 と思う点があり、ほんとうの答えがどこにあるのか知りたくて。

なんてかっこいいこと言いましたが、私の中では万策尽きたので、DELLのヘルプデスクに電話しました。
結局ヘルプデスクかよ、みたいな~うふラブラブ

そこには"神"がいましたアップ


DELLのヘルプデスクのフリーダイヤルには、某NTT社のような 『携帯電話からはご利用いただけません』 などというせこい(失礼。)但し書きはありません。

私は仕事の合間を見て電話しましたよ。


まず、女性の声で「お待たせして申し訳ございません、あと3分ほどでお繋ぎできる予定です。」というアナウンスがあり、その後すぐに男性の声で「お待たせいたしました、DELL・・・」と落ち着いた声で丁寧な挨拶が。

これは、期待できるかも・・・♪


私は昨日と同じように状況を説明しました。
「それではこちらからいくつかの方法で状況を確認させていただきたいと思います」と彼は言いました。
私は正直に、「今PCの前にいないので、私がこれまでに試した結果を踏まえて教えていただきたいと思います。」と伝えました。
彼が提示した方法には一切無駄がなく、また某NTT社のオペレーターが提示した方法よりも数段レベルの高いものでした。

・ネットワークのプロパティで設定を確認
・ケーブルを全て外してリブート
・ウィルス対策ソフトをアンインストール
・コマンドプロンプトにipconfigと入れてIPアドレスを確認
・セーフモードとネットワークで起動
・ネットワークのプロパティで設定を確認
とか、そんなところでしょうか。

そして彼は言いました。
デ:「この不具合について例えばルーターのメーカーとは連絡など取られましたか?」
私:「取りました。」
デ:「どのようなやりとりがありましたか?」
私:「ケーブルを抜いて再起動するというのを試した上で、無線LANカードの故障かPC側が原因では?とのこと
   でした。」
デ:「それだけしか説明はなかったのですか?」
私:「えぇ。」
デ:「今考えられることとしては二つあります。
   ひとつはPC内部のネットワークカードという部分が壊れている可能性です。
   もうひとつはルーターの設定に何らかの不具合があるという可能性です。
 
   ここで試せる方法として、二つあります。
   ひとつはパソコンを修理に出されるという方法です。ただし、この場合、まずパソコンがお手元を離れます。また、
   お預かりしてお調べした結果、何も問題がなかった時にはお預かりしたものがそのまま戻されることになって
   しまいます。
   もうひとつは、ルーターのリセットというのがあります。現在の設定内容を消去してすべてを初期状態に
   戻すというものです。これで復旧する可能性がありますので、まずこれを試していただいて、それでも解決しない
   場合には修理に出されることも可能です。
   この方法ですどパソコンをお手元に置いたままで試していただけますし、もしそれでも障害が取り除けない場合
   には、もう一度お電話をいただければすぐに対応させていただくことが可能です。
   今回のご相談についてはこちらで履歴を残しておきますので、もう一度同じ話をされる必要はありません。履歴を
   見て下さい、と言うだけです。」

私は心を込めてお礼を言いましたよ。
まさかこれほどの対応が受けられるとは・・・。゚(T^T)゚。
だいたい、こういう不具合の場合『切り分け』っていうのがあって、ネットワーク機器を提供した側は同機器のことだけ。PCメーカーはPCのことだけ。というユーザ泣かせの展開になるもの(現に一昨日までそうなりかけてた・・・)。
ネットワーク機器を提供した側ですら言及しなかったルーターのリセットについてPC側のサポートデスクが丁寧にアナウンスしてくれるなんて、私の理解ではちょっと考えられない手厚さですよ。


帰宅後、ルーターをリセットしました。
問題はすべて、完璧に、解決しました。

まさにあれは神の声でしたドキドキ

ところで、私を救った神は、中国人か台湾人であったと思います。
中国訛りのある日本語であったことと、文章の構成が英語の文節から組み立てているような印象を受けたこと。更に何度か「もちろんです」と言ったこと。
例:「そのアイコンに何と表示されていましたか?」
   「黄色いエラー表示が出ていました。」
   「もちろんです、それでは・・・」
みたいな感じ。"Sure," の感覚で使っているのでしょう。

それとアルファベットの発音が非常にきれいでした。
メールアドレスを教えた時に(追って、彼の対応についてのアンケートが送られるんですって。そんなのパーフェクトに決まってる~☆)復唱する発音がネイティブのようにきれいだったこと。
「A」が「エイ」とか、「O」が「オウ」とか。


些細なことだけど、こういう社会のあり方というのはいいなぁ~と思ってしまった。
我々は国籍じゃない、地球上で繋がっている者同士なんだ、みたいな。

どこのPCメーカーか忘れたけれど、アメリカ人用のヘルプデスクはインドにあるというのをドキュメンタリーで見たことがあります。
彼らは完全な英語で、しかも電話が発信されている地域の気候までWeb上で調べて、途中「今日は陽射しが強いですね~(^^」などと雑談を交わしたりもするのです。その時、彼らのオフィスの窓から見えるのは夜空だったりするのです。


と、つらつら書きながら私は思いました。

そもそも私は一体どこに、どこの国に電話をかけたのかしら??
日本にいる中国人または台湾人と思っていたけれど、それ自体が違うのでは??
中国?
インド?
それともどこか別の国??

DELLサポートデスク、バンザーイアップ