キューブラー・ロスの

人の「死を受容するまでの心の葛藤」には5つの段階がある　

という説を宗教二世の心の葛藤ににていると思い先日書てみました。

こちら

『キューブラーロスの「受容の５つの課程」から宗教二世を考えてみた』心理学の定説から「宗教二世」を考察してみるシリーズ？です。初回は「マズローの5つの欲求段階」から考えてみました。『マズローの欲求段階説から宗教二世を考えて…

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この葛藤の順序は　自分の人生を受け入れるプロセスみたいだと私は思うのです。

そんなとき　ふと

二世のみなさんのお話しを聴いていくと

心の状態には3つの段階になるんじゃないかと思いました。

大きく分けてですが

心の状態が落ち着いていく過程（≒受容の課程）

はこの3段階のようです。

①　混乱状態

・なぜか分からないけれど、とにかく生きづらい

・人間関係がうまくいかない

・人生に希望が持てない

・怒りの気持ちが強い

・誰を何を恨んだらいいのかわからない

②　気づきが出てくる状態

・自分の宗教二世の頃の影響かもしれないと気づく

・育った家庭が機能不全だったかもと気づく

・自分は悪くないかもと気づく

・自分の性格のせいではないかもと気づく

・親を恨んでもいいかもと気づく

③　前に進む状態

・どんな自分もOKと信じられる

・自己受容が心の底からできる

・新しいスタートを意識できる

・背中を押されたら進める

・見える世界が変化していく

人がリスタートを切る時はこんなふうに進んでいくのかもしれません。

あくまで私の感覚です。

ところで

私が全ての相談者さんから共通して感じることがあるんですが

それは何だと思いますか？

それは　　不安　　です。

今の自分への不安

・・・私はこのままでいいのだろうか

過去の自分への不安

・・・あの時の自分はあれでよかったのだろうか

未来の自分への不安

・・・これからの自分はどうなってしまうのだろうか

私たちは宗教二世は不安の中で生きています。

間違いなく、全員。

だけど、この世界に生きているすべての人も

実は「不安」の中で生きているんです。

幸せそうに見えるあの人もこの人も。

じゃあ不安はどうしたらいいの？って思うよね。

それは、

人生に必ず付いてくる付属品みたいなものだけど

「そこに注目しない」

ってことが一番なのだと思うのです。

だけど、だけど、ずっとあるよね。

だから不安が消えないよね。

そう、消えないものなの。

だけど、あんまり気にしなくなることはできる。

その、一番手っ取り早いのが

不安を誰かにどこかに何かに打ち明けるってこと。

out put ですね。

言語化。

私はこんなに不安なんだ

ってことを自分の外に出してみる事。

そうしたら

「ああ、ここがここも不安だったんだ」

「あれ、みんなも不安なんだ」

って気づく。

それが　すごいことなんです。

たぶん今、多くの宗教二世がやっている

ブログとか、Xとかもそれなのかもしれない。

吐き出して、ちょっとすっきりする。

同じことを思っていた人の存在に癒される。

自分がひとりだけ苦しかったんじゃない

って気づく。

私もこの過程を進んできました。

紙に書き出したり

大声で叫んでみたり

人に聞いてもらったり…

だから、きっとあなたも同じ。

出してみて。

自分の腹を割って、外に出してみて。

しんどいのは

自分だけじゃないからね。

↓ちょっと読み応えあるボリュームですが

死ぬ瞬間死とその過程について（中公文庫　キ5-6） [ エリザベス・キューブラー・ロス ]

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1,210円

今日はここまで。

何度も言います。

「宗教二世が生きづらいのは　あなたのせいではない。

　あなたが悪いんじゃない」

とにかくまず、気づくことから始めましょう。

二世全てに知ってほしい。

二世全てに楽になってほしい。

心の底からそう思うから、少しづつ書いていきます。

自分のアンテナに引っかかった事だけでいいので読んでみてください。

私が少しずつ楽になれたように

あなたの心が癒されていきますように。

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宗教二世は　「AC　of 宗教」だと思うのです。

ACoR　（アダルトチルドレン・オブ・レリジョン（religion ＝宗教）

と呼ぼうと思います。

アダルトチルドレンは「ACoD」という言い方もあって

それは　AC of dysfunctional family つまり「機能不全家族」で育ったという事です。

＜機能不全家族＞

家庭として機能していない家族。

子どもにとって、唯一無二の居場所である家庭が機能していない。

そんな環境で育っても、子どもの頃はそこしか知らないのです。

そこしかないのです。

私たちも　そこで生きていくしかなかったよね。

だから、そこで生き延びるすべを身につけた。

それが、大人になった今生きづらさの大元になっている。

だから、あなたにも知ってもらいたいのです。

私たち宗教二世は　「ACoR」　です。

宗教により「機能不全」に陥った家庭で子ども時代を過ごし、大人になったACoRです。

アダルトチルドレン　なのです。

≪宗教二世のための相談会≫

6月満席です。

また7月の予定はUPしますね。

カウンセラーとしての私について

☆某公的機関教育相談員10年間
　（電話相談）
☆精神対話士　20年間
　（対面相談）
☆私立幼稚園連盟相談員

今まで傾聴カウンセラーとして
およそ800件の相談を受けてきました。

これからのカウンセリングは
傾聴からもう一歩踏み込んで
≪自分の問題の根っこを見つけにいく≫
というスタンスでお聴きします。

自分の　”生きづらさ”　が
どこから来ているのかを
様々な手法で見つけていきます。

本気で人生を楽にしたい方が
　　少しでもラクに生きていけるよう
　　心を込めて聴かせていただきます
　　

インスタもみて欲しいな。

3段階ある～宗教二世の生きづらさからの解放