一昨日で今年最後の仕事を終え、昨日から2か月のホリデーに入った。

本当はこんなに長く休暇を取るつもりはなかったけど、諸事情により会社側も快く承諾してくれたので休むことにした。

振り返るとこんなに休みをとるのは13年間で初めてかもしれない。

いつもは利用者さん達を長期で他のワーカーに任せるのが嫌で短期の休みしか取っていなかったけれど、最近はそういう思いがなくなってきた。

おそらく自分自身がとても疲れてきたということと、ここ最近利用者さんとの心のつながりをあまり感じられなくなってきたということが理由なのだと思う。

長年介護の世界で働いていると、重度の介護が必要な利用者さんを任されるようになる。

もちろん助けが必要な人のところに行って、その方の役に立てることは嬉しいことだけど、一般の利用者さんよりも仕事量が多く、利用者さんだけではなくご家族からの要望も多くなる。

利用者さんによっては、私がどんなに頑張っても満足することなく、それが‘当たり前’ととらえる人もいる。

重度の障害を持っている利用者さんは自分自身のことで精いっぱいだから仕方がないことかもしれないけど、そういう態度が続くとだんだんと私も疲れてきてしまった。

この仕事の醍醐味は、利用者さんと信頼関係を築き、心のつながりを感じることで、辛い仕事を喜びと変えることができる。

そういうつながりがなく、利用者さんと‘主従関係’になってしまうと、そこでの仕事が‘苦痛’に感じるようになる。

きっともっと広い心を持っていれば、そういう関係になったとしても、利用者さんの苦しみに寄り添い、横柄な態度を取られても水に流すことができるのだろうけど、残念ながらまだそこまでの器を持っていない。

きっと重度の障害を持った人にしかわからない辛さがあるのだと思う。

この仕事を始めてから、以前に比べると自分は人に対して優しい気持ちを持てるようになってきたと思っていたが、まだまだだな・・・

 

来月4日には6年ぶりに日本に帰国する。

久しぶりに日本で年末年始を過ごすのが楽しみで仕方がない。

一旦仕事から離れることで気持ちもうんと変わると思う。

日本でいっぱい美味しいものを食べたり、美しい場所に訪れて、心行くまでリラックスしてきます!