空間のあるじ
北沢由美子(演・平野みやま)
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おおざっぱでもないあらすじ(東條昭平監督/上原正三脚本)
夜の街にいきなりサタンゴース襲来。
ビル破壊を察知したジャスピオンは、いきなりロボモードのダイレオンで駆けつける。
組み付いたダイレオンにビームを浴びせて振り切り、サタンゴースは破壊を継続する。
立て直したダイレオンはジャンピングキックで反撃に出る。
抜刀したサタンゴースの一振りをワイヤーワークで飛び越え、2回の突きを腕で受け止める。
ところが、転倒したダイレオンそっちのけで、サタンゴースは消えてしまった。
絶好のチャンスを棒に振ったサタンゴースに、命拾いしたジャスピオンの方が拍子抜け。
そんなジャスピオンをバックに相変わらず長ったらしいサブタイぱらっぱっぱ~
帰還したサタンゴースを案じて、マッドギャランは事情を問う。
いわく、早く脱皮を終えたいらしい。
光に打たれし5人の子供が揃う前に、とのこと。
事情がわかったマッドギャランは幹部の下に戻る。
満月の夜に大サタンゴースへ脱皮するまで、サタンゴースの体内では組織変化が起きている。
感情もコントロールできないほど苦痛に襲われているに違いない。
だから無目的な出動に及んだものとギルマーザも理解した。
マッドギャランは儀式の用意をギルマーザに所望する。
脱皮の苦痛を和らげるために、生贄の血が欲しい。
満月の夜に生まれた女の子から生血を絞り、祭器に満たした生血に満月の光を映すとよいらしい。

ということで、場面変わって生贄の女の子がチャリをこぐ。
…当然ながら、ジャスピオンが光に打たれし子供を捜していた町内で…。
女の子が交差点から飛び出して出会い完了。
とは言え、ジャスピオンは急ブレーキでびっくり
女の子は衝突寸前にチャリもろとも倒れて自業自得。
このクソ忙しい時の事故寸前に、さすがの正義も憤然としながら助け起こす。
女の子も重々承知、あっさり謝ったので不幸中の幸いに安堵する。
ねじれたハンドルをジャスピオンががちゃがちゃすると、前輪がころころしていった。
女の子はオーディションに遅刻しそうなことを口走る。
……ということで、ジャスピオンが送ることにした。
由美子が受けるのは、あのアリス・イン・ワンダーランドの主役だとか。
書類審査で合格しちゃったあとの最終審査だそうな。
ジャスピオンは激励するが、由美子が望むのは主役より賞金100万円…。
現実的すぎる話だが、ジャスピオンは努めて明るく用途を振る。
怪我をして働けないパパにあげる…と聞かされたら、ネガティブな想像は吹っ飛んだ。
ということで、会場に到着。
別れ際に、ジャスピオンは銀河バイブルの破片を由美子の手に乗せる。
反応なし…おまじないということにして、ジャスピオンは会場を去った。
邪魔者は消えた、とギョールが目視し、ギルマーザとブリマは行動開始。
ブリマに呼び出され、由美子はギルマーザの前に立つ。
中東風のBGMに合わせて、ギョールが模範演技を示す。
一度見ただけで、由美子は完全にコピーする。
もちろんギルマーザのお眼鏡にかなっただけに即決。
なるほど、書類審査は満月の夜生まれを特定するためね。
ギルマーザが合格を告げるや、ブリマは合宿直行を言い渡す。
パパに連絡を、と弾む由美子をギルマーザは押し止める。
チャリの修理を終えて会場に戻ったジャスピオンは、落選組の女の子たちに出くわす。
由美子が戻ってこないと知らされ、ジャスピオンは乗り込む。
誰もいないが、邪悪な空気が立ち込めている気配をジャスピオンは感知していた。
ジャスピオンは北沢家を訪ねる。
北沢氏は彫刻家だが、右腕を骨折して仕事が止まっていた。
由美子の親孝行は北沢氏には伝わったが、娘を誘拐された悔しさは癒されない。
迂闊に見送ったことを詫びるジャスピオンをアンリが呼ぶ。
アンリが調査したところ、オーディションを主催した劇団は実在しないことが判明した。
ということは、やっぱり…ゴルゴm(違

さてマッドギャラン一味の巣窟…
由美子はブリマとギョールに舞のレクチャーを受けていた。
レッスンの様子を覗き込んで興奮しているコマンダーを由美子は発見する。
由美子はてっきり劇中の兵士役と勘違いして上機嫌。
思いっきり安心している由美子を確認し、ブリマとギョールは目配せしてほくそ笑む。
だが、サタンゴースの咆哮には由美子も驚く。
余計な詮索が始まる前に仕事仕事…2人は由美子を強引に連れ去る。
一方、ジャスピオンは地上を探し、いつの間にやら本栖湖へ。
再三にわたってアンリがダイレオンからの捜査状況を告げるが、どのセンサーにも引っかからなかった。
バリアが張られているとなれば、ダイレオンでは捜索できそうにない。
ジャスピオンは本栖湖一帯の地道な捜査に賭ける。
とはいえ、どこをどう探してよいものやら…
一方、中東風の衣装は由美子のお気に召さないようで…。
ブリマとギョールは主役を嵩に本番を迫るが、踊りのほかに何のレッスンも受けていない由美子は食い下がる。
ギルマーザは踊りだけで結構と切り捨て、由美子はむっとするのだが…
サタンゴースの咆哮に驚いて飛び出せば、コマンダーも大忙しの様子。
ようやく由美子は一杯食わされたと気づくのだが…。
あっさりその場は脱出成功、一気に風穴に飛び込んだ。
追っ手がないので安堵したが、風穴の奥から嫌な風が吹き出してくる。
さらに、悶絶しながらよろめくサタンゴースに鉢合わせ。
無言で気絶…
どんぴしゃりで由美子を探し当てたマッドギャランに被せてアイキャッチ。
ということで、あっさり回収した由美子をマッドギャランは姫抱っこで連れ出す。
サタンゴースの暴れっぷりから、マッドギャランは脱皮が始まったものと判断した。
大至急の儀式開始をギルマーザに命じる。
サタンゴースの悶絶が局地地震となってジャスピオンに察知された。
ならば躊躇の余地なし、ジャスピオンは捜査を再開する。
一方、ギルマーザはパパの命をちらつかせて由美子に舞を強要する。
パパのためなら仕方ない、由美子は舞い始める。
悠然と舞を鑑賞するマッドギャランだが、サタンゴースの寝返りに慌てて祈りを捧げ出す。
祭祀を主催するギルマーザは、大サタンゴースさま三唱とともに短剣を抜く。
ギョールが血を受ける杯を捧げ持つ中、コマンダーが2人掛かりで由美子を取り押さえる。
歩み寄ったギルマーザは切っ先を由美子に向ける。
さあ盛り上がってまいりました…なBGMに合わせて短剣を振りかぶる。
由美子めがけて投げつけられた短剣は、やっぱり飛んできたブレーザーソードに叩き落とされた。
装着済みジャスピオンは人垣の真ん中に飛び降りて蹴散らす。
マッドギャランがコマンダーを放つ間もなく、ジャスピオンは由美子を抱いて飛び出した。
アンリ経由でガービンを呼び、由美子を収納して救出完了。
遅ればせながら追ってきた幹部一同を抜刀して待ち受ける。

ああそういえば、宇宙忍者のうちカとフウが生き残ってましたね…。
ということで、カとフウのコンビネーションと対抗する。
飛び道具を受けながらも、ジャスピオンは意図的に挟み撃ちの位置に立つ。
カの火炎とフウの圧力の同時発射を突いて飛びのき、同士討ちにする。
まとめてぶった切ると、フウは頭を捨てて砲身を取り出す。
カも頭部をはずしてマグマ弾を取り出してフウ大砲に装填する。
威力はでかいが、連射が効かないからかわせばOK。
フウ砲台を乱射してのけ反らせ、マグマ弾にも浴びせて爆破する。
プラズマブレーザーソード準備よし、フウ大砲にコズミックハーレー!
はい、宇宙忍者五人衆これにて全滅。
子飼いの宇宙忍者を殲滅されたギルマーザは怒りをこめるが、マッドギャランは制する。
マッドギャランはサタンゴースの怒りに期待する。
脱皮を邪魔されたサタンゴースは、怒りをジャスピオンにぶつけて八つ裂きにしてくれるだろう。
そもそも脱皮の目的がギルマーザにはわかっていなかった。
超パワーを得るためとマッドギャランは答える。
…説明になってません上正さん…。
ということで、マッドギャランはほくそ笑む。
ようやくジャスピオンが決めポーズを解いたところで激震が起きた。
ジャスピオンは発生した亀裂に墜落した。
着地した洞窟の奥で、サタンゴースが最後のもがきを見せていた。
飯塚声でジャスピオンを罵りながら、サタンゴースの機械体が真っ二つに割れる。
中から出てきたのは、魔獣体の大サタンゴース。
…ぞんざいな造りのラスボスだな…。
まだ固まってないのに活動開始。
一息でジャスピオンを異空間に吸い込む。
中では触手が出迎える。
チョークと発破でジャスピオンを弾き飛ばし、触手の連続攻撃と鼻息で吹っ飛ばす。
採石場に飛ばされたジャスピオンが探しあぐねていると…
稲妻の至近弾を浴びた上で、足元を蔓草に取られて引き回される。
蔓草から電撃を浴びつつも、ジャスピオンはかろうじて蔓草を切り落とす。
やがて崖の向こうから、大サタンゴースが顔を出す。
ならばダイレオン召還。
ところが…呼んでも呼んでもやってこない。
サタンゴースが作り出した特殊空間に放り込まれたことをジャスピオンはようやく悟る。
そうこうしているうちに、大サタンゴースは手を伸ばしてジャスピオンを掴み上げた。
めきめきめきめき…
「見ろ、ジャスピオンめが八つ裂きにされるぞ!」
いや…お前さんこそよく見ろよマッドギャラン…。
あと1人で5人の子供が揃う…ジャスピオンはブレーザーソードを突き立てるが弾かれる。
めきめきめきめき…とうとうブレーザーソードを取り落とす。
大サタンゴースはジャスピオンを口元に運ぼうとする。
…のに、ゆったり四肢をばたつかせる。
大平さんいわく、不完全脱皮のために苦悶しているんだそうです…。
ジャスピオンはメタルテックスーツのゾルエネルギータンクをスパークさせる手を思いつく。
びりびりびりびり…
痺れた大サタンゴースはジャスピオンを放り捨てる。
スーツは解除されたが、ジャスピオンは謎空間からも放り出された。

ジャスピオンは由美子を北沢家に送り届ける。
北沢氏は指が動かせるところまで回復していた。
戯れる親子に安堵しながらも、ジャスピオンは底知れぬ大サタンゴースの力を警戒する。

空間の詳細
出会いの転倒シーンで空間発動。衝突寸前にチャリもろとも倒れるカットで、1コマだけ太腿の奥に白い三角形が写り込む。車のバンパーの陰で、すぐにマフラーの先がガードしてしまうので、ほんの一瞬のこと。

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あるじのその他の分布地
1980年代中盤に活動していた子役。「うちの子にかぎって」のあのクラスにいたらしい。