空間のあるじ
トオルの仲間(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(山本正孝監督/阿井文瓶脚本)
下町の住吉神社では、秋冬限定おしくらまんじゅう開催中。
トオルたちが押し合いへし合いしている…っつーより、はじき出されて戻っての繰り返し
…不意に赤い装束のチビが現れて伺っていた。
主催者の百子が気づいて、トオルにチビのことを問うが、トオルは押し合いに夢中だしガチで知らない。
百子は人垣を抜けて、チビを誘うことにした。
きょとんとするチビの手を取って、人垣に連れて行く。
チビはトオルとカオルに挟まれて、あんこに練りこまれるのだが…
物の数秒で呻きだした。
あ"あ"あ"あ"あ"~!
チビは饅頭から脱出し、印を結んで饅頭を本殿に押しやる。
百子込みで十数人の饅頭は、チビ一人で本殿に押し潰される。
おしくら饅頭本戦どころじゃない圧力で、みんな押し潰される。
百子でさえ悲鳴を上げるほど。
チビが手を引いたところで、全員反動で倒れ込んで解放された。
下手人がチビなのは明白、百子は何者か問う。
「ウリだ~」
加害意識まったくのゼロでチビは得意げに答える。
この特殊能力、トオルは宇宙人だと感じる。
カオルは即刻否定して地球人と同じと答える。
…そりゃまあアシカもイヌも同じネコ目ですから…と何とでも言えます。
百子がいろんな意味で引き止めるのを振り切って、トオルを先頭に男組はウリににじり寄る。
やばい空気を察したウリの目が赤く光ると同時に、男組はウリに飛びかかる。
触れないうちにウリが印を結んで、男組は尻餅を突かされる。
得意げなウリは、とどめの印を結ぶ。
境内の石灯籠が宙に舞う。
さらに鳥居までが宙に舞う…ばらんばらんにパーツに分解するはずですが…。
いろんなものが飛び交い、惨状を前にウりは得意満面で境内を駆け去る。
鳥居や灯篭に仲間が下敷きにも関わらず、救出そっちのけでトオルはウリを追う。
…普通に死人が出てるはずなんですが…

という事件はMACでも察知していた。
ダンはゲンのロディに搭乗して神社に向かっていた。
腕の計測器は、ものすごいエネルギー反応を捉えている。
参道に到達して下車したところに、ウリが駆けてくる。
ウリはゲンをガン無視してダンを見上げて駆け去った。
追ってきたトオルは、ノーマークで見逃した2人に容疑を伝える。
言われてみたダンは計測器を逃走針路に向けて確信する。
現場の救援をゲンに任せ、ダンは単独でウリを追うことにした。
かっちょんかっちょん、ダンの足取りでも、ウリの駆け足に肉薄できる。
追っ手に気づいたウリは、印を結んで威嚇する。
看板や虎バリケードが浮いてるのを確認し、ダンはウリが念動力使いだと確信する。
追跡再開、ウリは本格的に迎撃に転じる。
道路わきのポリバケツや放置自転車はともかく、通行人まで浮遊しだした。
こりゃ洒落にならん、ダンは上空とウリの足元に威嚇射撃を浴びせる。
ウリは自動車を浮かせて反撃する。
もうお仕置きするっきゃない、デュオ!
こちらも時間限定念動力使い、久々に後付け設定ウルトラ念力を発動する。
時間限定なら巨大化星人もねじ伏せるウルトラ念力が上を行く。
ミラーマンが始まりそうな光線が現れて、ウリは印をほどかれる。
逃げを打つウリは路地に逃げ込み、ダンは悠然と追いかける。
助けて~っ! ママーっ!
…と呼ばれたのは…いんやああああああ相変わらず美しい菱見さんなのは当然のこと。
菱見さんと目が合ったダンは愕然とする。
ダンは感動の告白シーンを回想する…BGMは差し替えちゃ駄目でしょうよ…。
ウリそっちのけで、ダンは焼け切れたウルトラアイをポケットから取り出して見つめる。
どんな流れかさっぱり分からないが、草原に移動。
困惑するダンのもとに菱見さんは現れる。
アンヌと確信して呼びかけるダンに対し、菱見さんは静かに首を振る。
状況が全く読めないダン以上に視聴者が困惑する中、菱見さんはダンを無視してウリを呼ぶ。
ウリはすすき原からひょっこり顔を出す。
抱き合う母子を目の当たりにして、ダンはいろんな意味で愕然とする。
親子関係を確認するダンに対し、菱見さんは無言で微笑む。
宇宙人の母とはどういうことか…ダンはアンヌも宇宙人ではないかと疑念を持つ。
菱見さんが答える間もなく、飛び出したウリを追って去っていく。
ダンは一声呼び止める
…妄想ここまで。
暮れなずむ路地裏では、嫌味のように都はるみの「好きになった人」がかすかに流れていた。
事故処理を完了したゲンに呼び止められ、ダンはようやく我に返る。
ゲンはウリの特殊能力を憂慮するが、ダンの頭の中はアンヌで満タンだった。
…いろんな意味で痛々しいエピソードです今回は。
ステーションに戻ってからも、ダンは棒立ちで2時間経過。
面々から事情を問われても、ゲンにも説明のしようがない。
どうもこうもできない空気の中、ダンはぷらっと外出した。

翌日、ダンは菱見さんを探し回る。
あっさり再会。
明らかに警戒して早足の菱見さんをダンは呼び止める。
波止に出て、ダンはセブン最終回からの空白時間を説明する。
地球赴任とともに真っ先にアンヌを訪ねたが、行方は分からなくなっていた。
誰も行方を知らないという。
…そりゃプレイガールですから、キリヤマ隊長やフルハシにも知られてはなりません。
ようやく探し当てたアンヌとあって、ダンは熱く語りかける。
ことごとくスルーして、菱見さんはアンヌではないことをぼそっと告げる。
食い下がるダンに「アンヌじゃないんです」
…じゃあ誰なんですか。
静かに目礼して去ろうとする菱見さんにダンは食い下がる。
が、ゲンから通信が入って猫騙し。
KW203に異常事態発生。
ゲンはウリが起こした騒動だと確信して平文送信…菱見さんにも筒抜けだ。
こわばる菱見さんを前に、ダンは一任を求める。
夜の海カーン!
そんなわけで二子玉川園。
ウリは思う存分遊べそうな無人の遊園地で念力を使い始めた。
軽ーく観覧車を高速回転して急停止。
続いて観覧車を根元から引っこ抜いて叩き落とす。
ゲンはおまけ2名を連れてロディで乗り込む。
ウリはジェットコースター1人貸切を堪能していた。
ゲンたちはのっけから狙撃を試みる。
発砲前に現着したダンが呼び止める。
調子付いたウリの破壊が再開すれば、被害の拡大は避けられない。
相手は子供とダンは止め、相手は宇宙人とゲンは言い
ダンはアンヌの存在をほのめかして情に訴える。
んなこと言われても星人反応は出てるし…とゲンは確認する。
…あーあギロの時と正反対の役回りになってしまいました。
お互いに序盤を自己否定してしまった押し問答の隙に、ウリはテレポートしていた。
コースターもテレポートしてしまったところを見惚れていると、ウリが現れる。
宇宙人メイクが浮き出したウリは、本能のままに念動力を発動する。
コースターの軌条が鼠花火式に炸裂する。
銃口を向けるゲンたちの前に立ちはだかり、ダンは押しとどめる。
ダンはウリと直接対決することにして踏み出した。
そんな修羅場に菱見さんも到着していた。
回旋塔を高速回転させるウリに迫ったダンは一喝する。
「こらっ! 悪戯はいい加減にしなさい!」
聞かん坊の躾には、怖い父ちゃんが必要だ…
そんなやり取りが始まっていた頃、ようやくゲンは菱見さんと鉢合わせする。

ということで、採石場に移ってお仕置きが始まる。
ウリが印を結んで念動力開始。
ダンも杖を放り捨ててウルトラ念力デュオ!
ウリが水道橋をへし折れば、ダンは逆転チェストで復元する。
しかしだ…。
ウルトラ念力は体力を激しく消耗するもの。
ゲンと菱見さんが駆けつけるまでのものの1分ちょいで、ダンは力尽きる。
圧倒的に形勢不利、ゲンは躊躇なく銃口を向ける。
気づいたダンはゲンを制して立ちふさがる。
遅かった…ダンのどてっ腹に命中する。
しまった…ゲンは転げ落ちるダンに駆け寄る。
詫びるゲンを宥めつつ、ダンはウリの真相を菱見さんに問う。
セブンのテーマインストをバックに、菱見さんは実子でないことを静かに明かす。
宇宙人の捨て子だという。
身内は誰もが当然ながら育てることを反対した。
それでも、菱見さんは見過ごせなかった。
この心意気、まさにアンヌではないかとダンは食い下がる。
改めて菱見さんは首を振る。
ただ、菱見さんはウリを立派に育てたかっただけだ。
だがしかし、親心子知らず…。
ウリが無分別に放った念動力は、大岩を菱見さんに直撃させる。
傷を押して菱見さんににじり寄るダンも、気絶して微動だにしない菱見さんも見過ごせない。
お痛が過ぎるいたずら坊主には、鼻っ柱をへし折る強い兄ちゃんが必要だ。
ゲンは2人を置いて走り出す。
印を結ぶ間も与えず、発砲して追い散らす。
逃げ切れないと悟ったウリは、最後の印を結ぶ。
念力星人ウリンガに戻って巨大化。
衝撃で弾き飛ばされたゲンに棘を投げつける。
転がりつつかわすゲンだが、2本の棘が左右に突き刺さり、転がる余地が消えた。
となれば手立てはただひとつ。
レオーッ!

旧OPに乗って戦闘開始。
一気に間合いに詰め寄ったレオに、ウリンガは棘を小刀代わりに突きつける。
ことごとくかわして腹キック。
立て直して突っ込むウリンガを避けながら腹キック、そして捕まえて振り飛ばす。
後転で立て直したウリンガは、懲りて間合いを開けて対峙する。
レオが清掃工場を盾に移動すると、ウリンガは念力ビームを工場に向けて爆破する。
ウリンガは念動力で工場を再生して再爆破。
二度の時間差爆破で、レオは工場の盾を放棄する。
上空に飛び立ったレオは、念力ビームの直撃を受ける。
空中に吊り上げられては、レオになす術もない。
振り回されて地上に叩き落とされる。
よろめいて足腰立たないレオに、調子付いたウリンガが突進する。
レオは横転で直撃をかわし、ボタ山に身を隠す。
探しあぐねたウリンガは、重機やダンプもろともボタ山を念力で放り上げる。
現れたレオに光線を浴びせるが、レオは連続バック転でことごとくかわす。
大ジャンプでウリンガの背後へ。
突撃に気づいたウリンガは、石油タンクに着火して放り上げる。
レオはタンクの直撃を避ける。
タンク2基をかわした後になって、レオはウリンガの念力発動にタイムラグがあることに気づく。
意識を集中している隙に必殺技を叩き込めばいい。
ウリンガの隙を突いて足払い。
新OPに乗って、転げたウリンガをキャメルクラッチ。
転げながら立ち上がった両者が離れる。
ウリンガが集中する隙に、レオは構えて待ち受ける。
念力ビーム発射。
直撃寸前にレオがかわすと、そこにはパラボラアンテナが口を開いていた。
アンテナに反射されたビームはウリンガの顔を直撃する。
吹っ飛んだウリンガは着地失敗、右の膝をしたたかに打つ。
焼けっぱちの特攻を待ち受けて胸にキック。
立ち上がるウリンガを抱いて空中へ飛んで放り投げる。
したたかに尻餅を突いたウリンガは、もはや戦闘意欲を失っていた。
レオはウリが暴れる理由を不意に理解した。
等身大に無理やり縮められている窮屈さがストレスの元なんだろう。
ならば、広い宇宙でのんびり暮らすのがいい。
レオはウルトラマントでウリンガを包む。
人間サイズのウリにいったん戻す。
惨敗に泣きじゃくるウリはママの元に走る。
ここで真市くんが罵るような、雨の中で穴掘りしそうな、コジローが死にそうなBGM流しますか…
菱見さんは無事に目を覚ます。
気絶したダンの銃創にハンカチを当て、ダンの手を取る。
ダンが目覚めぬうちに、菱見さんはウリに歩み寄る。
目覚めたダンはアンヌを呼ぶ。
振り返ろうとした菱見さんだが、思いとどまってウリに向かう。
ハンカチを握り締めたダンは、手を取って去る母子を追えなかった。
母子はレオの手に乗る。
レオは秋空に飛び立った。
あれはアンヌだったのか、確かめる術はなくなってしまった。
平成セブンやSEVEN-Xを見る限り他人の空似だったようですけどね…。

空間の詳細
死屍累々なのに死人なしのシーンで空間発動。画面左上、鳥居の下敷きになっている女の子の膝が開いて、中の白いものがもやっと見える。埃まみれで画面が白いので、決してクリーンに見えるわけではないのが難点。ちゅか、あんだけ動き回ったおしくら饅頭で薄皮が剥けないのはどうしたものか…。


あるじのその他の分布地
毎度毎度のことながら、エキストラじゃな。。。