空間のあるじ
林田明子(演・持田美保)
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おおざっぱでもないあらすじ(辻理監督/上原正三脚本)
とある砂浜に姉妹が佇んでいた。
妹は姉の復帰を待ち望んでいたが、姉は栄光の日々を呆然と思い起こす。
不意に空が暗転し、沖からサイコが呼びかける。
姉は声に引きずられて海に踏み込む。
妹は引き止めに走るが、姉の姿は波間に消えた。
途方に暮れる妹が泣きじゃくる頃、いつものジムニーが走ってくる。
電は妹の話を聞くや、海に飛び込む。
しかし、電がいくら潜っても、姉の姿は見つからなかった。
…アイドル歌手林田佐世子の死は、謎を孕んだまま広まった。
だだだだー・だだだだだっ・どーん!
佐世子の遺体はポルターのラボに収容された。
数倍のサイ能力がある佐世子に幻夢声帯を移植する手はずが整っていた。
この声帯を使えば、その声はまさに…引っ張るな…
佐世子はデビューの初っ端からヒットチャートを席巻したトップアイドルであった。
なのに、声が出なくなる奇病に襲われて1週間が経過していた。
佐世子の死を自殺と勘ぐるのもむべなるかな…。
改造手術を受けながら、佐世子は死の瞬間を思い出す。
「もう一度歌いたければ海へ入れ」と囁いた奴がサイコだとは知らない。
ただその声に従ったまでのこと。
仕上げの声帯を示しながら、ポルターはレクチャーする。
もう一度スポットライトを浴びるのだ。
アイドルではなく、マドーの宣教歌手として、な。
神になれ、悪の神に…とポルターは言い含める。
サイボーグとして甦る佐世子には、反抗する意志など微塵もなかった。

サプライズのカムバックコンサートが開かれた。
シルエットの佐世子が何者か、観客は疑問を抱きながら演奏開始を待つ。
司会者の美辞麗句に続いて、佐世子の名が告げられる。
驚きの声の中、佐世子に再びスポットライトが降りる。
死亡報道からの大逆転、ざわめきが拍手に変わる。
アイドル路線から大変化、ギター一本で佐世子は「まぼろしブルース」を歌い出す。
ありがちなブルース調の、どよんどな歌詞の暗い音楽がホールに広がる。
その頃、電は珍しく鈴木モータースでバイクの整備中。
明はテレビに佐世子が出ていることを告げに来る。
死亡報道を受けて信じないと思いきや、千秋は一瞬で目の色を変えてテレビに走る。
救出に失敗した当事者は、ありえないニュースに当惑する。
お茶の間では、あまりのイメチェンに千秋が微妙な反応。
千恵も以前のアイドル時代を懐かしんでいた。
お茶の間に入ってきた電は、テレビの佐世子に疑問を抱く。
まぼろしブルースを聴くうちに、電は妙な気分を覚える。
「妙な気分」とは…一般的には千秋を押し倒したくなる衝動ですが上正さん…
何かに体ごとぶつけたくなる衝動…ああやっぱり千秋の服を破りたくなる衝動ですか。
…なわけないな、ゴールデンなんだから。
電がむらむらを発散する前に、明が真っ先に発動した。
おもむろに軟球を投げて窓を割る。
速攻で怒りだす千秋の声を聞いて、明は不意に我に返る。
明自身が何が何だか理解していなかった。
千秋と千恵には異変は起きないまま演奏は終わった。
電は異様なものを感じ取る。
案の定、夜になって異変は発生した。
佐世子のコンサートを聴いた少年少女が各地で暴力事件を引き起こした。
車を壊す者、自分の縫いぐるみの首をもぐ者、大なり小なり荒れていた。
まぼろしブルースは爆発的に売れた。
グランドバース。
ギャバン隊長にも通信を開いて、リリィに曲を聞かせる実験を試みた。
リリィの感想も、「もうどうにでもなれ」という感じになったという。
電はこの曲が多発暴力の元凶と確信する。
一度死んだ人間が生き返るのもおかしな話だとギャバンも考える。
臨死からの生還が高確率で発生するわけもない。
裏にはマドーがいると結論づけた。

電はコンサート会場を探る。
人気者特有のファン殺到に佐世子は迎えられる。
マネージャーが人垣を防いでいる隙に、小次郎さんは強引に握手を成功させる。
感激してる隙に、マネージャーは小次郎さんをひょいと抱えて分離させる。
大の大人を軽々と、電はマネージャーが只者ではないと見切る。
ええ、スリムになったものの、元ゴキブラーですから。
電はマネージャーの正体を暴こうと動き出す。
が、背後で海坊主がマークしていようとは気づかなかった。
電はホールに乗り込む。
扉が閉まり、スポットライトがともる。
ライトの目くらましに紛れて飛んでくる爆弾を避ける。
マドー剣を手にスタッフが襲撃してきた。
2人を返り討ちにすると、階段状からの視線に気づく。
本命のマネージャーだった。
逃げ出すマネージャーを追って屋上へ。
マネージャーは行き止まりの格子戸の手前で消えた。
電が辺りを探っていると、透明化した魔怪獣が先制してきた。
魔怪獣は放り捨てた電を追ってフォールしながら実体化する。
実体化したマボロシビーストに電は飛びつくが、マントを残して消える。
マントにチョークされつつぶん回される。
振りほどけばマボロシビーストに実体化。
飛び込むマボロシビーストをジャンプでかわしつつ赤射。
反撃を透明化でかわし、クライムバスターの一撃を飛んで逃げていった。
やはりマドー、とシャリバンは吠えるが、要は逃げられたのです…。
だだだだだっだ!

電は明子と一緒に佐世子のアパートを訪ねた。
生命反応なし…明子はひどく落胆する。
電はまた来ればよいと慰める。
明子は縫いぐるみを残して立ち去る。
だがしかし、明子を送るジムニーを佐世子は屋上から監視していた。
佐世子はベランダから部屋に戻る。
明子の縫いぐるみに気づいた佐世子は即座に取り上げた。
凝視する隙に、潜伏していた電は明かりをつける。
詫びる電を振り切り、佐世子は電話を取る。
電は「君の方が困るんじゃないか」の一言で佐世子を止める。
電はマドーに佐世子が操られていることまでは読めている。
その先までは知らない電は佐世子の情に訴える。
明子から聞かされたエピソードを振って明子を思い出させる。
怖がりの佐世子は、明子の添い寝がいつもの習慣だったはず。
それが、事件以来の一人住まい。
明子にも会おうとしない。
そこで、明子は縫いぐるみをせめてもの慰めに、と置きに来た。
佐世子は猫とも熊ともつかない縫いぐるみを抱き上げる。
そこで電は真相を聞き出して、マドーの企みを明らかにしようと迫る。
涙ながらに、佐世子は語り始める。
サイコの邪魔立てが早かった。
雷鳴と共に現われたサイコの幻は、佐世子をワイヤー一本で吊り上げた。
電は佐世子に取りすがるが、あっさり振り切られて佐世子は窓の向こうへ消えた。
深夜の街には佐世子の気配はない。
あの窓この窓に、佐世子の歌に踊らされる青少年がどれだけいることか…
電は身を凍らせる。
案の定、日野家(違
俊介(違は母さんからヘッドホンをもぎ取られる。
夜食+小言にぶち切れて、夜食をぶちまける。
そしてイエローターボ…ではないのでBボーガンではなく金属バットを振る。
もっと年長の奴らは、珍走団を組んで交番に手榴弾をぶち込んで爆走する。
ポルターの思惑通り、日本中の青少年は一気に荒れ果てた。
この効果にはガイラー将軍も絶賛する。
さらに増員を持ちかける将軍…はガン無視された。
サイコは明子を「やる」よう命じる。
何をやるんでしょうか…?

下校中の明子を呼び止めたのは、もちろんバラバラギャル。
ポルターは佐世子をダシにして明子をスカウトしようとする。
明子も歌手になれば、佐世子と一緒に仕事ができる、と。
ポルターは自信なさげな明子を篭絡しようと口車を回す。
それを制する声が響いた。
佐世子が現れ、明子の手を引いて走り去る。
ポルターは不穏な予感を感じ取る。
佐世子の猛反対が明子には理解できない。
一緒になれるチャンスと吹き込まれた明子は、歌手になる決意を固めていた。
佐世子もまた明子と一緒にいたいと本音を出す。
それがかなわない事情を明子は問い詰める。
佐世子は明子の前で一回転…
ダークQ…
愕然とする明子に佐世子は本心を告げる。
明子に累が及ばないようにと突き放したのだった。
明子は佐世子に縋りつき、佐世子も抱き締める。
佐世子はマネージャーの視線を検知した。
明子の手を引いて再び逃げ出す。
マネージャーが先回りで待ち受けていた。
2人に迫りながらマボロシビースト化。
2人に到達する直前に電が飛び出す。
マボロシビーストを転がしたところにファイトローが沸いてくる。
格闘しつつ2人を去らせる。
ファイトローに構う隙に、マボロシビーストは矛を投げつける。
紙一重でかわしながら赤射!
「スパーク! シャリバン」をバックに名乗りの儀と赤射プロセスをもう一度!
マボロシビーストはファイトローをけしかける。
続々となぎ倒して大将戦へ。
ダブルのキックはマボロシビーストが耐えて弾かれる。
接近戦はマボロシビーストがバックを取って投げ飛ばす。
放り捨てられながらも、シャリバンはクライムバスターの至近弾を浴びせる。
サイコは幻夢界を開かせる。
モトシャリアンで乗り込むシャリバンは1個戦闘機隊に歓迎される。
撃墜された地上にマボロシビーストの姿はない。
探しあぐねていると、マントが迫ってきた。
実体化とマント化を繰り返し、マボロシビーストはシャリバンを翻弄する。
マントも絡みついたり楯になったり、時には発破を放ったり。
第2ステージに飛ばされたシャリバンは、ようやくマボロシビーストを捕まえる。
お互い殴り合いのドツキ合い。
マボロシビーストを元のステージに放り捨てると、援軍に戦艦が沸いて出る。
艦砲射撃をかいくぐりながらグランドバース召還。
戦闘機隊を殲滅してから駅弁ロボに変形、また戦闘機隊を撃墜して戦艦を撃沈する。
地上戦再開。
第3ステージの巨大CDの飛び石にて、シャリバンは抜刀する。
発動前の抜刀から、勇壮なレーザーブレードのテーマに乗って斬り合い開始。
まだまだマボロシビーストは変幻自在に動いてシャリバンを圧倒する。
ならば発動レーザーブレード!
急に怯んだマボロシビーストは、やけっぱちの特攻に出る。
ざくざく切り裂いて、シャリバンクラッシュ!

電は明子を連れて砂浜に行く。
打ち上げられた縫いぐるみとデビューアルバムに明子は気づく。
拾い上げながら、やはり佐世子が海に召されていったことを思い知る。
電は明子の肩に触れつつ黙って慰める。
それでも明子の涙は止まらない。
電は第二第三の林田姉妹が現れないように、マドーを打倒する誓いを秘めて去る。

空間の詳細
長らく残念空間に入れていたラストシーンで空間発動。縫いぐるみとレコードを拾い上げにしゃがんだ瞬間、ぽちゃぽちゃの太腿の奥に赤いブルマがちらっと見える。さらに右脚の奥には、ソックスではない白い影が…。スリップなら残念、赤ブルからのハミパンならラッキーかもしれない。

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あるじのその他の分布地
・超新星フラッシュマン#24「オカルト夏休み」(1986年)
こちらでもスク水からのハミパンをご披露しているこのあるじ。3年でさすがに高学年~中学生らしい女体に変貌しているが、ちっちゃい頃のぽちゃぽちゃ感は言われてみれば残ってる。