空間のあるじ
ヒロコ(演・伊東ひでみ)
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おおざっぱでもないあらすじ(田口勝彦監督/島田寛之・山崎久脚本)
相変わらずひもじひもじいクモンデスは、書割城で痰を絡ませつつ血が欲しい~!
ということで、水晶玉にターゲットを映す。
正夫に進にタケシ…懲りずに激ムズな面々じゃありませんか。
それはクモンデスにも分かりきっていること。
最大の障害、月先生を映し出す。
吠え面かかせる気満々で次の作戦を練り上げるのだった。
はい閉門。
ということで東西学園は下校時間。
正門で見送る用務員さんだが、校庭からのサッカーボールを頭に食らってひっくり返る。
やっちまった正夫はタケシと一緒に用務員さんに駆け寄る。
進からバケツ一杯預かってばしゃ~っとな。
ぶるぶるしながら用務員さん復活。
おちょくりながら正夫たち脱兎…。
3人は路上サッカーを続けながら寄り道先を探す。
が、空地にはでかでかと立入禁止の立て看板…がっくし。
愚痴る3人を月先生はからかいつつ耳を掴む。
用務員さんに侘びがはいってないじゃないか…3人こっそり逃走。
本音を言えば元気で結構、月先生はとりあえず釘を刺して退散した。
とはいえ、3人は思いっきりサッカーができないまんまで悔しい。
正夫はタケシをけしかけてロングシュートを打たせる。
ここは高野くんがチャリでズザーしちゃったあの急坂…やめとけよ。
タケシはボールをトスしてボレーキックを放つ。
ところが、ボールは宙に浮いたまま。
一回転してタケシは正夫もろともひっくり返る。
3人が浮いたボールに唖然としていると、ボールはぽとんと落ちて転がりだした。
3人は慌ててボールを追う。
だから高野くんがざくざくになった例の急坂…走らせんなよ…。
それでも追いついた3人の前で、ボールはまた宙に浮く。
正夫の腕をかいくぐり、ボールは脇のほら穴によろんよろん吸い込まれていく。
3人はほら穴に潜り込む。
暗さに逃げを打つ進を正夫は引き止める。
「俺だって怖いんだからな」
なるほどね。
浮いたボールに招かれて、飛び込んだのは…
遊園地。
何が何だかわからない3人の前に魔術師が現われてボールを受け止める。
思いっきり飯塚声の魔術師は、ここで思いっきり遊べる許可を出す。
魔術師は3人御指名で、ボールに案内させたという。
そりゃあなたならこの3人よくご存知でしょうよ。
タケシはほら穴の中に遊園地があること自体が解せない。
魔術師は疑問に答えず、この遊園地が3人のものと煽り立てる。
正夫はほんとかどうか試そうと魔術師に迫る。
魔術師はマントを振ってテーブルを指す。
豪華なランチがセッティング済み。
疑う進をよそに、タダより安いものはない正夫はがっつく。
あああ契約成立の花火が上がっちゃいましたよ。
クモンデスは皮算用しながらほくそ笑む。

一方の職員室…。
3人の捜索が始まっていた。
例によって正夫の母ちゃんに泣きつかれた管理職、用務員さんに校内巡視を炊きつける。
あちこち電話した旗野先生は、目撃者なしと判断する。
教頭先生は誘拐を心配する。
正夫の母ちゃんは泣き出すし…進の母ちゃんじゃなくてよかったですね。
旗野先生は教頭先生に詰め寄り、母ちゃんたちの不安を煽る教頭先生を責め立てる。
とっぷり…
月先生は夜になっても外回り。
あ~あ泣いちゃった…
3人にもしものことがあったらどうしたらよいのだろうか。
月先生らしからぬ、苦しい時のアンドロメダ大王様に救いを求める。
ところが、頑固親父のはずのアンドロメダ大王様はあっさりと答える。
弱気な月先生を叱咤激励する突き放しをかます。
それでも落胆する月先生に突然の雨…でもしょっぱい!
バルのもらい泣きでした…。
なんだ、バルの声色かと月先生は気づく。
とはいえ、もらい泣きのバルを見てると月先生もふえええ~ん…
…………
そんなこととは露知らず、3人は遊園地をエンジョイしていた。
が、乗っていた回旋塔は急にスピードアップした。
ゼノンドルガブラーのせいです。
高速回転からクモンデスは急停止させる。
3人をここで頂く気はない。
3人を使って餌をどんどん連れ込ませることにした。
ということで、3人に催眠術を施した。
これでクモンデスの意のままに操られるはずだ。
………ということで、紙芝居で次の朝。
立ったまま背中合わせで寝ていた校長先生と教頭先生に用務員さんは唖然。
ぶっ倒しておいて、無事発見の第一報。
ただし、3人を捜索する月先生を、だそうで、ぬか喜びの管理職は逆ギレする。
そんなわけで、月先生を発見した旗野先生は、月先生の嘆き節に付き合う。
川に身投げまで言い出す月先生に、旗野先生は止めるどころかご同行を志願する。
あ~あ見ちゃおれんと、バルは五本松の陰でがっくりする。
こりゃ特殊能力をフル発揮するしかなさそうだ。
バルは空から捜索する。
何やら怪しい霧が地上に立ち込めていた。
クモンデスの仕業と見て、ほら穴の前に着地する。
クモンデスを罵り煽っているうちに、ほら穴からのほほんと3人が現われた
…ってことに気づかないバルでありました。
鬱々と多摩川沿いを歩いていた月先生と旗野先生は、いつもと変わりない3人と鉢合わせする。
旗野先生は大目玉を食らわせたつもりだが、正夫はよもや一晩囚われていたとは気づいていなかった。
月先生も声は大きくしたものの、無事で何より、3人を学校に向かわせる。
これで表面上は事件解決…なのだが、相変わらずバルは叫んでいた。
さすがに話が進まないので、バルはほら穴に念動力を飛ばす。
しょうがないな…クモンデスは期待にこたえて現われた。
クモンデスはバルをけちょんけちょんにおちょくり、バルは怒ったのである。
いきなりクモンデスのペースに巻き込まれて戦闘開始。
クモンデスはバルの背後にテレポートする。
杖で一発殴りつけて、鞭を首に巻いて引きずり倒す。
バルはあっさりダウンするのである。
それでも、月先生へクモンデス出現をテレパシーで伝えることはできた。
月先生は、旗野先生と3人が気づかないうちに茂みに隠れる。
アンドロ仮面~ロー!
面々が気づいた頃には、アンドロ仮面は現場に飛んでいた。
御大書下ろしのアイキャッチ絵もよく見ると怖いよぅ…
ということでアンドロ仮面はCM明けに現着。
お互い啖呵を切りあって対峙する。
クモンデスの杖をかわしながら戦闘開始。
クモンデスの手首を取ってキックが入る。
クモンデスは鞭を伸ばして手首を取る。
引っ張り合いは互角。
間合いが詰まると、アンドロ仮面はクモンデスを放り投げて鞭を解く。
クモンデスは蜘蛛の巣を吐いてアンドロ仮面を取り囲む。
慌てるアンドロ仮面だが、ハイジャンプで蜘蛛の巣を飛び越えた。
着地した時、すでにクモンデスは姿をくらませていた。
アンドロ仮面は3人が狙われていることを確信する。

部屋にこもった正夫を見て、母ちゃんは安心する。
ところがどっこい、正夫は招待状をいっぱい書かされていた。
サッカーボールが跳ね、正夫の机に乗る。
正夫は招待状をボールに貼り付ける。
クモンデスのコマンドに従い、ボールは正夫の部屋を飛び出した。
ボールはクラスメイトの家を次々に訪問する。
「今日は月先生の誕生日、月先生がご馳走してくれる。先生の所に来い 正夫」
ホールインワン祝賀会かよ…。
使命を終えたボールは魔術師の手に戻る。
魔術師は皮算用。
月先生の屋敷に来た生徒の血をことごとく吸い尽くしてやる。
虎穴に入っても虎子を得る確率は格段に低いのでしょうけどね…。
それに、今回ボールが呼んだ新入りは僅か3名。
一方の月先生は、ホラ穴を監視しつつ、クモンデスの通過を待ちわびる。
ところが、バルがテレポートして、生徒の集合を伝える。
なぜ下宿へ? 月先生、声が裏返ってますが…。
ということで、下宿…
玄関前で生徒たちが待ちわびていると、クモンデスは堂々と正門から現われた。
逃げを打とうと卯駿河、クモンデスは正面にテレポートしてくる。
またも蝋燭を見せ付けながらの催眠術。
古株3に加えて新入り3に催眠術が掛かった。
クモンデスは月先生に勝利宣言する。
え~と、1クラス最大40人として、まだ6分の1も催眠かけてませんが。
まあ何にせよ、クモンデスはマントを翻して姿を消す。
そんな折に、月先生とバルは帰ってきた。
下宿周りに気配なし。
バルは戸締り忘れた窓を開けて異変を目視する。
窓枠いっぱいにメッセンジャー大蜘蛛が網を張って手紙を吊り下げていた。
要は、クモンデスからほら穴にお誘いの手紙。
してやられた月先生は愕然とし、上級平和監視員の責務にかけて救出を誓う。

クモンデスは6人をほら穴に招き、さらに最下層の蜘蛛の巣牢に落としこむ。
目覚めた6人は怯えながらも、蜘蛛の糸を引きちぎろうとする。
…そんなんで千切れる荷造りロープではないわ。
クモンデスは蜘蛛の巣の外側から目的を公開する。
吸血鬼と知った正夫は泣き落としに掛かる。
クモンデスは逆に正夫を最初の餌に指定した。
ひいい~ 6人は月先生に救いを求めて叫ぶ。
それはそれは、クモンデスも月先生の始末をつけたいところ。
トラップも用意してるしな。
ということで、月先生の実況を6人に見せ付けるために水晶玉召還。
水晶玉に移った月先生の姿を見て、6人は声を張り上げる。
届きました。
月先生が地下の声を聞き取った途端、床が割れて墜落する。
月先生を落としながら、クモンデスは捕縛の糸を浴びせる。
蜘蛛の巣牢の前に落ちてきた時、すでに月先生はぐるぐる巻き…。
牢に駆け寄る月先生を引き戻しながら、クモンデスは勝利宣言。
月先生の目の前で、生徒を一人ずつ吸い殺してやる…とか。
ということで、クモンデスは予告していた正夫ではなくヒロコを捕まえる。
話が違う…ヒロコを目一杯怯えさせながら、クモンデスは月先生をじらす。
クモンデスの思惑通り、月先生は身代わりを志願して叫ぶ。
それが思惑もの、クモンデスは嘲笑う。
ところがだ。
バルがいきなり降ってきた…落とし穴の始末はしとこうな。
まともにバルに踏んづけられて、クモンデスはぶっ潰れつつヒロコを離す。
バルは月先生の拘束を解きにかかる。
とんだ邪魔が入って計画はおじゃん、クモンデスは火薬玉を投げつけて退散した。
6人をバルに任せて、月先生はクモンデスを追う。
月先生を待ち受けて羽交い絞めにするクモンデスに、月先生は肘打ちを放って振りほどく。
それでは、アンドロ仮面・ロー!
クモンデスのよくわからない蜘蛛の巣2枚を破って戦闘開始。
杖をかわして正拳突き、それに対して鞭を首に巻きつけて力比べ。
アンドロ仮面は手刀で鞭を切る。
変身コンパクトをかざして閃光を浴びせる。
長い長い照射に耐えかねて、クモンデスは姿をくらました。

月先生が牢に戻った時、バルは牢破りを完了したところだった。
月先生と6人は互いに無事を喜び合う。
それではバルの呪文で地上にテレポート。
速やかに帰宅を促す月先生だが、遊び足りない6人は食い下がる。
問答無用、宿題終わってない奴は廊下に整列、嫌なら校庭1000周!
割の合わない商談から6人は慌てて逃げ出した。
何だかんだで無事(?)解決、月先生は上機嫌で帰るのだが…
何だかんだで骨折り損だった方は、月先生を吸い殺そうと悶々するのであった。

空間の詳細
ご招待シーンで空間発動…見たくなくても発動してるの!
招待状を一読して立ち上がる瞬間、ぱっつんぱっつんのワンピースから白い逆三角形がモロ出しになっている。

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・帰ってきたウルトラマン#10「恐竜爆破指令」(1971年)
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