空間のあるじ
逃げる縁日の客(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(深沢清澄監督/阿井文瓶脚本)
八幡様の夏祭りだ!
放課後どきになって、露天にはお客がちらほら集まりだす。
お面売り…タロウお面はしっかりと、下段の某変身忍者お面はさらっと見切れてご紹介。
おかめお面の男の子とすれ違った健一は、竹雄を縁日に誘う。
竹雄は帰って勉強と素っ気ない。
健一はからかうが、竹雄はうんと勉強して東大行ってお父さんみたいな社長になるそうな。
…東大とは社長ではなく小役人になる学校です。
そんな話がかみ合わない道すがら、小学生に絡むdqn中坊3個に出くわした。
竹雄は目を逸らして知らぬ振りを勧める。
健一も目を逸らすが、小学生の泣き声に耳を奪われる。
中坊が小学生から奪ったタロウお面を無造作に放り捨てる。
もちろんタロウお面は健一の足元へ。
タロウお面を拾った健一から、竹雄は嫌な予感を覚えるのだが…
嫌な予感的中、全視聴者のエールを受けて健一は啖呵を切る。
…ブラウン管のあっちとこっちではボコられることもありませんし。
逃げを打つ竹雄そっちのけで、健一は3個に挑みかかる。
払っても払っても3対1。
勝てっこないのが読めていた竹雄は無駄な努力に舌打ちする。
やがて、紙芝居屋が通りかかった。
紙芝居屋の一喝だけで、3個は一目散に逃げ出した。
紙芝居屋が健一を抱えていると、竹雄の方から先に「父ちゃん」とネタ晴らし。
父ちゃんは健一を見捨てた竹雄を責める。
だがしかし、竹雄は学校で教わった喧嘩不当の道徳を振りかざす。
それはともかく、中坊に勝てっこないという一言に父ちゃんはガチでカチンと来る。
何だか非常に気まずい雰囲気を察した健一は、強がって見せようとする。
そんな折に、光太郎と北島が乗ったウルフがやって来る。
健一のボロボロ振りを見咎めた光太郎に「転んじゃった」と取り繕う。
タロウお面を小学生に返しつつ、卑怯者への道から救ってくれたタロウに感謝する。
紙芝居屋はZATが八幡様あたりをパトロールしてるとあって少々心配する。
いやいや日常のパトロール、お祭会場に怪獣が出たら困るし。
ということで、紙芝居屋は健一を八幡様に誘う。
どこが社長なのか驚く健一に反し、真相がバレた竹雄は陰に隠れる。
それはともかく、健一は紙芝居が好きなので即答する。
北島は紙芝居を懐かしがるし、光太郎はテレビ世代をアピールして若作り。
紙芝居屋は自作のオリジナル紙芝居を披露してるとあって、北島は感心する。
そんなノスタルジックな面々の中で、竹雄だけはリアルにしょげ返る。
真相を知った健一が笑いものにしてるものと竹雄は被害妄想。
気にしてない健一は、むしろ紙芝居を低く見る竹雄に閉口する。
竹雄は白鳥"船長"の息子にわかりっこない庶民の不満を垂れる。
そもそもタロウを気取って無茶をした健一のせいでこの始末…
むくれる竹雄に軽く謝りながら、健一は竹雄の手を引いて八幡様に向かう。

そんなわけで、猫八師匠入魂の八幡様由緒記「妖怪むかで伝」の始まりだよ
 見渡す限りの原っぱに村ができた。
 そんな村に、大きな山を七巻き半する大むかでが住み着いた。
 大むかでは毎年1人の人身御供を求めてきた。
健一は嫌がる竹雄を無理くり連れて訪れた。
ぶすくれる竹雄は置いといてむかで伝再開。
 旅人が事情を知ってむかで退治を買って出る。
 旅人は大弓をこしらえてむかでの山に向かう。
 むかでは火を噴きながらあざ笑う。
むかでになりきった猫八師匠入魂の変顔に約一名を除いて大爆笑。
この約一名、空気読めずにやさぐれて悪態をつく。
ところがだ…師匠の物まねに合わせて、空が急に掻き曇る。
狛犬さんの目が光って、薄闇はあっという間に晴れたのだが…
根拠はないが何でもないことにして、紙芝居の続きだよ。
 旅人は矢を放つ。
 神通力の籠もった矢に撃たれ、むかでは天に跳ねて悶え苦しむ。
…はずだったのだが…
山が割れてムカデンダーが覚醒した。
ムカデンダーは八幡様にまっしぐら。
境内はあっという間にパニックとなった。
紙芝居のお客たちはしゃがみ込んで動けない。
師匠はムカデンダーの気を引き、その隙にお客の避難を竹雄に託す。
無謀もいいところ、竹雄は引き止めるが、師匠は飛び出していった。
竹雄はそれでも父ちゃんを案じて追いかける。
父ちゃんは本殿に駆け登り、大矢を槍にしてムカデンダーに立ち向かう。
ムカデンダーの足元で大矢を振り、参道から脇に引き付ける。
小馬鹿にしつつ見下ろしていたムカデンダーだが、触手を振って威嚇に転じる。
かわし損ねた父ちゃんは尻餅を突く。
それでも立て直して大矢を突き出す。
ムカデンダーはにべもなく触手で振り払う。
まだまだ、父ちゃんは食い下がる。
竹雄は勝てっこない父ちゃんに退避を促す。
そかしその一方で、健一の避難勧告には乗れない。
何だかんだ言いながら、父ちゃんを放っていけない。
そんな中、ようやくウルフが到着した。
健一に状況を説明された光太郎は誘導を北島に託し、現場に向かう。
銃撃しながら詰め寄る間に、ムカデンダーは綿飴を吐いて父ちゃんを絡め取る。
絡め取られた父ちゃんに本命の火炎放射が襲い掛かる。
至近弾で大火傷。
たまらず竹雄と健一も父ちゃんに駆け寄る。
威嚇射撃でのけ反らせながら、光太郎は父ちゃんを抱え上げる。
3人がかりで木陰に匿ううちに、ムカデンダーは本殿を踏み潰す。
誘導を終えて増援に来た北島に父ちゃんを託すことにした。
朦朧とした父ちゃんを竹雄は呼ぶ。
父ちゃんは手を差し伸べる。
自業自得の大火傷を責め立てる竹雄に父ちゃんは言い聞かせる。
男には、自分の損になると分かっていても、人の為に働かなきゃならん時があるんだよ
気絶しかける父ちゃんを竹雄は呼び止める。
父ちゃんが死んだら一人ぼっち…
父ちゃんはそんな時こそ逃げないのが男だと訴えながら気を失う。
もう限界、北島は父ちゃんを背負う。
光太郎は竹雄を病院に促すが、竹雄は拒絶する。
ムカデンダーが倒されるのを見届ける。
竹雄がムカデンダーを仇と認識しつつアイキャッチ。

ということで、ホエールに相変わらず主翼がねじくれたコンドルがついてきた。
攻撃開始。
例によって例のごとく、百発百中なれどいかんせん火力が…。
連射連射でムカデンダーの足が止まった。
それではZAT恒例珍作戦発動、今回は「首吊り作戦」
ホエールとコンドルをチェーンで結節し、くりんと一巻き。
あとは2機で引っ張るだけ。
ムカデンダーはずるずる引っ張られてバックする。
作戦順調…と思ったら、光太郎が異変を察した。
ムカデンダーは自らの意志で首ちょんぱ。
跳ね上がった首から空中でチェーンがすっぽ抜ける。
落下した首をボディがキャッチして元の木阿弥。
…ムカデに自切能力なんてありません…
これじゃあ何回吊ってもすっぽ抜けるだけ。
破れかぶれの銃撃に転じるのだが…
すれ違いざまに触手でぶっ叩かれて2機とも恒例のアレ…。
ムカデンダーのヤロー、落下傘に火炎放射しやがりますか。
こんな時に着火してしまうのが南原の宿命…副隊長にキャッチされて墜落は免れた。
定員の2倍で増速した落下傘にムカデンダーが突っ込む。
光太郎は援護射撃でムカデンダーの気を逸らす。
ムカデンダーは光太郎に照準を買えて突進してきた。
思う壺と光太郎は考えたが、ああここで健一と竹雄が駆け寄ってしまう。
2人を逃がす間もなく、ムカデンダーは火炎放射を放ってきた。
踏み止まってかわした、退避命令。
健一は手馴れたもので駆け出したが、竹雄はあっさり倒れ伏す。
光太郎が竹雄を抱えて、何とか草むらに退避した。
目標を見失ったムカデンダーは町に向かう。
ZATは阻止の銃撃を始めたが、いかんせん…
光太郎は触覚を破壊すればいいと考えたが、果たして方法は…
光太郎は先回りに飛び出した。

そんなわけで、光太郎は火の見櫓によじ登る。
ガスタンクを尻尾でサーブしながら遊んでるムカデンダーが正面に来た。
右の角を狙撃…成功!
しかし、よろけながらも立て直したムカデンダーは、火の見櫓に綿飴を放つ。
光太郎が拘束されたところで、ムカデンダーは火の見櫓をへし折ろうと叩きつける。
さあて救出の好機を待つZATのもとに、招かれざる健一と竹雄が到着する。
2人を止めているうちに、待ちに待った森山がスプレー銃と新さおりさんを届けに来た。
これを光太郎に届けたいのだが…
上野が志願するが、見つかればおしまいだ。
そこで健一が志願する。
めっちゃ知り合いながらめっちゃ民間人、副隊長は躊躇する。
そうこうしてる間に、ムカデンダーが迫るのを新さおりさんが察した。
とうとう副隊長が健一にスプレー銃を…竹雄が横取りして飛び出した。
囮の援護射撃の隙に、竹雄は火の見櫓を登り切る。
固縛された光太郎に溶解スプレーぷしゅ~。
自由になった光太郎は感謝するのだが、ムカデンダーは根っこから火の見櫓を引き抜いた。
触手で殴った末に放り捨てる。
空中にてタロ~ゥ!

竹雄を地上に降ろす隙を突いた体当たりから戦闘開始。
突き飛ばされたタロウが立て直す間もなく、ムカデンダーは踏み躙る。
足を抜いて組み付いたタロウの膝裏にかじりついて引きずり回すツインテール戦法。
足払いで脱したタロウは、キックで首を吹っ飛ばす。
逆に頭部と胴部の挟み撃ちを食らう。
胴部の拘束を抜け出したタロウは、胴部と頭部の結合を待ち受ける。
首を踏んで転がして、再び首チョップで分離する。
今度はタロウの制御下での分離、頭部を捕獲したタロウは頭部だけを殴打する。
頭部にコントロールされた胴部は、頭部のダメージを受けて右往左往する。
とどめのチョップで胴部は気絶。
タロウは頭部を空高く投げ捨てる。
胴部は本能だけで追いかける。
光線で頭部を撃破、墜落する胴部を待ち受けて粉砕した。

後日…
公園に立つ父ちゃんに向けて竹雄が真っ先に駆け寄った。
列に割り込んでくる馬鹿発見。
竹雄は拍子木を健一に預ける。
竹雄は馬鹿に抗議する。
やる気満々の馬鹿に竹雄は組み付く。
驚く健一だが、父ちゃんは放置する。
今度は南原とパンダで通りかかった光太郎。
予想外の取っ組み合いを一喝するものの、拳を握って竹雄の健闘を讃えた。


空間の詳細
ムカデンダー出現直後シーンで空間発動。逃げる観衆が縁日の屋台を踏み倒して走るところで、画面を横切って現れるのが、パパに抱っこされたお嬢ちゃん。ワンピの裾から白いもののサイドがちょろっとはみ出している。。


あるじのその他の分布地
いつものことながら、エキストラじゃな。。。