空間のあるじ
三平の友達(演・白村奈保美?)
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おおざっぱでもないあらすじ(田口勝彦監督/伊上勝脚本)
片田舎に「河童屋敷」と呼ばれる洋館があったげな。
河原家の母息子が2人で住んでおったげな。
で、三平は仲間を屋敷に招待して遊び呆けていた。
母ちゃんはお仲間を丁重に迎える。
ただし、三平には真顔で「あのお部屋に近づけてはなりませんよ」
三平も威勢よく返事する。
母さんが去ったところで、お仲間は河童屋敷の謎を問う。
あの部屋の件では散々母さんに脅されている三平は拒否るのだが…。
開けました…
蜘蛛の巣まみれの物置をかき分けて入ってみると、奥の納戸が勝手に開く。
中には河童の像が突っ立って、3人は震え上がる。
銅像だと気づいた三平が真っ先に立ち直る。
お仲間は、銅像が巻物を握っていることに気づいた。
三平が抜いて見ますと、「河童国道案内の書」。
開いてみると、「南の壁にこの像をむけよ、さらば道は開けん」
…と64代前のご先祖三右衛門のお言葉か記してある。
三平は母ちゃんの言いつけをすっかり忘れて、率先して像を南に向ける。
すると、たちどころに壁に扉ができる。
立場逆転、及び腰のお仲間を率いて、三平たちは扉を開く。
下へ下への階段が続いている。
三平は逃げ腰のお仲間を差し置いて、階段を下っていく。
言わんこっちゃない…時空がゆがむ。
階段が抜けて、三平は落っこちた。

森の中で叫んでみると、池の中から化け物が沸いて出た。
三平が母ちゃんに助けを呼ぶ。
妖怪は再び池に沈み、母ちゃんの呼び声が聞こえた。
アマゾンに変身しそうな絵ですが…
…という夢だったのさ。
目覚めた三平が考えあぐねていると、枕もとの長老様が怒鳴りつける。
ここは河童の国じゃ!
三平は祭壇に寝かされ、河童たちに取り囲まれていた。
三平は信じる気ゼロで笑い飛ばす。
だって、河童にはお皿があって、こんな(変顔)してるの。
長老様は門番に杖を向けると、門番は河童の姿に戻る。
長老様も変身解除、お皿つきの姿で三平を取り押さえる。
三右衛門は言葉巧みに河童を地上に連れ出し、富を築いたという。
河童はカッパ64代まで祟るので、はい三平が該当者、と。
なるほどね…じゃない、いい迷惑の三平は抗議する。
長老様は陪審員に三平の判決を求める。
人権蹂躙…聞く耳なし、尻子抜き決定。
三平は尻子抜きとは何か問う。
長老様はアクションつきで丁寧にご説明。
いやああああああーー!
大事なところを押さえる三平の無様な姿をカン子姫は物陰からくすくす笑う。
六兵衛さんはたしなめるが、カン子は面白がって押し問答。
ちっとも深刻に見えない絵と音楽で刑場へ。
長老様は本番前に、先に捕らえた人間でデモンストレーション。
ギロチン型の拘束台に固定して、尻子抜きの棒をぶっすりと。
棒の管を伝って飛び出した人魂が壷の中へ。
お尻の貞操があああああ。
引っ立てられた三平は、台に押し付けられながらも暴れまくる。
そんな折に、地下を何者かが走ってきた。
地を割って、夢に出てきた妖怪が河童の国に現れた。
妖怪は執行河童を触手で絡め取る。
絶好のチャンス、三平は逃げ出す。
妖怪は触手を振り回して柱をなぎ倒す。
長老様は妖怪が水鬼だと気づいた。
触手に絡め取られた河童が水を吸われる。
その河童はからからに干からびてしまった。
どさくさ紛れの脱出にしっぱいし、三平は亀裂に足を踏み外す。
六兵衛さんを振り切り、カン子は三瓶を引っ張り上げる。
なにの水鬼は2人に迫ってくる。
見かねた六兵衛さんも手伝って脱出成功。
水鬼は、逃げる河童たちに触手を伸ばす。
しんがりのカン子が囚われた。
六兵衛さんは追いすがるが、水鬼は触手で六兵衛さんを捕まえ、放り捨てる。
きゅう…
今度は三平が追いすがる。
触手にしがみついて引っ張るが、あっさり振り払われてきゅう!
もうや~めた・ぷう!

目覚めてみれば、河童たちが死屍累々…。
尻子抜きを免れて、三平は長居は無用と逃げを打つ。
が、六兵衛さんの気配に凍りつく。
カン子を呼び続けながら六兵衛さんも目覚める。
退散しようとする三平を六兵衛さんは引き止める。
水鬼が襲ってきたのもカン子がさらわれたのも、みーんな三平のせいらしい。
関係ないし水鬼って何なの?
ということで、水が大好きな水鬼をレクチャー。
河童が吸われて三平がほったらかしなのは…
水鬼の口に人の水は合わんのかもしれんと言われて三平はふてくされる。
火をつけて燃やせばいいことと三平は考える。
が、六兵衛さんにはちんぷんかんぷん。
どうやら河童は火を知らないらしい。
困り果てるが、六兵衛さんに火をねだられて、三平は張り切る。
人間社会にはどこにでも火はある、人間社会に戻してくれるってことだ。
ところが、六兵衛さんにそんな高等術はない。
長老様にしかできない技なんだな。
ならば長老様に掛け合うしかないな。

長老様は孫の無事を祈るばっかり。
火とやらがあればカン子を救えると聞いて、長老様は乗り出す。
ここぞとばかりに、三平は死刑の撤回と人間社会への帰還を条件に示す。
強気の三平に長老様はそのまんま逃亡を心配する。
信じる気ゼロの長老様に見切りをつけ、三平はふて腐れる。
見かねた六兵衛さんが身代わりを申し出る。
六兵衛さんの身を案じて、三平は帰還を約束する。
長老様は呪文を唱えて巨大河童の手を出す。
三平は河童の手に乗って地上に飛ぶ。
ちょうど河童屋敷の裏、三平はマッチを取りに屋敷に入る。
ところが、屋敷の中に母ちゃんの姿がない。
探してみると、三平の葬式に備えて祭壇がしつらえてあった。
そりゃないぜ、三平はさらに声高く母ちゃんを呼ぶ。
祭壇が揺れて、お供え拝借中の偽神父が顔を出す。
偽神父いわく、母ちゃんは寺に行ったとか。
寺に飛び出そうとした三平は、扉で顔を打つ。
おわかりかな、偽神父は自称人畜無害の妖怪いたち男を名乗る。
いたち男は三平が河童の国に戻るか監視しにきたそうな。
母ちゃんに会ってからと三平は答えるが、母ちゃんが引き止めるのは目に見えている。
いたち男がメッセンジャーになるってことで、三平は祭壇のマッチを掴む。

河童の国で、三平はマッチの炎を見せ付ける。
初めての火にびびりながらも、六兵衛さんは白骨岳へ三平を促す。
ここにきて、長老様は三平に河童の妖力を授けることにした。
六兵衛さんに促され、三平はありがたくお受けすることにした。
それでは長老様は河童の妖力88手を与える儀式を始める。
ぐるんぐるん回って三平はひっくり返るが、伝授完了。
ぽかーんとする間もなく、長老様は発動ポーズを伝授してめでたしめでたし。
では六兵衛さんと白骨岳へ。
逃げ腰の六兵衛さんを引き止めて水鬼を呼ぶ。
六兵衛さん、裏返った声で勇ましい台詞です…。
声に反応して水鬼が地を割って現れる。
水鬼は全身を地上に出して歩み寄る。
三平は早速妖力を試してみる。
水手裏剣、細い触手はいくつかへし折れた。
続いてマッチをすりまして…湿ってやがる。
すってすってすってすってすって…
さっきの妖力でマッチが湿りましたかね。
あっという間にお徳用の底が見えてきた。
水鬼は三平に触手を絡めてくる。
右手の水を吸い上げられて干からびる。
引きずられながらも、岩にしがみついて踏みとどまる。
六兵衛さんが岩で触手を叩き潰し、三平は自由になる。
何か燃えるもの、燃えるもの…
六兵衛さんは「燃える水」を思い出した。
六兵衛さんは封印された度に駆け戻る。
六兵衛さんは高札に詫び、護符を破って鎖を解く。
井戸いっぱいの石油をごくごくと…おええ~っ。
たぷたぷの腹を抱えて三平のもとへ。
当の三平は、岩陰に隠れていた。
水鬼は岩山を叩き潰して三平を潰そうと狙う。
危ういところで六兵衛さんが戻ってきた。
六兵衛さんは水鬼に特攻する。
河童王国に栄光あれ~。
触手に巻かれていく六兵衛さんも、からからに干からびる。
六兵衛さんがぽい捨てされたところで、三平はマッチをする。
今度はつきました。
ぽい…ぼんっ!
よく燃えてます水鬼…。

六兵衛さんを担いでいると、足元の河童にけつまずく。
カン子に違いない、三平は2つの河童の干物を池に放り込む。
カン子復活、続いて六兵衛さんも復活。
図に乗る三平が池に落ちたところで、六兵衛さんはカン子を連れ去る。
冷てえなぁ…雨も降ってきたし…。
そんなわけで、三平は祭壇のお茶から人間世界に戻ってきた。
いたち男が爆睡中。
叩き起こして母ちゃんの行方を問う。
あっさりといたち男はとんでもない事実を口走る。
母ちゃんは記憶を失って町に出て行ったという。
妖怪の祟りかもしれない…。
小林さんの簡潔な説明を受けて、三平の旅が始まった。

空間の詳細
河童の国突入シーンで空間発動。一歩降り立とうとする女の子を階段の下から見上げると、スカートの中がカメラに収まって白い逆三角形が一瞬現れる。


あるじのその他の分布地
他の出演情報は得られなかった。河童の国の女は少ないし、お母さんとカン子ちゃん以外の女優でクレジットされるべき子は彼女だけのはずだが自信はない。。