空間のあるじ
襲われる町の人(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(蔦林淳望監督/鷺山京子脚本)
酔いどれ親父は、男と女のラブゲームも高らかに、チャリ酒気帯び運転中。
ゆったり自損事故で引っくり返り、消えたヘッドライトに八つ当たり。
放り捨てられたチャリは、茂みから現れたアンモナイト怪人の光線を浴びる。
さあチャリが復讐を始めましたよ。
歩道橋をよろばいながら駆け上っても、無人チャリはびよんびよん登ってくる。
頂上でチャリはウィリーして親父を転げ落とす。
下まで転げたところで、声をかけた親切なカポーを振り切り、親父は逃げ出した。
むっとするカポーだが、今度は下り階段を跳ねてくるチャリに気づいて一目散。
ということで、某芦田さんの某ドラマとは全っ然関係ないサブタイだだだっ!
このアンモナイト怪人は念動力使い。
三幹部の皆さんは作戦会議らしからぬ雑談を始める。
ダロム様いわく、絶滅を免れ生き残った人間への怨念をアンモナイト怪人に発散させるそうな…。
アンモナイトと人類が地球上でかち合ったことなんかございませんがね。
そんなわけで、アンモナイト怪人は無差別に念動力を発動する。
手近なところで小学校の教室で。
飛び交う椅子に教室は手頃な感じにパニック発生。
さらに町でも、いろんな物が飛び交っていた。
カートにポストにバス停にフラワーポットに、いろんな物に人々が追い回される。
…いかん…浦沢系不思議コメディを見続けたせいで個人的には笑ってしまう…。
そんな騒ぎに杏子と克美も鉢合わせする。
克美は取り残された迷子を発見して保護に走る。
確保した直後、丸テーブルが飛んできて、2人は女の子を抱えて逃げ惑う。
そんな修羅場にようやく光太郎が出くわした。
何が何だか分からないが、3人に向かってカートが突っ込んできたのは理解した。
ジャンプ一発で割り込んでカートを受け止める。
3人を退避させ、辺りを探ると、あっさりビルの上に怪人を発見する。
疑問符不要、ゴルゴムの仕業だ。
ビルに駆け上がった光太郎は、アンモナイト怪人の触手に導かれて深追いする。
背後からの奇襲で叩きつけられ、触手でなぎ払われる。
光太郎が立て直す好きにアンモナイト怪人逃走。
光太郎はショート変身し、ジャンプ一本で追いつく。
対峙するBLACKの背後から、密かにドラム缶が転がってくる。
予想外の足払いに続いて、ドラム缶が宙を舞って襲い掛かる。
ドラム缶に邪魔されてアンモナイト怪人に接近できない。
念動力を封じるには…BLACKは思案する。
アンモナイト怪人が光線を放つ瞬間をBLACKは目視した。
光線を浴びて飛んでくるドラム缶を蹴り返す。
次の光線を避けると、縦積みドラム缶に命中する。
アンモナイト怪人がBLACKを羽交い絞めにするや、ドラム缶は突撃してきた。
念動力の発信源見破ったり、BLACKは反撃に出る。
振りほどき、ドラム缶をかわして、アンモナイト怪人の首にフックを一発。
あっさりと頭部がもげて飛んでいった。
ついでに、念動力が切れてドラム缶も落ちてきた。
戦意喪失、頭を失ったアンモナイト怪人は悶絶しながら遁走した。
さて、飛んでったバナナじゃなくて頭はどうなったか…

丘の上に立てたポチの墓にシゲルはやってきた。
生きてた時と同じように、水を一杯とカステラ一切れを捧げていると
…ぼて!
すごすぎますバイタルチャージしてないパンチなのにこの飛距離。
シゲルが唖然としているうちに、アンモナイトそのまんまの頭部は手のひらサイズに縮小する。
おそるおそるシゲルが近づいてみると、アンモナイトは煙を吹き続ける。
シゲルはポチの水でアンモナイトを冷やす。
シゲルが掴み上げて生死判定していると、アンモナイトはびくっと跳ねやがりました。
アンモナイトは口を開け、濡れハンカチから水を飲む。
…野口さん、そこ口ちゃう、頭の蓋や。
ついでにカステラをつまんでやると、もぐもぐする。
シゲルはいたく気に入った。
…言うほどかわいくはないがな。
シゲルはアンモナイトを飼うことに決めた。
命名、丸まってるから…マルモ。
アンモナイト自身、いたく気に入ったらしい。
シゲルは大喜びで駆け出した。
…飼い方知ってるはずもなし、オウムガイだって素人には難しいのに。
ということで、無様に逃げ帰った胴部に三神官はおかんむり。
震え上がった面汚しを処刑しようとダロム様が手をかざしたところ…
高らかな笑いと共にビルゲニアが現れて三神官を煽り立てる。
ビルゲニアは抜刀し、ビームを胴部に浴びせかける。
頭部のあったところに鉄仮面をこさえる。
…見た目ウニ怪人かナマコ怪人ですが…。
三神官はすっかり忘れていたが、アンモナイト怪人には脳が2つある。
突っ込まれて思い出したダロム様は、平静を装いながら失われた超能力の脳を挙げる。
もう片方の戦いの脳はビルゲニアが説明する。
なるほど、超能力の脳を補完するために戦いの脳が倍増していることにダロム様は気づく。
ビルゲニアは倍増した戦いの脳を煽り立てる。
超能力と共に理性を失ったアンモナイト怪人は、命じられるままに飛び出した。

さて、シゲルの家では…
掃除中のママがテーブルの下の箱に気づいた。
開けてびっくりアンモナイト。
当然ながら飼育禁止令発動。
「どうして? おとなしいのに!」とシゲルは食い下がる。
理由は「気味悪い」ってズバリ明言されただろがよ!
ライフラインをしっかり掌握されている以上、天敵にかなうはずもない。
シゲルは家を飛び出しながら、誰もが経験する程度に母を罵る。
箱の中でマルモが聞き届けていようとは思いもよらず…。
丸もが目を光らせた。ママが危ない!
…掃除機をママの足元に転がして、派手にズッコケさせた。
そんだけです、さーすが鷺山先生ナイス。
もっと危険な、アンモナイト怪人胴部が迫っていようとは思いもよらず…。
シゲルは空地にたどり着き、マルモを抱いて溜息をつく。
「どうしてお母さんは『捨てろ』なんて言うんだろ?」
だから「気味悪い」っつってんだろがよ。
あなたタランチュラの放し飼い平気ですか? あたしゃ虫篭の中でも願い下げですよ。
とはいえ、むにゅむにゅ懐いたマルモはシゲルにはかわいいらしい。
それはそうと、腹の虫は正直だ。
シゲルはたこ焼きたこ焼きを妄想する。
まさかマルモが聞き届けようとは。
ぼむっと煙が晴れたら、たこ焼き一皿が目の前に現れた。
本物だけどどうしてここに…とシゲルはいぶかしむ。
あっさりマルモはむにょむにょアピールする。
半信半疑のシゲルは、ジュース召還でマルモを試してみることにする。
ジュースジュースでオレンジジュース1杯召還成功。
…ポンジュースの数倍薄そうな色なんですけどね。
ということで、シゲルはマルモの魔法を確信する。
CM中シゲルとマルモはたこ焼きを堪能していたのだが…
やっとこ胴部はマルモを察知した。
背後のトタン壁をぶち抜き、胴部は触手を振り回してシゲルを追い散らす。
例によってたまたま通りすがりの光太郎は、胴部に飛びかかる。
胴部の吠えた「頭を返せ」を疑問視しつつ、蹴り一発を浴びせてシゲルを確保。
シゲルをビルの陰に匿い、胴部が追ってこないことを目視。
怯えるシゲルだが、自己紹介に加えて、懐のマルモを見せつける。
その正体は一目瞭然。
シゲルが胴部に狙われる元凶なわけで、光太郎はマルモを預かろうとする。
シゲルは光太郎をじっくり観察し、マルモの敵と認識した。
ゴルゴムの怪人として念動力パニックを発生させたことをシゲルは知らない。
シゲルの知るマルモは、魔法を使う謎の生物に過ぎない。
わからず屋から逃げ去るシゲルを光太郎は追う。
追いついた光太郎は、ポチの墓に案内される。
マルモを発見した実況見分だ。
シゲルは何の気なしに、マルモの魔法ならポチが生き返ると考える。
マルモがシゲルと仲良しの証拠、マルモが危険でない証拠になるはずだ。
マルモの力は念動力、蘇生はできないのは光太郎はお見通しだ。
マルモ自身は快諾する。
シゲルの手から落ちながらも、全身全霊の念動力を発動する。
墓標が揺れて地下がうごめく。
光太郎はマルモが死を賭して蘇生を演出していることを見抜いた。
煙を吹いて悶絶するマルモを目の当たりにし、シゲルは泣いて止める。
マルモがシゲルを慕っていることは光太郎には十分伝わった。
だが、マルモを守って欲しいと願うシゲルには返答できない。
胴部は背後に迫っていた。
奇襲を察知して迎撃、そしてシゲルとマルモを逃がす。

胴部の頭突きで吹っ飛んで、立ち上がりながらふんっ・変ー身!
仮面ライダー・ぶらあっ!
アンモナイト胴部はお構いなしにパワーで押してくる。
鉄仮面頭突きは岩をも砕く。
一撃をかわしただけで、戦闘能力の異常成長をBLACKは見抜く。
この隙に、シゲルはビルゲニアと鉢合わせしていようとは知る由もない。
警戒しながら鉄仮面を叩き割る。
と同時に、火球化したビルゲニアが飛んでくる。
ビルゲニアはマルモを胴部に投げ渡す。
たちまちアンモナイト怪人は再生した。
気絶したシゲルを放り捨ててビルゲニアは消える。
完全体のアンモナイト怪人は触手でBLACKを殴り、岩に光線を放つ。
岩を避けながらの格闘戦、BLACKは劣勢に立つ。
アンモナイト怪人に踏み躙られ、BLACKはバトルホッパーを呼ぶ。
気を取られたアンモナイト怪人に足払い、ついでにウィリーの体当たり。
BLACKは搭乗し、2本連続のウィリーアタックを浴びせる。
アンモナイト怪人は岩を飛ばすが、これまたウィリージャンプで弾き返す。
BLACKはアンモナイト怪人抹殺を決意し、シゲルに詫びる。
バイタルチャージ完了・ライダーパァーンチ!
戦いの脳を収納する肩を直撃する。
とどめのライダーキックが頭部を再び弾き飛ばす。
胴部はあっさり炸裂した。
BLACKは気絶から醒めないシゲルに駆け寄る。
マルモは目と鼻の先に転げていた。
マルモは立ち上がってシゲルを念動力で揺り動かす。
目覚めたシゲルは駆け寄るが、BLACKは制する。
全力を使い果たしたマルモは、粉となって散った。
泣きじゃくるシゲルを見つめながら、BLACKはマルモを守れなかったことを詫びる。

シゲルはポチの隣にマルモの墓標を立てる。
光太郎は、シゲルがマルモの最初の友だと確信する。
マルモは誰にもかわいがられたことはなかった…あの三神官では無理な話だ。
シゲルに出会って、マルモは初めて友情を実感したに違いない。
マルモが彼岸で仲間と達者で暮らしていることを光太郎は期待する。
そこに杏子と克美が捨てわんこを連れて来る。
それでは、ペット死別回恒例の二代目就任式で万事解決。
生命あるものをいとおしむ愛の心の強さを推しつつ次回に続く。

空間の詳細
町のパニックシーンで空間発動。学校シーンから町シーンに切り替わってすぐのカットにて、なぎ倒される男の向こう側を走って逃げる親子連れの子が、スカートをひらつかせながら重ね履きの白いもこもこを露わにしている。

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あるじのその他の分布地
いつものことながら、エキストラじゃな。。。