空間のあるじ
大山みどり(演・佐久間真由美)
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おおざっぱでもないあらすじ(山田稔監督/藤川桂介脚本)
大山家の3人兄妹とロボコンは、サッカーに興じていた。
はじめのキックがルーズボールになる。
ベンチで休んでいた男の子が取ってくれた。
今度はロボコンのキックがやっぱり男の子に届く。
男の子が返すキックをトラップし損ねつつサブタイぱっぱらぱっぱっぱー!
ロボコンは男の子を誘おうと持ちかけ、はじめは快諾する。
ということで、4人+1体でサッカー再開。
男の子に主導権を奪われながらもいい感じ。
そんなところに町田巡査のチャリがやってくる。
男の子は慌てて木陰に隠れ込む。
気づいたみどりにシーッをくれて、男の子は息を潜める。
町田巡査は、3年生ぐらいの野球帽を被った男の子の行方を問う。
思いっきり心当たりのあるロボコンはジローン。
初めは木陰を見るが、向こうはシーッと返してくる。
はじめはシラを切ることにした。
町田巡査は通報を言付けて漕ぎ出した。
去ったところで、はじめは当人に問いただすことにした。
男の子はあっさり家出を打ち明ける。

ということで、ロボコンが訪ねるなり、お母様はアキオの居場所を問い詰める。
カットしたシーンで事情を知たロボコンは、逆ギレしつつ勉強漬けのお母様を責め立てる。
お母様も普段のアキオの慌てぶりを根拠に勉強の大切さを喚き返す。
勉強ばっかりでかわいそうと返すロボコンに、お母様は親の義務を振りかざす。
このまんま遊んでいたら、ますます慌てんぼになるばかり。
交渉決裂、ロボコンは煙を吹き、お母様は尻餅を突く。
アキオが家出したくなるのもよく分かる。
ロボコンは壁を突き破りつつ退散した。
一方、公園では、大山兄妹がロボクイを呼んでいた。
夕べから飲まず食わずのアキオに食わせなくちゃ。
アキオは兄妹の親切ぶりに感じ入る。
はじめもみどりも、勉強に関してはパッとしないもんだから、アキオの気持ちもよく分かる。
安全圏からバラさないのマココ、やがてわが身ですよ。
目玉焼き完成…ところで付け合せの千切りキャベツはどこから?
マココのリクエストで、兄妹もご一緒することにした。
みんなで家出したくなっちゃったみどりであった。
…1日2日なら大冒険だが、やがてサバイバルになりますよ。
公園は平和だが、はじめにはアキオの家の方が心配だ。
心配どおり決裂していようとは思いもよらず…。
手ぶらで帰ってくるロボコンは、ロボカーとロボイヌに合流した。
ロボカーには人助けの材料運びを、ロボイヌには町田巡査の足止めを依頼する。
いつにも増して張り切ってますロボイヌ…。
一方、お母様は被害の模様を町田巡査に電話する。
真っ赤な怪物が探りにきたということは、真っ赤な怪物はアキオを匿っているとお母様は見抜く。
まあ…見抜くわな…。
真っ赤な怪物といえばどうしてもロボコンとしか考えられずに、町田巡査は町を行く。
首をかしげているうちに、ロボイヌが脇道から飛び出す。
がっしゃーん…
毎度毎度の功名争いの仲、互いにああ言えばこう言うの応酬で膠着~。
手伝いをロボイヌに持ちかけられ、町田巡査は突っぱねる。
食い下がる振りをしながら、ロボイヌは町田巡査の針路に立ちふさがる。
足止めばっちり効いてるとこで、ロボコンは交渉決裂をアキオに伝える。
勉強しか頭にないお母様を再確認して、アキオはガッカリする。
かと言って、大山家に匿うわけにもいかないし…。
そんなわけで、ロボコンはかなーりレアな手回しを披露する。
アキオの隠れる家を作るよ、ということで、ロボカーとロボトンがやって来た。
兄妹は資材を下ろし、大山家からキャンプ道具を持ち出すことにした。

その頃、大山美容室…
鏡を磨く由美子しかいないところに、町田巡査がロボコンを訪ねてきた。
「家出少年の件で…」
皆まで聞かず、由美子はママさんに告げ口しようと飛び出した。
町田さん、縄のれん千切ったんなら隠さないの。
パパさんとママさんは揃って子供部屋に乗り込む。
…がっちり籠城中。
ロボコンが扉を押さえている隙に、兄妹は家出用具一式を準備する。
窓からポイポイ。
一方、扉が静かになった。
諦めたと判断したロボコンが油断した隙に、隣の部屋から時間差突入。
窓に取り付いた兄妹を引き戻す。
ということで、家出失敗…。
アキオを助けようと考えたのは分かった。
だがしかし、親目線では両親の心配振りに同情する。
パパさんはけしからーんの一撃、ママさんもお座りを命じる。
そんなこととは露知らず、ロボトンの小屋作りは順調に進んでいる。
ロボペチャまで通りかかった。
景気づけのおチューをロボトンに…ああああロボトン大暴走で木っ端微塵。
ロボカーは呆れるし、ロボペチャは懲りてないし、でもロボトン怒ってないし…。
アキオは自分で小屋を作ることにする。
潰れた小屋を建て直し、トンカチ捌きも鮮やかに屋根板を打つ。
塗装までばっちりできた。
間もなく完成ですが、アイキャッチです。
子供部屋で説教中、町田巡査は美容室で暇をぶっこく。
ドライヤーイスに座ったら…漏電びりびり…。
そんなことは関係なく、ロボコンはアキオの事情を説く。
朝から晩まで勉強漬けと聞いて、パパさんはアキオの言い分も理解する。
みどりは親が勉強を押し付ける理由をママさんに問う。
ママさんは子供の将来を案じて即答する。
マココに振られたパパさんは、遊び呆けていた子供時代をバラしてママさんに睨まれる。
だから安全圏から的確な質問しないでよマココ。
遊んでいてもパパさんみたいに立派なサラリーマンになれるんだとマココは痛いところを突く。
…オイルショックまではね。勉強してもフリーターな平成不況が待ってますが…。
パパさんが言いくるめられそうな空気を読んで、ママさんが仕切りなおす。
同情はするが家出はいかん、とパパさんは着地点を見つけ出した。
パパさんは匿った所を問いただす。
ロボコンは説教部屋からん逃げ出した。
パパさんママさんに知られる前に、アキオを避難させなくちゃ。
プロペラスイッチオン!
ローター音に気づいた町田巡査は、美容室を飛び出して追跡する。

ロボコンが公園に到着した頃、ロボイヌは町田巡査を待ち伏せする。
ロボイヌは家出少年発見のガセネタをちらつかせる。
重要参考人追跡中の町田巡査は動じない。
ロボイヌは口八丁で「警視総監賞頂き・勝手にすれば」と見捨てる。
総監賞に釣られた町田巡査、ロボイヌを追って脱落決定。
一方、パパさんママさんは、すごい勢いで町へ行く。
ただし、行先はアキオの家らしい。
兄妹はパパさんママさんの一言申すの効果に期待する。
さてロボイヌは、土管置場を指し示す。
町田巡査が覗いたら…家出わんこが鎮座していた。
家出「人」情報でないと知って、町田巡査はぼやくのだが…。
そのすぐ脇をロボコンが小屋を引いて通り過ぎていった。
ロボコンの引く手綱を取って小屋の扉に鎮座したアキオまでばっちり目撃した。
チャリで追跡←ロボイヌキック
がしゃーん! さすがの町田巡査もキレ出した。
ロボイヌは大山家を呼び止め、大捕り物を伝える。
大山家も参加するようです…。
ロボイヌいわく「これでいいのだ」…いや、思惑が絡みすぎて破局だろ。
町田巡査は、パパさんママさんの一言申すを伝えるが、ロボコンは騙されないつもりで突っ走る。
突っ走りすぎてスピードが落ちなくなっていた。
アキオもハイスピードに怯え出す。
止めてと言われても止まれない。
アキオはとうとう綱を離した。
小屋は惰力でフェンスにぶつかって止まった。
アキオは無傷で小屋から這い出してくる。
やっとこ止まった小屋とロボコンを愚痴りながら、町田巡査は追いついた。
ふと小屋を見て、たいした出来栄えに感心する。
たいした才能と町田巡査も認めた。
やがて大山家一同も到着。
町田巡査は小屋とアキオをパパさんママさんに紹介する。
パパさんママさんは感心の溜息…。

パパさんママさんはお母様と対決する。
あわてんぼで成績が悪いまんまのアキオにお母様の方がカッカして、さあどう攻めたものか。
あわてんぼなお母様はアキオを匿うパパさんママさんに詰め寄る。
パパさんは受け流し、アキオの才能を明らかにする。
ママさんから小屋の出来栄えを聞かされて、お母様は冗談と受け付けない。
外堀は埋まっても籠城中な戦況を、障子の向こうから聞き耳立てる
…うちにロボコンが転がり込んだ。
お母様は小屋の件を信じる気毛頭なし。
ならば論より証拠、じゃじゃじゃじゃん!←ここでサブタイ使うのね…。
泣いてくれるなおっかさん、庭を見ておくれ。
縁側に出たお母様は絶句する。
改めてロボコンと兄妹は遊び解禁を訴える。
試験の成績がすべてじゃないとパパさんも一言添える。
皆に促されてアキオは姿を現した。
怒り心頭を覚悟してアキオは一言謝る。
意外や意外、お母様は満面の笑顔で無事に帰ってきたアキオを抱きしめる。
よかったよかった
…と思ったらG出現!
ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ! 客間大粉砕・さらに生垣貫通なり!!
平謝りのパパさんだったが、お母様は平然としたもの。
このくらいアキオなら簡単に…おーっほっほほほほ!
違う…何かが違う…アキオ本人と大山家の皆さんは絶句する。
ということで、自信のないロボコンの採点だが…
ろ~ぼこん90点。
予想外の高得点に小躍りだが、お小言にうらら~。
帰ってみると、大山家は勉強タイム。
昼と言ってることが違うよう!
大山家の子供は遊びすぎ、集中的に勉強だ!
パパさんの手のひら返しにロボコンは階段から転げ落ちる。
抗議に下りてくる兄弟だが、パパさんは伝家の宝刀を発動する。
「よそはよそ! うちはうち!」
これには兄弟揃ってうらら~であった。

空間の詳細
食事シーンで空間発動。アキオと並んで体育座りで座り込む瞬間に、白い三角形が現れる。これにてロボコンでの佐久間空間は完結しました。

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あるじのその他の分布地
・仮面ライダー#32「人喰い花ドクダリアン」(1971年)
・好き! すき!! 魔女先生#14「アンドロ仮面登場」(1972年)
・キカイダー01#4「怪奇! 幽霊ロボット消滅」(1973年)
・がんばれロボコン レギュラー・大山みどり(1974~76年)
・アクマイザー3#33「なぜだ!? ザビタン釜ゆで」(1976年)
・ぐるぐるメダマン レギュラー・高坂マミ(1976~77年)
・怪傑ズバット#5「花売り少女と白い粉」(1977年)
一般ドラマファンには、1960~80年代の「ケンちゃんシリーズ」中盤のトコちゃん役として、特撮ファンにはズバットの超高高度クレーン吊り(ズバット以前に01でも吊られていた)で有名な彼女。ロボコンでは続々と白いもの発動中。