空間のあるじ
小川まゆみ(演・蝦名由紀子)
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おおざっぱでもないあらすじ(伊賀山正光監督/藤川桂介脚本)
物騒なサブタイに関係なく、小川家では普通の朝食時。
マミは小遣い値上げ交渉に掛かるが、ママさんはあっさり却下する。
ロボコンを引き取った時に、小遣い半額宣言して引き止めたのは誰だっけ…
こんな外交カードは手放さないのが主婦の強さですよ…。
お金が欲しいとぼやくシシムにママさんは誰でもそうだと答えるし、パパさんも同意する。
マミは大黒柱に言ってはならんことを炊きつけ、パパさんの逆鱗に…いやここのパパさんは怒りません。
お金というのは、血と汗と涙の結晶なんだ。
外で洗車中のロボコンは、それを聞いて感心する。
でもケッショーって何だ?
スピルバンの装甲コードです…時代が違うな。
そんなわけで、洗車ほったらかしでロボデキに尋ねに出て行った。
後始末するパパさんがお約束のずぶ濡れになろうとは露知らず。
ロボデキは辞書を引いて、「簡単に言うと『塊』」と解説する。
なるほど、血と汗と涙を混ぜて固めればお金になるんだ。
…こわっ…。
ハートマークゲットを確信して、ロボコンはロボデキに人工血液の製造を依頼する。
シラキュラス化しなくてよかったよ…。
面食らうロボデキほったらかしで、ロボコンは汗と涙を集めに飛び出した。
ロボコンはバケツ片手にロボメロを呼ぶ。
ご指名とあって、ロボメロは大喜びで降りてくる。
わくわくのロボメロだが、いきなりのご注文に困惑する。
ごたごたうるせぇロボメロにロボコンはグーを放つ。
どMなロボメロ、男らしいグーに感涙ぶしゃー!!
ロボコンはバケツをロボメロに押し付けて走り去る。
続きましてロビンちゃんに汗を所望する。
困惑するロビンちゃんにレッスンの続きを願い出る。
バレリーナ星人も発汗するんかいな?
首を傾げつつも、ロビンちゃんは早回しでレッスンを続ける。

シシムは帽子いっぱいに重いものを隠して、にやにやしながら帰ってくる。
懐に帽子を隠しまして、ママさんに背中を向けてカニ歩き。
あっさりバレてまさぐられ、帽子を落っことす。
みっちり100円が詰まっていた。
あんまりにも大量な100円玉にママさんびっくり。
一方、ロボコンは…
血液少々・汗少々・涙少々をフラスコに注ぎまして…
試料提供者たちが首をかしげる中、ロボコンは攪拌開始。
しかし、ママさんに呼ばれて渋々フラスコを預ける。
ロボコンもシシム相手のお説教に加わった。
お金はタダでもらうものじゃないの、働いてもらうものなの。
ということで、ロボコンともども、製作者に返還することになった。
製作者は…ロボチョイだった。
金属板を打ち抜いて100円を量産するのだが…
それホンマに白銅板だろうな?
ロボコンカーでシシムを連れて来たロボコンは、製造現場に出くわして面食らう。
ロボコンはお金の意義をとくとくとロボチョイに語る。
それは正論だが、別の正論がやって来た。
町田巡査は通貨偽造の現行犯を逮捕にやって来た。
お金を欲しがる人のためにと思っているロボチョイは面食らう。
…お金が増えるとね…レインボーマン2部でもよーくご覧ください。
ロボコンと町田巡査は意気投合、ロボチョイはしょんぼりお縄と相成った
…のだが、人間用手錠では小さすぎる。
ロボチョイは手錠を叩き伸ばして大人しく引っ立てられていった。
帰ってきた小川家では、実験の試料を見て大爆笑中であった。
ロボコンは返還完了とともに、ロボチョイの勘違いを笑う。
さあ笑われるのはロボコンの番ですよ。
パパさんは試料を指差して爆笑する。
何が何だかわからないロボコンは煙を吐くが、パパさんが比喩表現の真意を説明する。
ロボチョイと同レベルとマミに突っ込まれ、ロボコンも我に返る。
うらら~しつつCMへ。
…幼稚園バスはどこいった?

一方、町田巡査に搾られたロボチョイは、人の役に立つ方法を思案しながら釈放される。
そんな折にさかえ幼稚園の駐車場…
幼稚園バスが動かない。
運転手さんと引率の先生が困っているところにロボチョイが出くわした。
一声掛けたらびびった2人だが、ロボチョイのセールストークに引き込まれていく。
先生は修理を依頼した。
…止まらなくなりますよ。
ロボチョイは調子付いて修理に取り掛かる。
わー菊俊BGMも不吉な不協和音だわ~。
チョチョイのチョイでバス1周~!
一方、ロボコンは合気道の練習台をママさんに命じられていた。
逃げ腰のヘッピリ腰だが、蹴りをもらってリロリロン。
今度こそ…飛び蹴り食らってリロリロン…視界はアマゾンに変身しそう…。
フラフラのリロリロだが、ガンツ先生の緊急無線で我に返る。
ガンツ先生はロボチョイを引き合いに、ロボコンの頑張りを鼓舞する。
ロボコンは後期OPインストに乗ってママさんと組み合う。
今度はママさんを放り投げた。
まさかの劣勢にパパさんは止めに入るが、ママさんも本気スイッチが入ってしまう。
小川家総出で止める中、ママさんとロボコンの乱捕りは続く…。
一方、ロボチョイの作業は完了した。
ロボチョイは上機嫌でバスを送り出す。
ハートマークを確信してロボチョイは浮かれるが、末路は冒頭に予告済み…。

車内は前期OPをBGMに楽しい送迎なのだが…
ぼすん!
異音と同時に、フットブレーキが利かなくなった。
その頃ロボコンは…
毎日こんなんじゃ…と泣きを入れていたが、ママさんは追放をちらつかせて脅迫する。
強烈な一本背負いでロボコンは空を舞う。
転げ落ちた道路に町田巡査がチャリで乗り付ける。
巡査はロボコンを抱き起こし、一大事を教える。
ロボコンの馬鹿力が頼りなのに、意識朦朧では…
駆けつけたマミとシシムも炊きつけ、巡査はロボコンを揺り起こす。
当のバスの方は、大人がパニックする中、園児たちが怯えていた。
とりあえず、エンジンブレーキ→サイドブレーキ→キーカット→壁こすりしてみませんか。
そんなわけで、巡査は名誉挽回をダシにロボコンを叩き起こす。
頭を一発張られてロボコンは我に返る。
マミもシシムも、家に入れてもらえる絶好のチャンスを売り込む。
そうと分かれば、プロペラ・スイッチオン!
ロボコンは上空からバスを探す。
運転手さんはハンドル捌きだけでバスを逃がす。
発見したロボコンは着地して呼び止めるが、バスはすり抜けていく。
スイッチオンでロボコンカー。
全速力で追いかける。
追いつきそうだが止める術は…
ロボコンは反転してバンパーを後ろ手に掴む。
後ろに向けて前進するが、馬力の大きいバスは減速しつつも止まらない。
ロボコンカーの車輪が火を噴いた。
ロボコンは両手でバンパーにぶら下がって引きずられる。
バスは迷走して川沿いのダートに入り込む。
泥まみれのロボコンは離さない。
バスは架橋工事現場に飛び込んだ。
橋脚をかわしたら川に転げ落ちるのみ。
橋脚をかわすと、ロボコンは咄嗟に左手を伸ばした。
橋脚を捉えた左腕は伸び切ったが、ロボコンはバスを握る右手も離さなかった。
バスは寸前で止まったが、ロボコンは全身から火花を散らす。
乗客乗員はバスを降り、リロリロンのロボコンに感謝する。
我に返ったロボコンも跳ね喜ぶ。

恐怖の採点タイム…
自業自得の0点を食らってへこむロボチョイに続いてロ~ボコン。
採点前にガンツ先生も頑張りを褒める。
いい感じの反応にロボコンは大いに期待する。
ろ~ぼこん10てん。
ハートマークは血と汗と涙の結晶だから簡単にあげられないんだってさ。
ガンツ先生の鬼! うらら~
こっそり小川家に帰り着いたロボコンだが、一家勢ぞろいに嫌な予感で戦慄する。
毎日稽古を覚悟して残留交渉に臨もうとするが、パパさんは上機嫌で呼び込む。
パパさんとママさんは、警察表彰と保育園の感謝状を示す。
小川家の誇りとパパさんママさんは褒め称える。
うれしいうれしい、小躍りするロボコンだったが…
壁を突き抜けて庭先へ。
パパさんに叱られてうらら~ながらも喜ばしかった。


空間の詳細
古参常連総裁閣下からの頂き物。
ママさんとの乱取りシーンで2度空間発動。小川家総出で止めに掛かるカットにて、ミニスカートをひらつかせているうちに、白いもこもこの裾がちらちら現れる。投げ飛ばされてリロリロのロボコンに駆け寄るカットでは、段差を飛び降りた瞬間に重ね履きの赤ブルマが丸見えになる。

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あるじのその他の分布地
・秘密戦隊ゴレンジャー#10「赤い風船! 風速100メートル」(1975年)
・アクマイザー3#14「なぜだ!? 一平がふたり」(1976年)
・超神ビビューン#13「ハニワが歩いた? 怪奇な足跡」(1976年)
・5年3組魔法組#24「ガンモの初恋」(1977年)
・快傑ズバット#29「父母なき子 涙の復讐」(1977年)
・バトルフィーバーJ#5「ロボット大空中戦」(1979年)
さすが70年代後期を代表する子役だけあって、出演作品は多い。79年の映画「ガラスのうさぎ」の入浴シーンは今となっては伝説の域に達している。その後もシャイダー14話やメタルダー12話などのゲスト出演はちょくちょくある。