空間のあるじ
小池めぐみ(演・宮岡弥生)
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おおざっぱでもないあらすじ(小笠原猛監督/高久進脚本)
突然のサブタイからスタート。
珍走3人組が走り出した。
ビルの陰からライフルの銃口が向けられる。
駐車場にさしかかった珍走たちはウィリーにかかる。
銃口はウィリー中の珍走を捉えて発砲した。
左腿を打ち抜かれた珍走はバイクから振り落とされ、仲間たちは狙撃手に気づいて遁走した。
ウインスペクター出動…とその前に恒例のバイクルとデミタスのショートコントをどうぞ。
デミタスをデミタスカップに残しておたんこなすも出動。
先着の六角さんたちと現場検証。
ウォルターがビル屋上で空薬莢を発見した。
一同が確認すると、まだ硝煙臭がする…まだ発砲から間がない。
目撃者を求めて周囲に散る。
非常階段を降りる純子は、会談に座り込んだめぐみに出くわした。
純子はめぐみを屋上に連れて行く。
めぐみはずっと階段にいたと頷く。
ホシを見たかもしれないと知って、六角さんはめぐみに迫る。
六角さん怖いょぅ…ただでさえ無口なめぐみは怯えて純子の背後に隠れる。
六角さんうっかりゾドーに戻らないでくださいよ…番組が違うか。
見かねた純子が割り込み、やんわり事情聴取することになった。
顔見知りの純子なら何とかなるだろうと竜馬も目くばせする。
だが、純子にもめぐみは心を開こうとはしなかった。
そんな純子は数日前の出会いを回想する…。
 ジョギング中、ごみステーションのごみ袋から「ピーコちゃん」という声が聞こえた。
 純子が漁っていると、めぐみが湯浅とともに現れた。
 めぐみのインコが声の主だと湯浅は告げる。
 収集車を差し置いて、ごみを漁る。
 段ボールに閉じ込められた鳥籠を発見し、ピーコは間一髪救われた。
 生きたまま捨てた奴に怒りを覚えつつも、純子は安堵する。
 立ち話の中で、めぐみと湯浅は兄妹ではないとは判明した。
 ピーコはめぐみの声に流暢な吹き替えで返事する。
 感心する純子の前で、突然ピーコが叫ぶ。
 「悪い奴、悪い奴、村井・西本・黒岩」
 場違いな鳴きなしに唖然とする純子をよそに、湯浅は帰宅を促した。
なかなか話そうとしないめぐみに焦れた純子は、辛抱の限界を超えた。
めぐみは純子を置いて走り去る。

めぐみの父は1月前に轢き逃げで殺害され、犯人は逮捕されていない。
母子家庭で母が遅くまでパートに出ているため、めぐみは孤独なようだ。
本部長はめぐみの証言を引き出すためにも、純子に任せる。
純子はめぐみのアパートを訪ねた。
ノックしても反応なし。
隣の部屋から現れたのが、くだんの湯浅だった。
ピーコを公園に連れて行ったと湯浅は答える。
直後に嫌なエグゾーストノートが。
例の珍走コンビがめぐみに迫っていた。
鳥籠もろともピーコを執拗に轢き潰す。
純子と湯浅が駆けつけると、めぐみはピーコを手に乗せて泣きじゃくっていた。
オートバイが殺した…と聞いた純子以上に、湯浅が怒りの拳を握り締める。
めぐみと湯浅がピーコを埋葬する間、純子は悪質な悪戯に怒りを募らせる。
純子が逮捕を誓うと、純子の身分を悟った湯浅は動揺した。
手帳を示し、心当たりを問う純子に、湯浅は目を泳がせながら知らぬ存ぜぬを装う。
やがて…狙撃犯は再び現れた。
懐かしファミレスなカーサから出てきた珍走に照準する。
バイクにまたがったタイミングで発砲。
右肩に命中し、もんどりうつ。
残る1匹は狙撃犯に気づいて再び逃げ出した。
カーサに集結した面々は、1回目と同じくウォルターにビル屋上へ呼ばれる。
駆けつけると、やっぱりめぐみが立っていた。
純子が話しかけると、めぐみは背中を向けて純子を避ける。
頑として黙秘権を貫くめぐみだが、純子を慮って致命的な失言を…
「お姉ちゃんと喋ってはいけないって…お兄ちゃんがそう言ってた」
あっという間に湯浅の馬脚が現れた。
ぷぃいいいいーん!

マドックスは被害者の珍走を村井と西本と割り出した。
ピーコが口走った「悪い奴」の2人だと純子は即座に思い出す。
2度の狙撃から遁走したのが、悪い奴の残る1人、ヘッドの黒岩だ。
マドックスは珍走団のメンバーを列挙する。
4人目の見覚えのある奴の顔写真を純子は確認する。
湯浅が黒岩の珍走団にいたとは…
状況証拠は揃った。
狙撃現場にめぐみが呼ばれたのも、湯浅が大きく関係しているに違いない。
今度の標的は黒岩で間違いない。
WSPにしてはちっちゃすぎる犯罪だが看過できぬ。
それでは出動!
純子は湯浅を整備工場で張り込む。
湯浅の仕事ぶりは実直そのもの、定時まで何事も起きなかった。
上がりの時間を迎え、湯浅はロッカールームに向かう。
黒づくめの狙撃装束に着替え、ライフルを仕込んだギターケースを手にする。
徒歩で廃工場に向かう湯浅を尾行。
一方、湯浅は気づかないまま工場に入り込む。
やがて、黒岩は単騎で廃工場に乗り込んできた。
湯浅は構え筒で工場を飛び出した。
ところが、下車する黒岩の陰から、荷台に乗せられためぐみが現れる。
めぐみを引きずり降ろし、黒岩はナイフをめぐみに突きつける。
黒岩には湯浅の腹積もりもお見通し…。
純子は本部長に通報、竜馬たちを増援する。
待機中のうちに、黒岩は湯浅にライフルを捨てさせる。
湯浅が置いた隙に詰め寄って蹴りを一発、ライフルを奪う。
形勢逆転、黒岩はトリガーに手をかけて湯浅に迫る。
純子は発砲してライフルを吹っ飛ばす。
タイミングよくウインスコードのサイレンが聞こえてきた。
怯んだ黒岩の隙を突いて、湯浅がライフルを取り返す。
湯浅は銃口を向けて黒岩に詰め寄る。
ピーコを殺した動機は…勝手に足を洗った報復だとか。
激昂して発砲しようとする湯浅を純子は呼び止める。
純子は銃を下ろし、湯浅に自首を勧める。
純子に銃口を向ける湯浅だが、めぐみにも止められて躊躇する。
2人に訴えかけられた湯浅は、自分の喉元に銃口を向けた。
湯浅は自供する…
めぐみの父を轢き逃げしたのは、湯浅たちの珍走団だった。
慌てふためくメンバーに平然とトンズラ勧めて逃げ去ったのは黒岩だった。
その場は湯浅も言われるままに逃げたのだが、足を洗うことにした。
自決しそうな湯浅に気を取られた隙に、黒岩は逃げ去ろうとする。
竜馬とサポートロイドは見逃さなかった。
湯浅の告白は続く。
自首は何度も考えたが、実行できなかった。
湯浅はめぐみの隣に引っ越し、罪滅ぼしをすることにした。
万一の時のために、ピーコに3人の名を覚えさせた。
それに気づいた3人が口封じを実行した。
狙撃はその報復だ!
……待って高久さん…時系列めちゃくちゃ……。
まさに湯浅がトリガーを引こうとした時、火炎瓶が投げ込まれた。
めぐみが火炎に巻かれ、湯浅は自決どころではなくなった。
ヘッド奪還のため珍走団乱入。
火炎瓶を投げ込みつつ、鉄パイプでサポートロイドを殴りつける。
めぐみは湯浅と純子がかばうが、火炎に取り囲まれる。
竜馬はバイクに取り囲まれて救援に進めない。
馬鹿がウィリーで竜馬に突っ込む。
転がってかわした弾みで、バイクの輪から脱した。
OPに乗って、後続のウィリーを飛び越えてウインスコードへ。
珍走団の火炎瓶一斉投擲で、竜馬は吹き飛ばされる。
サポートロイドが身を挺して、横一列の特攻を受け止める。
この隙に搭乗・着化!

ファイヤースコード前進、デイトリック消火ビーム。
さすがWSP世界ではしょぼい敵、あっという間に鎮火した。
旗色の悪くなった黒岩は単騎で逃げようとする。
クラッパー・アンカーユニットで黒岩のチョッキを捉える。
逆回しで一気に引き戻す。
ヘッドを潰された珍走団なんてたかが知れてる。
バイクルがウインチェイサーで引っ掻き回し、珍走どもは続々と落車した。
事件ほとんど解決、クラステクター解除。
…でもBGMが瞬転してます金成。
すべて終わった湯浅は泣き崩れる。
涙ながらに見下ろすめぐみに詫びる。
竜馬の目配せを受け、純子は湯浅に手錠を打つ。
そりゃ瞬転したメタルダーも手首を握るけどなぁ金成。

めぐみはピーコの墓に手を合わせる。
純子と竜馬は新ピーコを連れて訪ねる。
めぐみはあっさり新ピーコを迎え入れる。
まだ物まねができない新ピーコにどんどん語りかけて欲しいと純子は願う。
めぐみは湯浅が自由になる日を問う。
銃の不法所持に殺人未遂2件、轢き逃げもつけば相当長くなる。
しかし、必ず帰ってくると純子は告げる。
「お兄ちゃん、お帰り」
めぐみは新ピーコに教え込む。
ものの2回で、新ピーコは「お帰り」を覚えた。
それが湯浅の耳に届く日を純子も竜馬も待ち望む。

空間の詳細
常連にゃん太氏提供の情報。
黒岩と湯浅の対決シーンで空間発動。バイクから引き下ろされて振り回される瞬間、黒岩の腰に引っかかった裾から恥ずかしい逆三角形が現れる。長いキャミソール着用なので、予告をはじめあちこちで白いものが裾から見えるのだが、残念ながら一枚外側だ。

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あるじのその他の分布地
・特救指令ソルブレイン#12「誕生! 新ドーザー」(1991年)
今なお端役で現役の女優。成人後はデカレン2話でバンとホージーに助けられてセンちゃんがお持ち帰りしたOL役で出ている。子役時代は浅野史織・北浦実千枝・白井珠希とSPLASHを編成していた。一応、解散宣言なしの自然消滅ユニットらしい。