空間のあるじ
屋上遊園地の客(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(深沢清澄監督/田口成光脚本)
前回の霧島ロケに続いて、またも宮崎ロケですよ、と。
ZATは宮崎への怪獣上陸を想定した演習に着手した。
宇宙ステーションから西田がナビゲートする中、水中ロケットの射出が指示される。
ホエールを駆る光太郎は、九州東方200キロ海上で模擬弾の投下準備に掛かる。
…足摺岬南方200キロとも言いませんかね。
模擬弾を索敵し、追尾しつつ上陸地点に展開し、回収できれば演習完了。
ちょろい割に仰々しいカウントダウンに見送られて、水中ロケットちゅか普通の魚雷は日向灘にとぽん。
ところが…かわいそうなやつが約1匹…。
海底には、怪獣シェルターが優雅に潜伏していた。
シェルターはうたた寝しながら、目の前を横切る魚をひょいぱくしている暢気な奴
…だったのだが、向かってきた水中ロケットにかぶりついてしまった。
がちん! 歯と歯の隙間に水中ロケット。
痛いしうざいし抜けないし! あああいらいらするうううう!
ご愁傷様です…。

そうと知らない地上のZAT。
美々津のシーサイドパーク太平洋で落ち合った。
分析班が水中ロケットの上陸を2時間後の美々津と予測し、森山は結果を告げに行く。
あっさり策敵に成功し、荒垣副隊長以下、地上部隊はリラックス。
開放感に浸る上野に、宮崎出身の南原はお国自慢。
…宮崎県長いよ…南原のお国は高崎町、そこは日向市…軽く100キロ離れとるがな。
暢気な南原を北島がからかっているうちに、ステーションから連絡が入る。
ロケットが針路変更、青島方面に転進。
副隊長でなくても、100キロもの予定変更はぶちきれて当然。
特に南原は、ロケットの整備不良と光太郎の点検不備を想定してぼやく。
無線でどやされた光太郎は、さっさとホエールを青島に向ける。
ということで、今は亡き橘ホテルに集結。
南原は早速、光太郎に突っかかる。
点検は万全、発射も問題なし、なのにロケットは予定外の動き…南原でなくてもイラッと来る。
予定通りなら、とっくにロケットを回収してのんびり里帰りができたものを…
と言われては、光太郎も過失がないのに悪いことをした気になってしまう。
副隊長はあくまでも不測の故障と笑い飛ばして2人をとりなす。
そんな中、現場大混乱の分析が森山から告げられる。
進行速度が鈍化、上陸は明朝に延びそうだ。
ステーションでも、青島東方60キロで足踏みするロケットを観測している。
単純な故障ではなさそうだ。
副隊長は腰を据えて上陸を待つことにする。
そんな折…
南原は館内放送で呼び出された。
南原は母ちゃんを一目で発見する。
南原に呼ばれた母ちゃんは、荷物を放り投げて走り来る。
待ちわびる南原…をすり抜けて北島にすがりつく。
はい~? 北島あんぐりの図。
南原が呼び止めて、ようやく感激しないけど爆笑の再会を果たす。
ボケたわけではなく、瓶底眼鏡が必要なド近眼ということで一安心。
副隊長は明朝までの特別休暇を南原に許可する。
南原大感激。
久々のことで、母ちゃんも南原に食わせまくるし、南原も母ちゃんに日傘を差してあげるし。
いい感じで橘通りへ。
それでは倒産を2年後に控えた橘百貨店へいらっしゃいませ。
母ちゃんいわく、安くて良い品の店と宮崎の大企業スポンサーをヨイショするのだが…
鹿児島からやって来た高くて良い品のお向かいさんの方が生き残ってしまったのは皮肉です。
あと、母ちゃんは都城大丸はスルーしてましたかね。
ところが、玄関で呼び出し連絡が入る。
目標が急速接近ということで、特別休暇は打ち切りになった。
母ちゃんは買い物しながら待つことにして、愚痴る南原を送り出す。
橘通りから青島までたいがいありますが…。

青島…
上陸してきたロケット…じゃないシェルターに北島はビビリまくる。
副隊長はステーションに問い合わせ、ロケットでなくシェルターを追尾していたことに気づく。
攻撃準備に掛かるZATだが、到着した南原は立ちふさがる。
青島でのドンパチは勘弁してくれ。
地元民ならそんなスポットがどっかにあるはずですな。
副隊長が悩んでいる間に、シェルターは頭を地にこすりつけ始めた。
最初にロケットの行方に気づいたのは南原だった。
ロケットとシェルターの関係は、ZATにやっと把握された。
いくらシェルターがぞりぞりしても、ロケットが抜ける素振りはない。
ロケットが抜ければ、シェルターは海に帰るに違いないと光太郎は考える。
副隊長はその役を光太郎に命じる。
シェルターには大迷惑な人選だった…。
立ち上がったシェルターの上空から、ホエールのマニュピレーターを伸ばす。
またごろんごろんが始まって狙いが定まらない。
メンバーがやきもきする中、副隊長の号令で降下する。
シェルターが習性でマニュピレーターにかぶりつく。
よーし成功(?)、ホエールはフルパワーで引っ張り上げる。
いやいやするシェルターを背伸びまで吊り上げたり、シェルターはいやいやバックして尻餅突いたり。
激闘1分弱…
南原の歓喜がやたら目立つZATが見守る中、抜けた!
…ロケット関係なしに健康な歯が…
森山でなくても、神経ぶちぶちの歯を見れば痛そうです。
こればっかりは光太郎の確認漏れ…シェルターはうぉんうぉん泣き出す。
北島は同情するし、副隊長も怒りを予想して観念する。
南原は葉に刺さった魚の骨が抜けたのを見せ付けて、取り方を教えるんだが…
火炎放射開始ー!
森山のアフレコとは思えない凄い絶叫が入ってますが、ZAT退避。
男性陣は火炎に煽られてあたふただが、森山はちゃっかりパンダのシートへ。
ええ森山だから構いませんよ、青ぶるまぁも堪能しましたし。
もはや退避もここまで、攻撃開始。
ホエールは銃撃を重ねるが、すっぽん怪獣シェルターは装甲持ち。
ことごとく銃撃を弾き返す。
光太郎はホエールをシェルターの脇に旋回させた。
習性どおり、シェルターはホエールに食らいついた。
咥えられた時点で炎上開始、光太郎は脱出する。
無人のホエールが日向灘に爆沈しつつCMへ。
シェルターは市内に向かって走り出した。
合流した光太郎に八つ当たりの南原をどやしつけ、副隊長は市街に向かわせる。

どう見ても、北から南に逆走してるようにしか見えません。
おおおおC57に並走してるぅぅ…ってことは日南線じゃなくて日豊線なんだな。
やがて青島から市内を横断して平和台公園へ到着。
八紘一宇の塔を挟んで銃撃開始…するとあっさりシェルターはターンした。
とんぼ返りしたシェルターは橘通りに踏み込んでいく。
あああ橘百貨店名物屋上観覧車が見えてきましたよ。
シェルターに気づいた屋上のお客は、我先に逃げ出した。
暢気にアイス食ってる母ちゃん以外は。
騒ぎに気づく前に、押し寄せる人々に押しのけられ、瓶底眼鏡が吹っ飛ぶ。
めがねめがね…やっさんしか連想できません。
シェルターの雄叫びが迫っているのに、母ちゃんには何が何だか…。
地上ではZATが到着した。
逃げ遅れた婆さんの話を聞くと、南原は母ちゃんの可能性を感じて飛び込んでいく。
光太郎も援護についていく。
地上から接近を阻止しているうちに、2人は屋上遊園地に達する。
無事を喜ぶ南原に対し、母ちゃんは暢気に眼鏡を求める。
光太郎があっさり発見、装着して初めて、母ちゃんはとんでもない事態にいることを知る。
腰が抜けて大パニックの母ちゃんを南原が支え、光太郎は銃撃で掩護する。
しかし、シェルターは屋上めがけて火炎放射を始める。
シェルターに一睨みされた母ちゃんは、観覧車に飛び乗ってしまう。
一周するまで観覧車からは脱出不能、南原は飛び乗って応戦する。
だが言わんこっちゃない、観覧車は火炎放射の直撃を受けた。
静まり返った観覧車に光太郎は絶句する。
それでは高らかに、タローッ!

シェルターを放り投げて戦闘開始。
そうこうしているうちに、南原も息を吹き返した。
タロウはゴンドラをもぎ取って橘通りに降ろして救出成功。
いきなりストリウム光線を浴びせるが、シェルターの装甲は弾き返す。
逆に火炎放射を浴びせかける。
タロウがかわしたので、あらぬ方のビルが炎上。
強引にロケットを抜きに掛かるが、シェルターはタロウの手を噛んで振り回す。
抱え上げて叩き落としても離しはしない。
北島も雷が鳴らないと離しそうにないと呆れ返る。
ならば、タロウは電線を引きちぎってシェルターに巻く。
びりびりびり、ようやくシェルターは手を離した。
タロウは鉄塔をシェルターの口に噛ませる。
その上で、あっちこっちからぼっこぼこ。
一方、ようやく母ちゃんは目を覚ました。
南原がタロウの殊勲を挙げるものの、母ちゃんは自慢の息子の手柄と疑わない。
まあ親馬鹿ながら和みつつ、南原も戦線復帰。
そんなこんなで、後ろからの攻撃でようやくロケットはすっぽ抜けた。
タロウはロケットをZATに指し示す。
副隊長はロケットに爆薬を詰め込ませる。
改めて水中ロケット発射…おい陸上でも使えるじゃないか。
ロケットは羽交い絞めにされたシェルターの口に戻る。
ちゅどーん!
かくして、殺される必要のなかった怪獣の代表格は砕け散った。

南原はさんふらわあで帰途に着く。
見送る母ちゃんは一通りの心配事を叫びながら南原を気遣う。
母ちゃんっていいものだ、光太郎は改めてそう思う。。。


空間の詳細
屋上襲撃シーンで空間発動。屋上にシェルターの影が迫る俯瞰カットの下あたり、パパに抱えられて逃げ去る子のお尻部分がほんの一瞬現れる。俯瞰だから仕方ない。フロアから真正面で撮っていたなら絶景に違いなかったのに。

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あるじのその他の分布地
毎度のことながら、エキストラじゃな。。。