空間のあるじ
時村かおり(演・清藤めぐみ)
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おおざっぱでもないあらすじ(東條昭平監督/曽田博久脚本)
カウラーのメス乗っ取り作戦は失敗に終わった。
ガルダンやエイリアンハンターを連れ、ラボー要塞からの猛攻から脱出しつつあった。
圧倒的な火力に翻弄しつつ、ケフレンを挑発する。
しかし、圧倒的優位の狩りをやめる気はない。
ラー・デウスも本気で怒ったようだ。
至近弾を受けて倒れたエイリアンハンターたちは、手持ちの獲物をラボーに向ける。
当然豆鉄砲に動じるわけもなく、ラボーは吸引光線をエイリアンハンターに向ける。
カウラーは鞭を伸ばして3人を拘束するが、ラボーはカウラーにも電撃ビームを放つ。
ガルダンに庇われながら吹き飛ばされている隙に、ラボーは3人の吸引を完了した。
去り行くラボーを睨み据え、カウラーは3人の忠誠に感激し、復讐を誓う。
デウスは最強だが、秘密を暴いてカウラーが宇宙最強に上り詰める。
ガルダンが大いに賛同した直後、サプタイぴゃーらーうるせえよ。
3人を拘束したデウスは、デウス遺伝子液の解禁を告げる。
シンセサイザーを流れるどろどろを眺めつつ、ケフレンは感激する。
デウスはエイリアンハンターをベースに、より強力なデウス獣戦士を作ろうとする。
ケフレンは演奏に取り掛かる。
カプセル内の3人はもとより、ワンダやネフェルたちも悶絶する。
異変に気づいたケフレンは演奏を弱めて事情を問う。
ワンダはシンセサイザーを指差す。
デウス遺伝子液の影響とケフレンは読み切る。
しかし、ケフレンに何の影響もないのは何故か…。
ワンダたちと生命構造が違うせいだとケフレンは読む。
カウラーがケフレンの正体に関心を抱いたのも頷ける。
自分がいったい何者なのか、ケフレンの脳裏に迷いが通る。
ネフェルの哀願に耳を貸さず、ケフレンはフォルテで一気に演奏する。
のた打ち回るワンダたちの悲鳴とともに、エイリアンハンターはタフモスに生まれ変わった。

その頃、事情を知らないフラッシュマンたちは、ラボーの出現エリアを探っていた。
不意にエイリアンハンター・ハグの矢が襲ってきた。
かわすと、次はホウのブーメラン、バウラの大鎌が飛んできた。
ジンはエイリアンハンターを呼ぶ。
岩陰から現れたネフェルは、タフモスを披露する。
タフモスの手にエイリアンハンターの得物…。
サラはエイリアンハンターの成れの果てとすぐに気づいた。
ネフェルは最強の獣戦士と豪語する。
素材のデウス遺伝子とやらには首を傾げるが、先制ビームをやり過ごしてプリズムフラッシュ!
名乗りなしで戦闘開始。
タフモスのブーメランが圧倒する。
続いて弓に持ち替え、フラッシュマンを狙う。
フラッシュマンはプリズムシューターのガンモードで矢を打ち落とす。
レッドは隙を見てガンモードにチェンジ、一矢報いる。
続けてグリーンはプリズムカイザーの打撃にかかるが、タフモスの幻をすり抜けた。
レッドのプリズム聖剣もタフモスをすり抜ける。
ならばバルカンを組まずに5人一斉射撃開始。
タフモスは平然とバル攻撃を打ち返し、フラッシュマンは自打球でひっくり返る。
透過したり反射したり、どんな素材なのかフラッシュマンは当惑する。
タフモスの変幻自在を誇りながら、ネフェルは暗にとどめを命じる。
立ち上がるフラッシュマンだが、タフモスは額の発射孔からビームを放つ。
ゴーグルがオープンしてしまうほど強力なビームだった。
レッドは撤退を指示した。
しかし、タフモスから逃れられないそうだ。
タフモスはエイリアンハンター3人の生首を召還する。
生首は自由に飛び交い、崖際に隠れたフラッシュマンを発見する。
3つの生首はビームを放ち、圧倒的な火力でフラッシュマンを崖下に叩き落とす。
ネフェルは徹底的に捜査するようゾローたちを散開させる。
ダイとブンは土遁の術でやり過ごす。
思いっきり2人を踏みつけながらも、一行は2人を捜し当てることができなかった。
一行が去った後、うまく崖際に隠れたジン・サラ・ルーも合流した。
この場は何とかごまかしたが、次に不安を覚える面々だった。
ラウンドベースでモニタリングしていたマグもぞっとする。
そんなラウンドベースに罠のお知らせが届く。
ネフェル指揮のもと、一行は時村博士と家族を捕らえて人質にした。
挑発とはわかっていても、よりによって時村家。
マグは躊躇せず連絡した。
ジンも迷いなく救出に向かう。
ぴろりろーん・ばばばばん! 公平節相変わらず軽いぜ。

時村家が囚われたいつもの野外ステージを木陰から伺う。
一度は妹と信じた姉妹の危機に、ブンが飛び出そうとするのをダイはぐっと抑える。
チャンスを伺っていたフラッシュマンだが、先に生首から発見された。
思わず追われて木陰から飛び出す。
あっという間に3つの生首に取り囲まれた。
半ば術中にはまったはずなのに呆れ顔のネフェルだが、ステージに異変が。
背後から忍び寄ったガルダンがゾロー1匹をフォールする。
余裕綽々で現れたカウラーは、ウルクとキルトに鞭を振るう。
ゾローが弾き飛ばされてノーマークになった博士にガルダンが駆け寄る。
博士を横取りされたネフェルは、生首をカウラーに差し向けようと呼び戻す。
フラッシュマンを追い散らして迫ってくる哀れな生首にカウラーは一喝する。
生首はかつての主人に逆らえず、タフモスの体内に逃げ帰った。
生首を収容したタフモスは、カウラーが迫るごとに身震いして後ずさる。
見かねたネフェルがタフモスを庇い、ウルクとキルトをけしかける。
カウラーとガルダンは2尾をも圧倒する。
一見内輪もめの中、漁夫の利を待てない蚊帳の外から、フラッシュマンは乱入する。
ゾローをなぎ払い、自然に時村家の女たちを輪形陣の中に囲んでガードする。
そしてプリズムから閃光。
ネフェルもカウラーも、我に返った時は、すでに時村家を奪還されていた。

公園の藤棚に時村家を匿い、フラッシュマンたちは安堵する。
いつものように、かおりとみどりがフラッシュマンを迎え入れて握手する。
その時、触れた手と手に電撃が走った。
予想外の衝撃に、フラッシュマンと時村家は互いに離れるように弾き飛ばされた。
何だ…今の衝撃は…。
呆然とするフラッシュマンだが、吹き飛ばされた姉妹を案じて駆け寄る。
マグが緊急電で制止する。
「反フラッシュ現象が起きたんだ」
……戦隊史上最も悲惨な最後をもたらしたあの現象が遂に発動してしまった!
フラッシュ星人と異星人に起きる拒絶反応で、地球生まれのフラッシュマンも逃れられなかった。
地球を救いに来たのに、地球人と拒絶反応…ブンは狼狽する。
サラはたとえ肉親であろうと、握手すらできないことに気づいてしまった。
博士はジンに指を突き出す。
2人につられて、ふたつのグループは恐る恐る指を突き出す。
…偶然では終わらなかった。
電撃の弱いうちに、両者は指を引っ込める。
フラッシュマンも時村家も、本物の反フラッシュ現象に驚愕する。
落胆するフラッシュマンは、カウラーの鞭に弾き飛ばされた。
カウラーに注目した隙に、ガルダンは一気に博士を襲う。
すがりつく奥様を振り捨て、博士を連れ去ろうとする。
カウラーはデウスを倒すために博士を利用しようと計画していた。
立ち去る一行にジンが飛びつく。
だが、ガルダンではなく博士に直接飛びついてしまい、現象が発動してしまう。
博士を案じ、自ら動揺したジンは手を離す。
カウラーは棒立ちのジンを殴り飛ばし、宇宙船を呼んで収容された。
飛び去る円盤を見送り、ジンは悔しがる。
反応がなければ、死んでも博士を放さなかったのに…。
落胆する一行の前に、もうどうでもいいネフェルたちが現れた。
「博士を助け、メスを倒すまで、俺たちが倒れるわけにはいかないんだ!」
プリズム・フラッシュ!

今回は名乗らずに戦闘開始。
いつもの土管置き場でゾローを蹴散らす。
レッドはやがてウルクとキルトに挟まれる。
キルトの立体攻撃に吹っ飛ばされるが、プリズムシューターのガンモードで形勢逆転。
ネフェルはタフモスを放つ。
生首のビーム攻撃でグリーンとブルーを打ち倒し、火炎攻撃でレッドを弾き飛ばす。
レッドは生首を操る本体の集中攻撃を狙う。
しかし、タフモスは重装甲化し、ビームを弾き返す。
自打球で悶絶するフラッシュマンを航空から生首が狙う。
イエローが早々と弱気な一言…。
ブルーとグリーンに泣きつかれたレッドも妙案がない。
そこに颯爽とマグ参上。
マグには妙案があった。
「お前のようなロボットに何ができる?」とネフェルは挑発する。
そりゃお笑い系ならマグ最強ですが。
スイッチぽん、おなかのモニターを開く。
カウラーの動画だった。
忠誠を誓うカウラーの顔を見たとたん、生首は本体に逃げ帰る。
もちろん本体も悶絶する。
エイリアンハンターの記憶が消えていないようだ。
なるほど、それじゃあ遠慮なくローリングバルカン!

クラーゲン!
ならば、フラッシュキング発進!
フラッシュクロス済みのタイタンが飛んできた。
ぼこぼこ殴りつけるタフモスの触手をキングビームで切断。
キングミサイルで両腕を叩き落とす。
丸腰のタフモスにコズモソード召還、スーパー・コズモ・フラッシュ!
……
しかし…
手を伸ばすフラッシュマンに、時村家の女たちはつい手を引っ込める。
手を触れることもできないのに、地球を救うことなんて…。
絶望するサラだが、奥様に頼られていることをジンは一縷の望みに変える。
必ず博士を救い、この手で地球を守る。
立ち去るフラッシュマンを姉妹は距離を置いて見送るしかない。
フラッシュマンの決意は固いが、反フラッシュ現象はいっそう苛烈に5人を蝕んでいくことになる…。

空間の詳細
反フラッシュ現象発動シーンで空間発動。吹き飛ばされて地面に叩きつけられたあるじの太腿が開き、奥に白いものが一瞬現れる。

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あるじのその他の分布地
・科学戦隊ダイナマン#劇場版≒#32「消えたパワーガン」(1983年)
・宇宙刑事シャイダー レギュラー・秋本ルミ(1984年)
・電撃戦隊チェンジマン#28「呪われたクレヨン」(1985年)
・光戦隊マスクマン#19「妖怪! アナグマス」(1987年)
みどり役の佐藤やよいも太腿の間から見えるものがあるが、BLACKで杏子の同級生役だったので、O-15と今回は見なすことにした。