空間のあるじ
中西ミドリ(演・広瀬隆子)
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おおざっぱでもないあらすじ(畠山豊彦監督/長坂秀佳脚本)
謎の女リエコ、遂に何の脈絡もなく散るの巻…。
…とは思えないのどかな中西家のハイキングから話は始まる。
親子3人のお昼時、こっそり車の陰にシャドウナイト人間体は現れてほくそ笑む。
養豚所の悲しい豚たちをバックに、わけのわかんないサブタイぱぱーぱーぱぱー。
ところが、イメージではなく本当に豚が潜んでいた。
たまたま通りかかったリエコは、妙な音に気づく。
アキラには何も聞こえないが、リエコには聞こえるという伏線提示。
リエコはアキラを逃がす。
そんな中に、豚人間が3体飛び出してくる。
豚人間達は、驚く一家を襲った。
騒ぎを聞きつけたリエコが駆けつけた時には、一家が倒れていた。
豚に襲われたとリエコは知る。
だが、目覚めたパパは居丈高にリエコの親切を突っぱねる。
その頃、ビッグシャドウは豚に呼びかける。
人間に強いられていた忍耐は終わった。
豚の惑星計画によって豚たちを解放しようとビッグシャドウは言う。
厩務員たちは豚たちに襲われる。
…なんて無用心な…豚の裏投げはリアルに牛の頭突きや馬の蹴りよりやばいよ。

さて、パパは平和電気の社長であった。
出社する道すがら、社員たちに怒鳴り散らす。
幹部達がトースターの改良に打ち込んでいたが、社長はトースターを放り捨てる。
巷で噂の豚の暴動に乗じ、社長は機関銃の生産を命じる。
今日から平和電気は兵器工場…社長は高笑い。
…たかが白物家電屋には無茶な話ですよ。
工員にも解雇をちらつかせて怒鳴りつける。
そんなパパの豹変をミドリは垣間見て悲しむ。
一方、その日暮らしコンビは昼寝ですきっ腹をごまかしていた。
といっても、ヒロシにはそろそろ限界。
ぶすくれていると、ミドリの泣き声に気づいた。
優しいパパが兵器屋になってしまったとあって、ミドリは大泣きする。
そんな折、ぶひぶひがミサオの目の前に現れる。
飛び起きたミサオはヒロシに駆け寄る。
ミサオが指差した先には、もう豚はいなかった。
こんな街中に豚がいるもんか、という一般常識にミサオは食い下がる。
新聞を読む男に声をかけた。
新聞を下ろした男は…予想通り豚人間。
息を呑むミサオを庇ってヒロシが飛んでくる。
豚人間はあっさりシャドウの立場と豚の惑星計画を口走る。
豚から人間系ロボットに変化したピッグマンと名乗る。
ということで、ピッグマンはナイフを抜き、仲間を呼んで2人を取り囲む。
散り散りに逃げたいところだが、コンビもミドリもあっさり囚われる。
そこに高らかなトランペットの音色。
OPインストに乗ってどーっ! そして戦闘開始。
ピッグマン5体をあっさり蹴散らす。
圧倒的に形勢不利、ピッグマンたちはテレポートして逃げた。
イチローはシャドウの計画が拡散すれば、世界中の豚がピッグマンに変わると踏んだ。
…イスラム圏にはシープマンが必要になりますが?
思案するイチローめがけて、唐突にハカイダーショットが飛び散る。
「01、俺の用はもう済んだ! はっはっは!」
イチローが追う暇もなく、ハカイダーもテレポートした…何がしたかったんだ?

帰宅したミドリはママに泣きつく。
だが、事情を告げる暇もなく、帰宅したパパが怒鳴り散らす。
ミドリは壁に映ったパパの影が豚の姿なのに気づいた。
パパの正体がピッグマンだとミドリは悟るが、平然を装う。
その頃、仲がいいのか悪いのか、ハカイダーはシャドウナイトに戦況報告。
ピッグマンの仕事ぶりにはハカイダーも満足。
特に偽パパ105号は大活躍でシャドウナイトのお眼鏡にかなう。
一方、ミドリはパパの正体をママに打ち明ける。
ママは一笑に付し、つまらない冗談と取り合わない。
だが…予想通り、ママはピッグマン104号だった。
104号は105号に気づかれたことを伝える。
2体はミドリの抹殺を急ぐ。
書斎を出て行く立派な黒豚…そりゃ性能よさそうだ。
客間に人間体が到達した時、すでに客間はもぬけの殻だった。
ミドリを引いて駆け去る2人は、リエコたちと鉢合わせする。
事情はさておき、ミサオは2人にも逃げるよう促す。
その先で夫妻は待ち伏せしていた。
にこやかな演技だが、面は割れている。
ヒロシに図星を突かれ、2体は正体を表す。
マッドピッグ104・105…もはやピッグマンのグレードじゃない。
リエコがしんがりで一同を逃がす。
その退路はピッグマンどもが現れて塞ぐ。
マッドピッグ105の音頭でピッグマンが飛び掛かる。
ところが、先週から急に戦闘力を身につけたリエコが反撃に出る。
スタントの跳び蹴りから戦闘開始。
ピッグマン5体を相手にリエコが押す。
たまりかねたマッドピッグが火炎放射で掩護。
これにはリエコも苦しみだす…見てる方も黒い透けブラに悶え出す。
ピッグマン2体がリエコを取り押さえる。
勝ち誇って歩み寄るマッドピッグの前にイチロー乱入、ピッグマンを蹴散らす。
そのまんま01ロックのインストに乗って選手交代。
イチローはたちまち2体を破壊する。
マッドピッグは煙幕弾を使ってトンズラした。
その上に、ミドリや兄弟も戦闘中にどこか行ってしまった。
摩り替えられた本物の両親はシャドウ基地に囚われていると、ミサオはその場しのぎに言ったという。
真に受けて探しに行ったに違いない。
突入する前に確保するしかない、若者達は捜索に散ってCMへ。

ひとり行くミドリを兄弟は探し当てた。
ピッグマンがミドリの背後に回る。
兄弟はこっそりピッグマンを追う。
神社の山門をくぐったところで、兄弟はピッグマンに石を投げる。
命中はしたが相手はロボット、振り向いて兄弟を追い散らす。
尾行に気づいたミドリも身を潜める。
しかし、あっさり巻かれたピッグマンは諦めて入口に戻る。
ハイル・シャドウの呪文で石灯篭がスライドし、竪穴が開いた。
本堂の陰で一部始終を見ていたミドリも、呪文を唱えて竪穴に入る。
兄弟が引き止めに叫んだが後の祭り、石灯籠は元に戻る。
ヒロシは呪文を…「入れ、シャドウ」…入れません。
発見したミサオとリエコは引き止める。
しかし、何を根拠にしたのか、こんなことに大人は役に立たないそうだ。
アキラも意気投合して、ハイル・シャドウ。

一方、好奇心がありすぎた女の子は…
あっさりと両親の牢にたどり着いた。
牢の前でパパママを呼べば、当然ながら牢番のシャドウマンが沸いてくる。
2体がかりで格子から引き剥がされる。
食い下がるミドリが善戦する間に、正規ルートから捜索隊、天井からイチローが乱入する。
牢番を蹴散らし、ミドリには救出を約束して退避させる。
ところが、退避させた方が罠にはまった。
袋小路の部屋に飛び込むなり、退路の扉が下りる。
壁にしみが沸き、ハカイダーが染み出してくる。
ハカイダーはあざ笑いつつ添乗を指し示す。
ご丁寧に「DANGER]ロゴ入りの時限爆弾が降りてくる。
そうとは知らず、イチローは格子を破り、ミドリの無事を両親に伝えつつ脱出を促す。
ミサオはジャイアントデビルを引き合いに、子供達の解放を促す。
ところが、あれほど執着したジャイアントデビルをハカイダーは鼻で笑う。
ザダムが完成したので、ジャイアントデビルはお払い箱というこった。
この2クール何だったのよ…。
そんなわけで、高笑いしつつハカイダーは火薬玉とともに消える。
ミサオは神様仏様モードだが、確かに打つ手なし…。

地上では、本物夫婦と偽夫婦が睨みあっていた。
2組は張り合うやら同情を買うやら、ジャッジのイチローに詰め寄る。
もちろんイチローにはお見通し、跳び蹴りで偽夫婦を吹っ飛ばす。
ばれたマッドピッグはイチローににじり寄る。
イチローのキックが105にヒットし、ぼくらのキカイダーに乗って戦闘開始。
今度はシャドウマンがわらわら沸いてくる。
イチローのまんまシャドウマンをなぎ倒す。
しかし、地下ではリエコは子供たちをミサオに託す。
逃げ道なんかどこにもありゃしないので、ミサオでなくてもわけがわからない。
リエコは格子に手刀を切る。
鉄格子をへし折ったので、ミサオは絶句する。
そして、唐突に正体を明かす。
リエコも人造人間…ブラウスのボタンをはずして開いてみせた胸元は…
ミサオは呆然とするが、視聴者にはちっともメカメカしくないので唖然…。
18話の設定と矛盾してる…のは当時からの語り草だ。
天井に飛び上がったリエコは爆弾の解除に取り掛かる。
開封したリエコは、単純な火薬爆弾ではないと見破った。
ガスも併用した必殺の爆弾、解除するしか脱出の手立てはない。
ミサオは決断し、子供たちを促して去った。
長らく運命を共にしたリエコを案じて止まるアキラを引いていく。
一方、地上では、マッドピッグの火炎放射攻撃が始まっていた。
飛びのいたイチローは、チェンジキカイダー・ゼロっ・ウヮン! どーっ!
ゼロワンカットのバンクでシャドウマンをぶっ潰す。
一方、解除を図るリエコの妨害にシャドウマンが乱入していた。
解除中断やむなし、リエコのスタントは3体を相手に戦闘に入る。
さて本題のほうは、マッドピッグのツープラトン攻撃で01が劣勢に立つ。
鼻に仕込んだチェーンで腕を取られ、至近距離からの火炎放射。
ところがだ、01はチェーンを引きちぎる。
そして高速ジャンプからあっさりとブラストエンド!
2体まとめてきのこ雲になった。
一方、地下では解除再開できずに膠着していた。
リエコさん、黒ブラのはずなのに、スタントさんの透けブラが白なので気になります。
そうとは知らず、脱出組は地上に生還した。
境内でイチローは両親を引き合わせる。
無事に再開して抱き合っても、涙涙のミドリだった。
だが、ミサオが我に返る間もなく、激震が走った。
…間に合わなかった…
アキラはリエコを呼びながら駆け出す。
立ち尽くし、アキラは泣きじゃくる。
追ったイチローも絶句する。
岡部さんの締めのナレーションでは、ほのかな希望が示されるのだが……。
残念ながら東宝の光の戦士を退治に行ってしまいました…。
立ち去るダブルマシンを見下ろしながら、ハカイダーはザダムの出現を予告する。

空間の詳細
常連の総裁閣下からの頂き物。襲撃シーンで空間発動。ピッグマンに羽交い絞めにされながら立ち上がると、ワンピースがたくし上がって白いお尻部分が現れる。ピッグマンの股の間で出現するし、もがきまくっているので見つけづらくはあるけれど。

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あるじのその他の分布地
・好き! すき!! 魔女先生#5「いじっぱりハモニカさん」(1971年)
・ウルトラマンA#49「空飛ぶクラゲ」(1973年)