空間のあるじ
神社で遊ぶ子供(演・Uncredit)
イメージ 1
おおざっぱでもないあらすじ(小西通雄監督/扇澤延男脚本)
管轄の南町派出所で異変が起きた。
大谷巡査が急に頭を抱えてへたり込んでしまった。
都会の喧騒が大谷を苦しめる。
意気揚々と自転車泥棒を捕まえてきた先輩の前で、大谷は三つ道具をテーブルに叩きつける。
大谷は国に帰ると叫んで奥に引きこもってしまった。
飛び出した大谷は、身一つで頭を抱えたまま都会の人ごみを掻き分けていく。
直人と洋子は派出所に向かったが、通報した先輩も困り果てるばかり。
大谷をよく知る直人から見れば、大谷は真面目で職場放棄する奴ではない。
それは先輩もよく分かっている。
先輩は、休暇で里帰りして以来、大谷がおかしくなったことに気づいていた。
田舎で何かあったと直人は感じる。
もちろん、報告を受けた清志郎は世間体様を恐れる。
清志郎は自ら大谷の郷里大里村に出向き、大谷を引っ張ってくる気になった。
自然一杯の大里村と聞いて、美智代ちゃんは羨ましがる。
だが、自称シティボーイの秋田県民はあくまでも田舎嫌いを強調する。
笑うなと叫んでみても、誰が笑わずにおらりょうか。
そんなわけで、兎追いし彼の山と歌いつつサブタイどうぞ。

大里村に着いた清志郎は、田舎の風景に顔をほころばせる。
水車でしょ、川遊びでしょ、花を摘む女の子のスカートの中でしょ、縄跳びする子のパンチラでしょ
…は俺たちだなこりゃ。
だが、ふにゃふにゃリラックスしまくりの清志郎を目撃したのは…マーシャカーシャ。
バイオロンの計画に感づいて駄目刑事が来たものとカーシャは早合点。
マーシャはついでと見てキノコノイドを呼び出す。
清志郎も都会嫌いになるのだ~!
キノコノイドは胞子ガスを清志郎に浴びせる。
キノコノイドが言うように飛び切り濃いのを浴びて、清志郎はへたり込む。
やがて署に電話があった。
清志郎からの電話を受けた洋子は絶句する。
清志郎は大里村で一生暮らすと言い出した。
思いっきりミイラ取りがミイラ…怒り狂う洋子を直人は宥める。
しょうがない、直人は清志郎と大谷を呼び戻すために出発した。
そうとは知らない2人は、渓流釣りをエンジョイしていた。
大はしゃぎの2人を直人は一喝する。
2人の腕を取って連れ去ろうとしたが、2人とも振りほどく。
清志郎の宗旨替え宣言に直人は唖然とする。
騒音は頭痛の種だし、スモッグは胸焼けするし、都会なんか住めないな。
…正論です…。
ところが、心地よさそうな2人と裏腹に、額に浮き出た発疹に直人が気づく。
清志郎にも大谷にも心当たりはなさそうだ。
直人はわけが分からずに説得を続ける。
署の仕事も、2人を頼る人々も、東京に残してきたままだ。
そこに同調して現れたのは、大谷のおっかさんだった。
おっかさんは大谷に初心貫徹の志を思い出させる。
亡父の墓前に、父と同じく勇気のある警察官になる誓いを立てたのではなかったか。
そのタイミングでふるさと3番を流しますか…金成にしてはいい仕事だ。
しかし、無気力になった大谷の心は甦らなかった。
清志郎にそそのかされ、2人は沢を登っていく。
腑抜けになった大谷を見せ付けられ、おっかさんは泣き出した。
肩を落として去るおっかさんに何も言えず見送る直人だが、2人の変貌の謎は気になる。
ふと、風の中にかすかな異常を感じた。
手をかざしてみると、金粉のような紙ふぶきのようなものを捕らえた。
人工の胞子だとジバンの電子頭脳が読み取る。
これが原因だと直人は読んだ。
一方、ギバ様とマッドガルボの会話を通してからくりレクチャー開始。
胞子は人体に入り込み、生理機能を狂わせて、都会の外部刺激に耐えられなくしてしまう。
さらに人間の気力も失わせる。
これを世界中にばら撒けば、都会から人々は逃げ出し、文明は崩壊する。
空っぽの都会はバイオロンが頂きというわけだ。
ギバ様はマッドガルボにキノコノイドの本格始動を命じさせた。
…キノコノイドのフル稼働でも、世界中の都市制圧は物理的に不可能だと思いますよ…。

ジバンは調査を開始した。
胞子を発している朽木を発見した。
パンチで叩き崩し、サンプルを取り出してみると、ブルーベリーみたいな毒々しいキノコ。
これが原因だと確信する上空から、キノコノイドが奇襲する。
一撃がクリーンヒットして戦闘開始。
組み付くジバンにキノコノイドはガスを浴びせる。
組み合ったまま、キノコノイドは計画を洗いざらい暴露する。
大里村はキノコの培養に最適な土地だったそうな。
そうはさせん! パンチで一度離れたが、キノコノイドは再びガスを吐く。
しかし、胞子を混入させない純粋なガスではジバンに影響なし。
パンチでひっくり返し、マクシミリアンで朽木を銃撃する。
うろのキノコは燃え尽きた。
銃口を向けられたキノコノイドは、体をむしって爆弾にする。
とっくに胞子はカプセルに装填し、あとは世界中にばら撒くだけだそうな。
驚くジバンに、キノコノイドは木々を足場に翻弄する。
ジバンはパワーブレイカーで反撃するが、滑って捕獲できない。
ならばニードリッカーで中央突破…も穴が開かない。
逆に蜘蛛の巣を被り、胞子入りのガスを浴びる。
胞子はジバンの全身を覆い、分解していく。
全て腐るそうですが、無機物は腐りますか?
そんな中、マーシャとカーシャが呼びに来る。
ギバ様のゴーサインが出た、カプセルの打ち上げだ。
悶絶するジバンそっちのけで、キノコノイドはマーシャ・カーシャについていく。
追いたい地盤だが、アラーム鳴りまくり。
◎Θ◎も「このままでは腐る」とか…だったら善後策考えろよ。
ジバンは熱線を放射してネットとキノコを焼き払った。
カプセル打上げ基地はどこか、ジバンはサーチする。
キノコノイドの通った道に胞子が残っていた。
わかりやすい道標をたどることにしてCMへ。

そんなこととは露知らず、清志郎と大谷は、山を見下ろす丘の際に到着した。
絶景とはあえて言わないが、癒される景色に清志郎は和む。
すっかりシティボーイは忘れ去られている。
ちゅか、清志郎と大谷、役者の容姿が似すぎてるぜぃ。
ところが、地鳴りが聞こえた。
2人が行ってみると、ミサイルランチャーが地表に現れていた。
思いっきり目撃者ということで、ダイヤジャックが捕獲されそうなBGMでマスクに取り囲まれる。
マーシャ・カーシャに連れられて、カプセルを抱えたキノコノイドが現れた。
怪物よりきれいなお姉ちゃん見ようよ大谷くん…中身は化け物だけどさ。
2人はマスクを振り払うが、あっさり崖の際に追い詰められる。
マーシャはご丁寧なレクチャーを2人に施す。
上空10000mで破裂したカプセルから、胞子は気流に乗って全世界に蔓延する。
清志郎は抵抗するが、日頃から駄目刑事の上に腑抜け状態。
しかし、「都会から尻尾を巻いて逃げ出す弱虫人間」とマーシャがいらんことを…。
今にも伊賀電が飛び出しそうなBGMで清志郎が覚醒する。
握った砂をばら撒いてマスクを散らすと、キノコノイドに組み付いた。
一度振り解かれても、再び組み付く。
しかし、なぎ払われて崖下に転がり落ちた。
清志郎は這い上がろうともがく。
だが、大谷はヘタレたまんまだった。
腰が抜けた大谷にキノコノイドもあきれ果てる。
見かねたかあちゃんが叫ぶ。
仁王立ちで叱咤するかあちゃんは、あっという間にマスクに取り囲まれる。
さすがに跳ね起きた大谷だが、マスクに囚われて俯く。
銃口を向けられても、かあちゃんは愛の鞭を止めない。
かあちゃんが…かあちゃんが泣いてる…。
戦士シャイダーのバイクが出てきそうなBGMに乗って、大谷はキノコノイドに飛び掛かる。
カプセルをもぎ取った。
しかし、マーシャは大谷を呼びとめ、カーシャにナイフを突きつけられたかあちゃんを見せる。
かあちゃんは見捨てられない、カプセルも渡せない…大谷は迷う。
そこに乱入したのは、這い上がった清志郎だった。
かあちゃんを奪還し、大谷の背後に匿う。
大谷はカプセルを振り回してマスクを追い散らし、取り落とした銃を清志郎が奪う。
キノコノイドは銃撃をものともせずに肉薄する。
清志郎をなぎ払い、大谷からカプセルをむしり取る。
倒された大谷を庇って覆いかぶさるかあちゃんにも無慈悲の殴打。
敢闘したものの一般人、もはやこれまで…。

とうとうカプセルはミサイルに装填されてしまった。
3人の目前で、マーシャは発射ボタンを押す。
雲をめがけてミサイルが突き進むが、雲の下で撃墜された。
のっけからオートデリンガーのファイナルキャノン、おみごと。
オートデリンガー、を抱えたままキノコノイドの目前に飛び込む。
恒例の電子手帳提示。
マーシャとカーシャは正体に戻り、マスクを放つ。
詠唱なしでパワーブレイカー装着、マスクをなぎ払う。
一方、清志郎と大谷はかあちゃんを庇って戦闘開始。
ええ、この2人です…BGMはイガクリスタル親衛隊が戦ってそうですが。
だが、マーシャとカーシャが乱入してくる。
マスクには何とか伯仲しても、この2人には無理。
かあちゃんを囚われ、2人はなぎ倒される。
それでも2人は食い下がる。
がんがれ一般人!
一方、メインの2体の方は、オートデリンガーのサブマシンモードでジバンが押す。
かあちゃんの奪還に成功した2人をその他が追う。
ジバンは乱射して退路を開く。
マーシャとカーシャは捨て台詞を残して撤退した。
それじゃあキノコノイドと決着だ、ファイナルキャノン!
ぱーふぇっ・ぱーふぇっ・じばぁん!
敢闘してへたり込んだ2人の額から発疹が消えていく。
ジバンは大谷を勇敢な警察官と讃える。
ジバンと握手した大谷は自信を取り戻す。

再び出発の時。
かあちゃんは火打石を打つ。
かあちゃんを置いておくのは忍びないが、かあちゃんは忘れなければよしと言う。
現れた直人に苦労話をチョーク交じりで叫ぶ清志郎。
喉輪を振り切って逃げ出す直人、追う清志郎、いつものセントラルシティ署の風景だった。


空間の詳細
清志郎田舎めぐりシーンで空間発動。神社で縄跳びしてる女の子がジャンプして、スカートが翻ると、中の白いものが現れる。画面の真ん中なので、一瞬の割に目立ちはするが、なにしろ小さすぎてじっくり鑑賞とはいかない。

イメージ 2
あるじのその他の分布地
いつものことながら、エキストラじゃな。。。