ローテーションに従えば、レオ2話「大沈没! 日本列島最後の日」なのだが、松の内にはふさわしくないので…。

空間のあるじ
はこべ園の子供たち(演・下野照美など)
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おおざっぱでもないあらすじ(山際永三監督/石堂淑朗脚本)
タロウ名物おバカギャグ回の代表作…にもかかわらず豪華なゲストのギャップが凄すぎるお話。まあベロンの監督だしオルフィの脚本だし。間もなく正月という年末のパトロールに光太郎と南原は出かけた。能天気なラジオ放送を流しつつ暢気な南原と雑談していると、フロントガラスに張り付いたものがある。王女パンドラでもパイラ人でもなく、役目を終えたクリスマスツリーの星だった。それをねだる女の子が現れる。急に悲しい音楽に変わり、一目で母子寮はこべ園の子と見抜いた光太郎は、駆け去る子を見ながら、クリスマスを祝えなかった子供達を案じる。南原は正月が好きなのは酔っ払いだけと暢気に突っ込む。南原…お年玉って知ってる? 光太郎の予想通り、広場の餅つきを物欲しげに見つめているはこべ園の子供達と、引率するさおりがいた。邪険に追い払う餅つき集団の男と、子供達を宥めすかして帰そうとする園長を見送った。さおりから事情を聴いた光太郎と南原は、はこべ園で餅つきをして子供達にプレゼントしようと思いつく。ランサーに臼を積んではこべ園に向かう南原は上機嫌。唐突に「餅つきといえばお月さん」と言い出す光太郎…季節が2~3ヶ月ずれてる気がする。まだ昼間なのに満月が地平線の上に昇っていた。
はこべ園に臼を持ち込んだ光太郎と南原とさおりは大歓迎される。手馴れた寮母の叔母ちゃんたちが餅米を蒸し上げる。つき初めの園長さんがお約束のぎっくり腰でダウンすると、光太郎にバトンタッチ。いい感じでつき始めたが、月の表面で爆発があったようだ。轟音に気づいた光太郎は南原と相談して本部に問い合わせたが、森山は月に異常を認めなかった。さすがに能天気な南原も、餅つきは光太郎に任せてパトロールに出た。餅つき再開。男の子が「怪獣の食べるガムみたい」と言えば、女の子は「そんなこと言っちゃ怪獣が食べに来るわよ」と突っ込む。まだつき上がってもいないのに、不気味な笑い声とともに、飛行船にぶら下がった臼の怪獣モチロンが現れた。さっきの子は早速「それ見なさいあんなこと言うから食べに来たじゃないの」と突っ込む。光太郎は子供達を逃がし、着地したモチロンと対峙する。モチロンは臼ごと餅を咥え、臼だけ吐き捨てて返した。光太郎はZATガンを乱射、モチロンは飛行船にぶら下がって飛んでいった。取り逃がした光太郎はZATに連絡する。やがてモチロンの飛行船は、さっきの強欲集団のところに現れた。まだついてもいない餅米を甑ごと咥えて見苦しい絵。打ちっぱなしのゴルフボール籠も餅と勘違いして…ゴルフボールをそこらじゅうに吐き散らす。モチロンは口直しに山の民家を襲う。蹴った臼が転がって逃げ惑う人を轢く…木臼でもたいがい重いぞ。騒ぎが大きくなってようやくZAT登場…コンドルの主翼がねじれた出撃バンクにも慣れたけどさ…。ランサーの光太郎・南原組も急行するが、先にモチロンの火炎放射を浴びた北島のコンドルは撃墜された。荒垣副隊長は飛行船を破壊してモチロンを破壊しようと目論む。ホエールに撃墜されたモチロンは、光太郎と南原の近くに落ちてきた。ギャグモードで2人は逃げる。モチロンは地上に火炎放射を浴びせ、臼の体に手足を引っ込めて転がるグローバー式移動でZATの追撃を逃れた。副隊長はレーダー追尾を求めるが、レーダーを観測していた森山は、反応が一切ないのでキョトンとしたままAパート終了。
帰還した副隊長は、モチロンが月から来た怪獣であることを見抜いた。宇宙怪獣として反応しないのは当然だ。一方、はこべ園に戻った光太郎は、餅つきが台なしになってしょげ返った子供たちに責められる。光太郎は次こそモチロンを倒す決意を表す。ふと光太郎は月光のソナタを奏でるピアノの音を耳にする。さおりや園長には聞こえないらしい。音色に誘われて光太郎は外に出た。すると、月から降りてくるピアノが見えた。近藤正臣ではありません、われらの南夕子だった。モチロンの件で話があると夕子は言う。光太郎は夕子に対面する…と言っても、金網越しに目も合わせないが。まずはモチロンの発生原因。長いこと地球人が月の餅つき兎を空想し続けた思念がモチロンを生んだという。モチロンは地球の餅を食べたくなって降りてきたという。夕子はモチロンを説得し、タロウに地球の重力圏外へ運ぶよう願い出た。光太郎は快諾、夕子の飛行術によってモチロンの潜む山へ一っ飛び。目覚めたモチロンは夕子の説得に乗らない。腹いっぱい食べるまで帰らないつもりらしい。次の目標は新潟を指名、そりゃ魚沼産コシヒカリの国だけどよ…と、ここでようやくモチロンは光太郎が地球人でないことに気づいた。光太郎は正体を明かす。すると力自慢のモチロンはタロウと力比べをしたがった。光太郎も変身して四股を踏む。タロウの寄り倒しで一本、続いて太郎の上手投げ、今度はモチロンの鯖折り、もはや相撲じゃない…。モチロンは火炎放射で攻め立てる。グローバーと違って横に転がらないモチロンの側面からモチロンを抱え上げる。夕子は降参を命じるが、開き直ったモチロンは掲げられたまま挑発する。一思いに殺しても構わないが、殺せば月の兎型模様も消滅するという。タロウは放り投げた。瞬間湯沸かし器エース兄さんの二の舞か…と思ったか、スペシャルゲスト父登場。そしてモチロンを激しく叱り飛ばす。さすがのモチロンも降参。しかも餅返還の罰も与えられてしょんぼり。。。かくしてタロウと巨大化夕子がモチロン臼で餅つきと相成った。
翌朝、いつの間にか眠ってしまったさおりは臼の音で目覚めた。光太郎が餅をついていた。光太郎はモチロンを連れて飛んでいく父と巨大化夕子を指差す。目覚めたはこべ園の子供たちも父を見送る。ようやく餅の大盤振る舞い。ということでよい年でありますように。

空間の詳細
あっちこっちで発動する。餅つき案決定シーンで挿入されるモノクロ写真1枚目の女の子のスカートの中にモコモコの白いものが詰まっている。実はこの子、はこべ園到着シーンで、馬のレリーフ前で柵を乗り越えて光太郎に駆け寄って開脚を披露する子と同一人物…が、柵をつかんだ手で恥ずかしい布の中央部は隠れている。つき初めシーンで周りをぐるぐる走る年長の子のミニスカートが翻る。そんな小ねたを含みながら満を持してメイン下野照美がラストで空間発動。父を見送って駆け寄るところから手を振るところまで、ワカメちゃん状態で逆三角形が現れている。中盤でもお尻部分をちらつかせてもいるし。
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フルスクリーンだとこんなサイズの空間。
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あるじのその他の分布地
メインの下野照美はこんな感じ。
ウルトラマンA#38「復活! ウルトラの父」(1972年)
仮面ライダーV3#41「あッ! 人間が溶ける! ヨロイ元帥登場」(1973年)
ウルトラマンタロウ#11「血を吸う花は少女の精」(1973年) 39話とは違う役。
仮面ライダーX#9「Xライダー必殺大特訓」・#10「GOD秘密警察! アポロガイスト!!」(1974年)
・仮面ライダーアマゾン#12「見た! ゲドンの獣人改造室!!」(1975年)