空間のあるじ
マリコ(演・臼田まゆみ)
イメージ 1
おおざっぱでもないあらすじ(外山徹監督/平野靖司脚本)
今回から唐突に少年篇突入。メインタイトルの氷結も廃止してアバンタイトルが初登場。
猛はマリコと病院に向かっていた。マリコは買い物袋のリンゴを落とし、拾いに車道へ飛び出した。そこに突っ込んできた車からマリコを救ったのが猛だった。あれから1週間、マリコは猛を兄のように慕っていた。見舞ったマリコの母は神経性の心臓疾患を持っていた。しかし、最近夫に先立たれて生きる希望を失っていた。病室で話すのは夫との思い出ばかり。猛は励ますのだが、こればかりは本人の意志次第だった。
マリコは空き家になった洋館の庭に猛を誘う。そこにはマリコが一人で世話した花壇があった。あと1週間で満開になる。マリコはこの花で病室を飾り、家族で出かけた花畑を思い起こさせ、母の闘病の励みとしたかった。UGMの召集を受けて猛が去った直後、巨大なタンポポの綿毛みたいなものが降って来た。マリコは木に引っかかった綿毛を花壇に植え、美しい花が咲くのを願った。一方、UGMでは、ごく僅かなモンスター反応が感知されていた。エミでさえ勘違いと思い込むほどの微弱な反応だ。にもかかわらず、UGMは大規模な航空偵察を敢行する。今週のお天気お姉さんユリちゃんの天気予報「明日の昼ごろ熱帯性低気圧が関東接近、夜に暴風雨」って、ユリちゃん、ズバリ「台風」と言いませんか? 当然3機編隊の航空偵察は空振りに終わる。その夜、早くも種は発芽した。「この芽は何だろう?」と煽る屋良さん…アゲハの青虫みたいな蕨に見えますが…。翌朝、花壇を訪ねたマリコは発芽を喜ぶ。どう見ても被子植物の姿じゃないが、大きな花を期待する。しかし、先に植えていた花々がしおれ気味なことにもマリコは気づいていた。マリコが水を撒く僅かな時間にも、芽は明らかな成長を遂げていた。さらに屋良さんが煽る。「UGMで探知している反応とは…」屋良さん、ネタ晴らし…。そんな視聴者の心配をよそに、マリコは予報どおりに訪れた夜の暴風雨の中で、花壇の花に木箱を被せて守り通した。花を守り抜くことは母の命を守ることなのだ。しかし、例の蕨は嵐にも動じなかった。
3日後、イトウとタッグで地上偵察をしていた猛は、花壇を訪ねてみることにした。蕨は成長して龍舌蘭みたいな子葉を出していた。猛が到着する直前、植物は芽を伸ばして空を飛ぶ鳥を捕らえて摂食していた。到着した猛は植物が動いている様子を見た。猛はライザーガンを構える。マリコは猛の前に立ちはだかる。猛は地球外の怪獣の恐れを指摘する。しかし、マリコは母のために祈りを込めて育ててきた。猛は折れた。猛は異変が遭ったら知らせるように念押しし、観察して去った。その夜、モンスター反応は発信源が特定できるほど強くなった。猛は再びイトウと現場に向かった。猛は現場に着いて初めて驚いたが、もちろん発信源はマリコの花壇だ。イトウは迷わずライザーガンを抜く。猛はマリコを想ってイトウを説得する。マリコの願いどおりに花を咲かせるかもしれない。怪獣化するのならマリコの同意を得てから始末したい。猛の説得にイトウも折れ、赤外線監視カメラをセットして徹夜の監視を行うことになった。
一晩モニタリングしていたイトウは、早送りして植物が移動する様子を確認した。あんだけ必死にイトウを説得していた猛だが、自論を完全否定するデータを平然と提出した。「植物は炭酸ガスを吸って酸素を出す」…はて、矢的先生って理科の先生ではなかったかな? 「植物は自分の呼吸以上に光合成で酸素を放出する」でしょ。例の植物は動物と同様に呼吸のみ行っているとコンピュータは診断した。そりゃ…夜は光合成しないもの…という突っ込みは置いといて、一晩で花壇の花がことごとく枯死するほどの急激な酸欠と二酸化炭素中毒を発生させた。外界は既に朝。マリコが危ない。猛は急行した。一足遅かった。マリコは花壇の無残な様子と酸欠のダブルショックで倒れていた。マリコを抱え上げた猛の前で植物もどきは動き出した。そしていきなり大量の花粉を吹きかける。猛は植物もどきに発砲する。エネルギーを浴びた植物もどきは巨大化し、怪獣ゾラとなった。ゾラはマリコを抱いた猛を執拗に追う。急行した防衛軍の戦闘機隊の迎撃が始まるが、ゾラは蔦を機体に絡めて叩き落とす。遅れてUGM登場、しかし目くらましの花粉を浴びる。キャップのコマンドに従って風上に回って一安心と思われたが、スカイハイヤーが蔦の鞭を右翼に喰らう。なぜか同じ航跡を辿ったシルバーガルもβの右翼を叩かれて墜落…。蔦を避けながらアパートまで退避できた猛はマリコを匿って変身。
飛び蹴りまでやってのけるゾラは、蔦を絡めて80を捕縛、花粉を浴びせながら首を絞める。蔦を切断した80は飛び蹴り2発で形勢逆転、花粉を吹き返し、ウルトラショットで蔦を切断、サクシウム光線で撃破した。しかし、枯れた花壇は元には戻らなかった。マリコは泣きながら荒れた花壇を世話していた。80は人知れずメディカルパワーを放つ。花は生き返った。マリコは願いが天に通じたと思った。後日、マリコと猛は病室に花を届けた。目を閉じた母には花の香りで分かっていたが、マリコの思いを汲み取り喜んだ。猛は全快を確信して病院を去った。

空間の詳細
3度発動する。アバンの救出シーンでスカートが翻り、ブルマのお尻部分が現れる。最大発動は2度目。ゾラの種子が飛んでくる直前、しゃがみ込んで水を撒くついでに、スカートの中が丸見えになっている。3度目は矢的が姫抱っこで抱え上げる瞬間。運悪く、顔が雑草の後ろに隠れている。
イメージ 2

フルスクリーンだとこんなサイズの空間。
イメージ 3
あるじのその他の分布地
あいにく他の出演情報が検索できなかった…。