骸骨を手にもった、西洋人らしき外国人の青年がいる。

 

トン子

誰?

 

青年

低い不気味な声で

 

人間はみんな、弱いし、愚かで、滑稽だ。

わかったか

笑笑

わははは 

お前もな

ははは

 

(不気味な笑い)

お前はな、とにかく巻き込まれやすいし、

狙われ安いな!!

せいぜい気を付けろよ

鏡を奪われるなよ!!

 

 

トン子

そうね?

(心の中)

誰に狙われるのかしら?

 

(トン子笑いだす)

 

あはははは。

あはははは。

あーはっはっは 

 

 

****

 

先生

トン子さん、??

 

トン子

(ビックリして目覚める)

ははは

 

先生

笑っているけど、大丈夫ですか?

 

 

クラスの皆

笑笑

トン子、最近特に変だよね

笑笑

 

日に日にトン子がだんだん狂気じみてくる。 

 

 

 

*****

 

 

ある日のランチ  

 

トン子

貴様の真珠を飲め、 

 

といいながら、ペットボトルのジュースを、勢いよく飲み、

倒れる芝居。

 

瑠菜も、あきれつつみまもる。

 

 

演鶴子

何がシェイクスピアよ、ハムレットよ。

そんなの今時古いわよ!!

 

瑠菜が睨む 

シェイクスピアなめんなよ!!

 

 

*****

 

別の日の放課後

 

トン子は教室の窓辺にいき、校庭を眺める。

ふいに、窓を開ける。 片手には骸骨のパペットをはめている。

 

トン子

ヨリック、ほらご覧。愚かな狂人たちよ!!

あー、はっはっは。

不気味な笑い。

 

校庭でサッカーをしてたモテ男

 

モテ男

あれはトン子?

何してるんだ?なんだあれは?

 

少しずつ校庭がざわつく。

 

ありゃりゃ

おーい、トン子?

(手を振る)

あはははまじ受ける!!

髑髏のパペットとか、どこで買った?

笑笑笑笑

 

トン子

(笑顔で手を振り返す)

ネットだよ!!

 

 

演鶴子

清水の舞台から、飛び降りるのよ!!

(そういって、窓から下の二階の庇の上に降りる。)

 

 

オペラ女も続いて庇のうえにおりる。

オペラ女は、オペラを歌いだす

♪蝶々夫人

 

それに合わせて、演鶴子が、色々なポーズをとる

 

校庭が一気にざわめき

拍手がおこる。

 

しばらくしてから、2人は壁を登って教室に入る。 

 

モテ男

なんだったのかな?

 

トン子は、帰り支度をして帰る。

 

オペラ女たちが、笑っている!!

 

 

ありゃりゃ

E組狂ってるね!

受ける

笑笑笑笑

 

 

 

 

 

 

*****

 

別の日の日の放課後

 

 

モテ男

トン子、お前、最近変だぞ?!!

もしかして、俺のせいか?? 

いいか、俺の問題は、俺の問題。

お前の問題は、お前の問題。

 

 

トン子

(ヨリックを片手にはめて

不気味な笑みで)

これは魚屋の坊っちゃん!!

 

 

モテ男 

そういうところな。

狂人ぶって、逃げてるんだろ。

皆逃げずに我慢して、

頑張って生きてるんだぞ!!

 

トン子 

(急に真顔になる。)

 

逃げて何が悪いの!!

自分という存在を守るために、

なぜ、逃げてはいけないのよ!! 

自分の自由と尊厳のために 

 

これはサバイバルなのよ!!

あなたにはわからないわ!

36計、逃げるに如かずよ!!

 

トン子、走って逃げる。

 

 

ふっと、ピア爺先生があらわれ、

ぶつかりそうになる。

 

トン子

あっ、すみません

 

ピア爺先生

トン子さん、ヨリックと一緒に、

ハムレットの勉強かな?

 

トン子

いえ、逃亡です。

 

ピア爺先生

はて、何から逃げてるのかな?

誰か追いかけてくるの?

 

トン子

この世界から。

だから、ハムレットのようになってみたくて。

 

ピア爺

うーん

それじゃ取りあえず、

壊れないように生き延びたまえ。

それが一番難しい役じゃ。 

ははは

 

青年の声

自分の鏡を守れよ。

ははは。

 

 

 

 

この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変更する場合があります。

 

 

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登場人物