一緒に行った家族が強烈すぎて三川ダムの印象覚えてないわっ! | 「迷ったらGO!」

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思い立ったらやっちゃえ!的に行き当たりばったりで行動してしまう、いくつになっても落ち着けないベイスターズファンの親父と、カープ命の母親ジュン、そしてなぜかドラゴンズ狂の息子カイが繰り広げる三つ巴の熱き戦いをお送りします。

 

 

 

 

 

 

 

 

あー・・・

 

 

寒みぃ!

 

 

さっきまで弥栄にいたのに、

 

 

なぜ今

 

 

「道の駅世羅」にいるんだ!

 

 

日曜日、4時に広島空港へジュンを迎えに行かなきゃなんない。

 

 

ってことは?

 

 

行くっしょ!

 

 

そっち方面の湖へ!

 

 

週末バス釣り第二弾突入!

 

 

誰か行く人いないか・・・

 

 

ん?

 

 

待てよ・・・

 

 

いたわ、

 

 

とびっきりのスーパーサブが!

 

 

同じ会社だったの後輩トール

 

 

10年以上前までしょっちゅう一緒に釣りに行ってた。

 

 

30時間に及ぶ部活のような釣りをし、

 

 

「水たまりみると糸を垂らしたくなりますよ」

 

 

とか

 

 

「新利根はバスとギルで生態系ができてます」

 

 

ウチで鍋パーティーをやるのに

 

 

「トール、明日4時集合な!」

 

 

「はい!え?午前ですか午後ですか?」

 

 

誰が午前4時から鍋食うんだよっ!

 

 

などなどなどなど

 

 

数々の迷言を残した

 

 

愛すべき釣りバカだ。

 

 

引っ越してしまい休みが合わなかったことで10年以上釣りにいってないけど、

 

 

聞いてみるか。

 

 

「日曜そっち行くけど!」

 

 

「行きましょう!」

 

 

ナイスバイト!

 

 

「今爆釣っすよ!」

 

 

それを言うなっ!

 

 

というわけで、

 

 

弥栄から帰ってフロ入り

 

 

ダッシュで道の駅世羅に夜中に着いたとこだ。

 

 

もはや、ドMか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほぼほぼ寝れず

 

 

4時半過ぎに迎えに行き

 

 

5時三川ダム着!

 

 

初めての三川は雰囲気あるも

 

 

予想通り

 

 

沈黙。

 

 

でもいいさ

 

 

久しぶりに会ったトール

 

 

ロードランナーを振り

 

 

ザグバグを操り

 

 

田辺哲夫を著しくリスペクトする

 

 

ノリーズ信者!

 

 

しかもインチキ営業マンのように道具の解説をする。

 

 

俺を洗脳する気だ・・・。

 

 

そうはいくか!

 

 

そんな雑談しながら

 

 

トール 粘るも

(オレ 既にあきらめモード)

 

 

いいかげん太陽が高くなり休憩。

 

 

トールファミリーと合流。

 

 

いやぁ、久しぶり・・・って

 

 

もうね、この家族ときたら

 

 

ツッコみどころ満載だよっ!

 

 

奥さんのマルちゃんは前から一緒に釣りに行っていた仲だ、

 

 

が、

 

 

さらにパワーアップしてるやんけ!

 

 

そして子供たちが、

 

 

これまた

 

 

リアル ワイルドチルドレン!

 

 

長男は釣りより手長エビを取ることに夢中

 

 

「ギルの婚姻色が・・・」

 

 

と語る小学校2年生!

 

 

将来はキノコ博士。

 

 

釣りに夢中なのは長女。

 

 

5歳にしてスピニングロッドを操り

 

 

あっ、カエルだ!

 

 

と嬉しそうに素早く逃げるカエルを素手で捕まえる。

 

 

将来の夢は・・・

 

 

これがまたいい!

 

 

「ルアー屋さん!」

 

 

そんな子供たちと一緒に遊んでいる隙を見て

 

 

マルちゃんはロッドを振る!

 

 

捕まえたカエルを入れるものを探している時

 

 

「きたぁぁぁぁ!」

 

 

トール、シャウト!

 

 

20センチの小バスヒット!

 

 

が、バレた!

 

 

「あ゛ーマジか!」

 

 

その姿を見たとき、何かが変わった。

 

 

ダッシュで車へ行き、

 

 

メバルタックルとパワーシラスをつかみ戻り

(ヤバい、洗脳されたか?)

 

 

「トール!

小バス勝負だ!」

 

 

「やりますか!」

 

 

マルちゃんも入れて急きょ

 

 

第1回 小バス釣り大会 開催!

 

 

すぐにトール1匹目

 

 

まもなくしてオレ立て続けに2匹!

 

 

マルちゃんトップで1匹かけるも痛恨のバラシ。

 

 

トール追いつく2匹目

 

(マルちゃん釣り&長男エビ取りに夢中の図)

 

 

更に突き放す3匹目!

 

 

手に汗握るシーソーゲーム!

 

 

しかしサイズは20センチ以下!

 

 

ここでしばらくアタリがとまる。

 

 

ここでマルちゃん、思い出したように子供たちの面倒を見るために離脱。

 

 

これねぇ、集中していないとフッキングしない。

 

 

油断しているとバレる。

 

 

小バスとは言え意外とムツカシイ。

 

 

さて、あと30分で終わるか。

 

 

と言いながらもアタリなく雑談メインで時間が過ぎる。

 

 

が、残り5分

 

 

空気が変わった。

 

 

太陽が隠れ、さざ波が立ったのもあったけど

 

 

雰囲気が変わったのを

 

 

二人とも逃さなかった!

 

 

すぐにオレ

 

 

「きたぁぁぁぁ!」

 

 

3対3!

 

 

ラスト2分

 

 

トール 突き放す4匹目!

 

 

やばい!時間がない!

 

 

ラスト1分でオレ

 

 

「きたぁぁ・・・

 

 

だー、バレた!!」

 

 

痛恨のミス!

 

 

ここで終了ぉぉぉ!

 

 

「よっしゃー!」

 

 

「負けたぁぁ!」

 

 

いや、待て、勝負とは別にまだ釣れる!

 

 

メバル用トップを付けて、

 

 

「いやぁ盛り上がったな」

 

 

なんて話してたら

 

 

バシュッ!

 

 

反射的に合わせて

 

 

「きたぁぁぁぁ!」

 

 

「スゲェっす!」

 

 

トッパーの面目躍如!

 

 

いやぁ、

 

 

楽しい!

 

 

楽しすぎる!

 

 

正直ね、もう釣りする気はなかった。

 

 

それが、小バスをかけてあんなに嬉しそうにはしゃぎ、

 

 

小バスをバラシてあんなに悔しそうにするトールを見て思い出した。

 

 

そういえば最近は

 

 

海釣り=食糧確保

 

 

バス釣り=デカくないとダメ

 

 

になってて

 

 

楽しむってことを忘れてた。

 

 

思い出したよ、

 

 

楽しむのを!

 

 

20センチのバス釣ってこんなに盛り上がったの、いつ以来だろう。

 

 

いやぁ、ホント楽しかった。

 

 

ありがとう

 

 

トールと

 

 

マルちゃんと

 

 

ワイルドチルドレン!

 

 

勝者と敗者の図

 

 

 

 

 

 

そしてもう一つ思い出したよ

 

 

やっぱりトールは

 

 

愛すべき釣りバカだった。