こんなに・・・釣りした後酒を飲みたくなったのは初めてだ。
あのさぁ・・・
こんだけ釣りに行ってんのだから、
たまにゃあドデカい魚抱えて、
「どうだぁ!!」
って自慢できるようなブログが書けんもんかね。
毎回毎回ショボイ釣果を、
何とかひねり出したネタで笑い飛ばそうとするのは
もうたくさんだ!
と、
華丸さんが真似をする
スポーツニュースのサッカーコーナーで感情が入り過ぎちゃう川平慈英バリに結果がわかっちゃうようなマエフリになっちゃいましたが、
ご覧ください。
なにやってんだ大島ぁぁ!!
久々の土日休み。
でもこの時期って、釣れないよねぇ。
わかってる、わかっちゃいるけど・・・
どうしても魚が食いたい!
まぁ、昼間はカレイに、アジ、メバル・・・くらいか。
この時期の大島にしては、珍しく無風。
ラッキー!
護岸端っこのテッパンカレイポイント。
流れが速いから潮が緩んだほうが食いが立つ。
竿2本投げて待ってると、もみじマークの車が一台到着。
降りてきたのはおじいちゃん2人。
一人は「ちびまる子ちゃん」の友蔵。
もう一人は「くしゃおじさん」。
こっちに向かってきたから挨拶しようとすると、真後ろで仕掛けを竿を出す準備し始めた。
ま、まさか、ここでやんの?
すると友蔵、
「カレイか?」
すげぇ態度横柄。
「ハイ・・・」
「ここはカレイ釣れんじゃろ」
「いや、釣れますよ」
といいながらも着々と仕掛け作ってる。
「ワシらその端っちょでチョロット釣るだけじゃけぇ」
いや、「端っちょ」ったって、スペース無いよ。
すると、長い延べ竿を強引に割り込ませ。
一方「くしゃおじさん」は逆サイドから投げてる下に竿出してる。
おいおいおいおい・・・
ここまでロコツな嫌がらせは初めてだ。
でもまぁ、おじいちゃんだし・・・
地元の人だったら、場所を使わせてもらってんのはこっちだし・・・
何も言わずにガマンしてた。
が、
やっぱり釣りにくいのか
「カレイなら○○のほうが釣れるけぇ、そっち行ってみんさい」
・・・追い出しにかかりやがった・・・
さらに、
投げようとしてもよけないわ、
竿はぶつけるは、
挙句の果てには、仕掛けをからませやがった・・・
ゆ、ゆ、許さんぞ!友蔵ぅぅぅぅぅ!!!
「もういい、気分悪いからあっち行くわ」
といい、その場を去った。
もうテンションダダ下がり。
良い子はマネしないでね。
さて・・・不良ジジイどもは小一時間で帰って行った。
その後再びポイントに入るが釣れるわけもなく、
今日の展開からしてどうせ昼間は釣れやしない。
それなら、最近大島にも数軒できた海が望めるコジャレたカフェでキャラメルマキアートでもいただこうかしら・・・
って、
ならねぇよっ!
そんな暇があるんなら何でもいいから食えるものを獲れ!
幸い未だに無風。
水もキレイだし波もないから、底まで見える。
となりゃあ狙うは一つ。
ナマコ!
一般的に赤ナマコは柔らかく黒(青)はかたいと言われてるけど、
でも、ここのは黒はかたいが青は柔らかい。
しかも赤よりウマい。
というわけで、防波堤をウロウロしながら改定を覗き込む。
おっ、発見!
メタルジグを投げ竿につけて、必死にフックに引っかけて・・・
結果、赤1個、青1個。
ナマコ酢にしたけど、写真撮る間もなく食べちゃった
皆さんが大阪のフィッシングショーで最先端の釣り道具を見ているときに、
何が悲しくて本来からはるかにかけ離れた使い方で原始人のようなサバイバルをしなきゃならんのや。
さて、いよいよ本番。
アジの鉄板ポイントで準備万端。
夕方になっても無風で穏やかな海面。
仕掛けを打ち込んでアジが回ってくるのを待つだけ。
と、少し沖に生き物の気配。
メタルジグセットしたロッドで、
打ち方よーい!
打てぇぇ!!
でも、ちょっと待てよ?
よく見ると・・・なんか違う。
デカい生き物が、たまに背中を出して優雅に泳いでる。
ゲゲッ・・・
スナメリだ。
イメージ画像です
何回か遭遇したけど、スナメリが出ると当然釣れない。
暗くなるまでアジを狙うけど・・・
呼吸をする「プシュー」という音が暗い海に響くだけで
・・・撃沈・・・
その後ももう一か所回ったけど、電気ウキは上下にも左右にも動かず。
もう「絵」だよ「絵」!
こうして、不良ジジイとスナメリに戦意を奪われ、
12時何でナマコ2個という結果で幕を閉じたのでした。
もう、帰ってヤケ酒して、いいんですか?
いいんです!