フリマで帽子を放り投げられたからって、いつまでもへこんでるほど暇じゃない。
夕飯に横川でインドカレー食べたら、そんなもんどこかに吹っ飛んだ。
いや、正式に言うとカレーで吹っ飛んだわけじゃない。
「4辛」食べたけど、まだまだ行けそうだった。
聞くと「100辛」まであるらしいが、そんなの食べた日にゃあ帽子どころの話じゃなくなる。
それより流れていたインドのミュージックビデオのダンスがあまりにもインチキ臭いもんだから、気になって気になって・・・。
帰りるころには単調な歌とリズムが頭の中グルグル回って離れない。
破壊力バツグンだ。
おかげで復活。
さてさて、
ひょんなことから得意先の常務に帽子作ってることを知られてしまった。
別にかくしている訳じゃないんだけど、わざわざ言うほどのこともなかったからな。
そしたら、
「ちょうど孫が生まれたんだ。一個作ってくれ」
「えっ、おめでとうございます。いつ生まれたんですか?」
「11月の中頃や」
「この前じゃないですか?そんな小さいの作ったことないんですけど・・・」
「どんなんでもいいよ。27日に来るから、それまでに頼むで」
「ホントどんなのでもいいんですか?」
「おお、ええよ。でも男の子だからな、かっこいいのがええな。ああ、それでも赤ん坊だからかわいらしくな。少し大きくなってもかぶれたほうが・・・」
(全然どんなのでも良くないじゃねぇか!)
「サイズとかわかります?」
「・・・知らん・・・まぁ、とにかく急いでな」
ムチャ振りもいいとこだ・・・。
そりゃあ、インド人もビックリや。
とりあえずキャスケットならサイズ小さく縫えばよさそうだから作ってみました。
大人のと比べるとこの違い
とりあえずこれで持って行って・・・
もしダメ出しされたら・・・「100辛」いっちゃいそうです。