金曜日の夜、
「ぬくぅなったけぇ、久しぶりに『田吾作』行こうやぁ」
というジュンの一言で日曜日の予定が決定。
「田吾作」は島根県益田にある、地魚を出してくれる最高にうまい和食店。
もう10年以上、年に3~4回は昼飯食べに行く。
するとカイが、「それならついでにフキノトウ採り行こうや」。
どういうわけかカイは変わったものが好きで、益田に抜ける国道付近に毎年フキノトウを採りに行く。
さらに俺が、「それならついでにヤリイカ釣りに行こうや」。
浜田方面でヤリイカがあがってるらしいという情報をゲットしていた。
でもなぜか日本海ではまったくと言っていいほど釣った記憶がないため、
「はっはっは、でた、日本海・・・釣れないって」
「なんべんも失敗してるじゃろ!」
ジュンとカイは超懐疑的。
あったまきた!わかった、今回はゼッテー釣ってやる!
と、カイの部活が終わった土曜の昼過ぎに出発。
まずフキノトウポイントに着くとまだ大量の雪が残ってる。
ちょうど食べごろのつぼみが顔を出していた。
(これは開きすぎだけどこっちのほうが絵になるべ)
こういうのって、夢中で採ってると止まらなくなるよね。
益田の中華料理屋で夕飯食べて、さて浜田港でヤリイカ釣りだ。
正直言ってヤリイカ釣るの始めて。
でもイカスッテはキビナゴ使ってスルメ釣ったから大丈夫だろうと思ったけど、エサのサヨリはビールのつまみみたいで焼いて食ったら旨そうだし、
鶏のささみなんてどのくらいの大きさで付けていいかなんてわからんから、あーでもないこーでもない言いながらなんとかセット。
それぞれのエサで1本ずつ投げてアタリを待つけど全然釣れない。
何人も隣に来ては釣れなくて去っていく。
この時点でジュンとカイは「ほーら見たことか!」と言い残し、あきらめてさっさと寝やがった。
こうなったら一匹でいいから釣るまでやめられないべ・・・。
でも一人の釣れない夜釣りほど情けないものはないよ・・・。
と粘ること3時間、2本のウキにアタリがないのでヒマつぶしにエギをやったら、あっさり釣れちゃった。
あ、あれ?なんだよ!エサではピクリとも当たらないのに!
この後、ひたすらエギを投げるけど今度は全く釣れる気配がなく・・・ギブアップ・・・。
やっぱり日本海は釣れねぇ・・・。
やっぱり「ついで」の「ついで」の「ついで」じゃダメか。
続きはテーマ「酒・食」で・・・。