セビーリャ郊外4kmの町カマス（Camas)　人口25,000人

周辺の丘陵地帯にはケルト時代のドルメン、紀元前800年前の純金の装飾品「カランボロの宝」、古代ローマ時代の円形闘技場など多数の遺跡が発掘されています。

スペイン語でCamasの意味はベッド、簡易宿、鉄道用語では寝台車。文字通り最近ではセビーリャのベッドタウンとなっています。まだ廃駅がまだ残っているはず・・と思い立ち、土曜の午後を利用して行ってきました。

昔日のカマス駅

線路は撤去されて公園、幾つかの建物は残されています

小さな鉄道の施設は穀物倉のような風情

旧駅舎のホーム表示板

金属製の柱頭飾りも往時のまま

1993～96年は工芸学校のアトリエとして利用

シルバー塗装の2軸タンク車　貨車の保存展示は珍しいかも

レンガ造りの貨物駅の引き戸

旧貨物駅を改築、10月にマリオネット劇場が開設予定

市役所職員　ペペさんとルイサさん

人形劇に精通していて、日本の文楽や浄瑠璃についても知っていました。いつ路線が廃止になったのかを尋ねると「俺が18の頃にはまだ走っていたからね。35年ぐらい前だよ。セビーリャからウエルバに向かう新線ができたので、新しい駅は町はずれにあるよ」と教えてくれました。秋に劇場が完成したら再訪したいと思います。

旧カマス駅