エイブラム・ヒューイットの本を買いました。ビジネスとしての競馬がアメリカで出来上がってから、どういう配合で名馬が作られてきたのか。ライブラリイ的な本です。これも古書なので少々お高かったですが、原点に立って本質を見極めるのにはいい情報かなと思っています。買った本を熟読したいので、休日が楽しみです。

 

出社したら注文してたフェデリコテシオの「サラブレッドの研究」がうやうやしく机の上に届いてた。1冊1万5千円もした古書です。

 

フェデリコテシオは天才馬産家と呼ばれた人物。サラブレッドの生産を思い付いたのが1898年、29歳の時。競走馬のルーツの一頭「ネルコア」を世に出し、イギリスやフランスの一流馬を撃破しサラブレッドの血統に一大革命を起こした人物。

 

サラブレッド生産を当時の大富豪の趣味ではなくビジネスとして始めた人物。決して社会的な地位も高くなく、豊富な資本力があるわけでもなく掘り出し物を探し歩いて納得の出来る馬だけを買った。

 

ここには今の馬生産の基本的な考え方である「血の配合」について書かれてます。今の生産者にとっては当たり前になってる理論だし、今はもっと科学的に進化してるんだろうと思いますが、僕はまずは原点に学びたいと思っています。

 

1958年にロンドンで出版されて1961年に中央競馬会により翻訳され初版が出された。今回手に入れたこの本は数ヵ所の誤訳が修正された第4版。しっかりと勉強したいと思います。