またまた久しぶりの投稿となります。

鳳南は相変わらず打ってますが、このブログは月1更新くらいでやっていければ良いなと思ってます。

ブログの良いところはアーカイブがしっかり残るので、いつ誰が見ても記事が読みやすい点なのかなと。

長く役に立つブログであれば良いと思ってるのでゆっくりやっていきます(^^)

書きたいことはたくさん溜まってきてるんですけどね(笑)

 

 

さて、今日(今月?)の話題はラス前の考え方。

今回もサブ垢の実践譜を使っていきます。

 

「ラス前」とはオーラスの前の局、半荘戦で言えば南3局、東風戦で言えば東3局のことですね。

 

特に初心者さんはオーラスでなんとかしようと必死に頑張る人が多いですが、ゲームの結果はラス前の打ち方でも大きく変わってくるんです。

 

 

 

場面は南3局、まさにラス前。

 

トップ目の第一打で何を切るか?

 

 

これはまぁだいたいの人が東になると思います。

 

東を親に鳴かれると面倒ですからね。

この親を流してオーラスを迎えられればトップ終了の可能性はグッと上がりますから、親の連荘の可能性を少しでも下げる東切りが良いと思います。

 

自分の手がかなり良い形なのと後述する理由から序盤はあまり守備は考えずに素直に字牌を切っていきたいですね。

 

 

 

では、2巡目になって何を切るか?

これが今日の本題となります。

 

1枚切れの西を切るか、ション牌の北を切るか?

 

 

守備的なことを考えれば1枚切れの西を残すのが良いと思います。

本当に微差だとは思いますけどね。

 

ただ先ほども言ったようにこの局面はあまり守備的なことは考えない方が良いです。

くどいようですが理由は後述します(笑)

 

 

これが序盤で点数にあまり差のない平場なら北切りが良いでしょう。

北家にポンされて安くアガられてしまうのはあまりにも自分の手がもったいないからですね。

 

 

しかし南3局のラス前という状況で考え方は変わってきます。

 

ここは西を切っておきましょう。

 

それは2着目の西家と12600点という点差が大きく関わってきます。

 

 

12600点差が何を意味しているかというと、西家が1000点をアガってオーラスを迎えた場合、西家の満貫(2000・3900)以上のツモでトップを捲られてしまうということです。

 

 

このライバルとの点数差を意識して打牌選択していくのがラス前の打ち方ということになります。

 

 

多くの初・中級者のプレイヤーはこの点が疎かになっているように感じます。

 

 

下家が1000点をアガった場合、持ち点が32600点で自分との点数差は11600点差。

 

続いて下家がオーラスで子の2000・3900をツモアガリした場合の持ち点は40500点。

オーラス親の自分は3900点失って40300点でキッチリ逆転されてしまいます。

 

 

逆に言えば西家に点差を詰められなければ、オーラスは跳満をツモられなければ逃げ切ることができるのです。

 

 

ですからこのラス前は親の連荘も避けつつ、西家にアガられることも避けたい場面ですね。

ということは自分がアガるか北家がアガることが最良の結果になります。

 

しかし、北家は点差が離れたラス目なので早くて安くて自分にとって美味しい吉野家みたいなアガりはほとんど期待できません。

なので自分がアガることが一番現実的かつ最良の展開ということになります。

こういう理由で、この局面では守備は考えずにアガリにいった方が良いと書いたのですね。

 

 

逆の立場で考えると、自分が西家なら手牌によってはまず1000点アガることを目指し、オーラス満貫ツモでの逆転を狙うことが手堅いプランになります。

ですから西家が西を持っていて万が一にも重なっていまう前に処理しておきたいのです。

 

 

満貫ツモ条件は割と現実的です。

受ける側も起こり得ることだと考えておいた方が良いです。

 

もちろんトップ条件だけでなく、着順アップやラス回避の際にも同様に考えていくことが必要です。

 

 

オーラスになって条件を確認するのは当たり前ですよね。

これはもう誰もがやる作業です。

 

しかし本当に大事なのはラス前から自分の立場を確認して理想的な展開を作ることです。

これができるようになればもう立派な中級者ですし、特上卓や玉の間での戦いは格段に楽になると思います。

 

 

 

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