司馬遼太郎の小説にはまり、だいぶ沢山読んでいます。
高校生の頃は年齢にふさわしく、新撰組の土方歳三が主人公の燃えよ剣なんかが大好きでしたね。
この作品は、幕末維新で歴史の表舞台にでてきた藩の殿様たちを取り上げています。
志士たちが活躍をした前提を知るという意味で読んだのですが、これが中々興味深い。
一橋慶喜や松平春嶽についても読まなければ。
以下ネタバレ、読もうと思っている方はスルーして下さい。
反転でみれます。
当時の日本では世を動かしている士族階級に、経綸で世をみれた人物は数少なかったと言います。
現世の資本主義ではなく、儒学朱子学が学問の基礎となった世界ですからね。
坂本竜馬が有名ですが、鍋島閑叟の識見にはびっくりしましたね。
武市半平太が辿る悲劇も、山内容堂を知ることで理解できます。
漫画「お~い竜馬」を読むと武市がいまいち情けない人物として出て来ますが、かの漫画はかなりのデフォルメをしており、史実と食い違う点も多々あります。
漫画としては面白いですし、流れを知る上では良いものですが。
伊達宗城について書いた編では、当時の教育水準の高さがわかりました。
提灯張りを生業とする最下級の町人すら、ここまでのことができるのかと。
逆に知識階級の無能さ・・・
寺山修司じゃないですが、私も書ばかりでなく町へもでないといけませんね。
島津久光を知ると、生麦事件や寺田屋騒動の真相がくっきりします。
さらに前々提を知るために、みなもと太郎の「風雲児たち」を読むと、漫画でありながら江戸時代末期がよくみえてきます。
これギャグ漫画風なんですが史学の副教材にしても良いくらいだと思っちゃいますよ。
絵が特有で苦手な人は多そうですが。


