まだお店を始めて間も無いころ
(20年ぐらい前の話)
夏から手のかかる
シクラメンを生産していたので
パンジー、ビオラを生産する余裕がなくて
よく11月の寒い早朝に
今お世話になっている東京の市場ではない
近場の市場に出かけて
必死にパンジー、ビオラを探した
お店の知名度の高い店に
予約してあったパンジー、ビオラを
市場に横流しされる
そんな時代
今のように品種改良が進んでいなかった為
関東の生産者は夏に種を播き
秋に出荷する事が難しかったので
完全に品薄状態
でも当時、涼しい場所で生産された苗は
お客様の所で徒長すると
評判が悪く
自分達で生産を始めた
今のようにビオラの色のバリエーションが
乏しく
主流はパンジー
折しもガーデニングブームの到来で
作ったパンジー、ビオラは
店でも市場でも飛ぶように売れた
種苗会社は、夏に種を播いても
徒長しないパンジー、ビオラを作り
一般品種のパンジー、ビオラが
HCや直売所で安売りされるようになる
そんな中で
自分達の好きな色だけをチョイスして
色幅の増えたビオラを主流にして
夏に種を時間差で2度播き
生産するスタイルも定着して来た
でも、2度目に播いたパンジーは
咲くのが遅れて
年越しすることも多く
生産を基本夫婦2人で
やらなければならなくなり
このスタイルを続けられるのか？
正直迷う
子供達も
冬の寒さと共に色濃くなり
この透明感は無くなる
そんな中で
今年も千葉県流山市の
おおたかの森SCで
Noraのみなさんの作られた
パンジー、ビオラを使った
ハンギングバスケットに➡︎★クリック♪
うちの苗を使って頂いている
うっとり
苗を作った甲斐があったな
と 思える瞬間かな(笑)
また今年もきっと性懲りも無く
パンジー、ビオラの種を播くだろう
しかも全然違う焼けの入ったパンジーが
咲き出したりすると
なんかとっても嬉しくなるのだ
そんな事を想う
3月です！