*a four-leaf clover*

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書きたいもの。
①観たお芝居の感想。商業演劇から高校演劇まで。ナマモノつながりでライブの感想も。
②読んだ本の感想。主に小説中心。
③日々の雑記。食べたものとか、感じたこととか。
④研究のこと。根っからの文系女子。古典文学とか。

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早速。

今年のお芝居、一本目。


真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。
しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた……。

という7行のあらすじから、二人の作家がそれぞれの物語を作りだしました。
キャラメルボックスの脚本・演出家の成井豊氏は舞台で。
有川浩さんは小説で。

舞台版『ヒア・カムズ・ザ・サン』は2011年のハーフタイムシアター(上演時間は1時間のお芝居)でした。観に行きました。1時間だからなのか、感情の書き方が丁寧でないと感じて、置いて行かれた感がありました。
実はその前に読んでいた有川版『ヒア・カムズ・ザ・サン』の方が好きでした。榊の愛情の深さに涙、涙。切なくなりました。

有川版『ヒア・カムズ・ザ・サン』。
「スカイロケット」というユニットは有川さんとキャラメルの俳優阿部丈二氏が立ち上げたもの。阿部氏は成井版で真也を演じました。
さらに、成井版の時に西川さんが体調不良で降板しました。今回の有川版では西川さんもでています。さらには今回の役者は成井版にでていた人たちがほとんど。さまざまな思いを感じました。西川さんが榊として立っているのは嬉しかったな。

内容は無印とパラレルを足して2で割って+αした感じ。
シゲちゃんが強烈すぎて(笑)。でも、彼(女)のような友達が欲しいと思いました。
榊と輝子のお互いを思いやる気持ち、白石の苛烈な熱情と。思いはそれぞれだけれども、どうしたら相手を幸せにできるかを考えていました。その行動が正解とは限らないけれど。
真也が最後カオルと向き合ってくれてよかった。

面白かった。私は有川版の舞台の方が好き。心がほっこりとあたたかくなりました。
行って良かったー(^^)

カーテンコールに有川さんも登場。すごーく声の可愛い人でした。
「スカイロケット」の次回公演は未定です。
また、観られるのを楽しみにしています。