ヒットチャートを追いかけるようになって1年もたつと大体の上位曲のアーチストはなじみのあるものになっていた。そんな中、1991年2月に突然売れたのが小田和正「ラブストーリーは突然に」。ヒットチャート新参の俺は小田和正ってだれよ状態だったが、これは当然ながら「東京ラブストーリー」のテーマソングとしてバカ売れしたのだ。これをきっかけに、1991年の1年間だけはTVドラマをひたすら見まくった。ちょうど「101回目のプロポーズ」などトレンディドラマ全盛期にあたる。週に10本くらい、ドラマというドラマ全部録画してみてた状態だったが、1年で飽きた。
この時期の収穫は、ZARDを最初期から認知できたこと。「Good-bye My Loneliness」なんかのドラマのテーマソングだった。全く覚えてないけど。確実にこれ売れるなと思ったのが「眠れない夜を抱いて」の時で、その後周知のとおり1993年「負けないで」で大ブレイク。アルバムは「HOLD ME」よく聴いてました。
1992年4月に、聴きつけのFM NACK5でJAPANESE DREAMという番組が始まった。
これは毎週末のド深夜に、第1週にその月リリースされるシングル曲を全曲紹介し、リスナーからの投票により2週目、3週目と曲数を絞っていき、ランキングを決定するという、「売れてないけれどいい歌を発掘する」目的の番組である。
最初の月の1位は米米クラブ「君がいるだけで」。その年のレコード大賞を取った、いまでも歴代シングル売り上げのトップ10くらいには入ってるんじゃないかという時代を代表する名曲であるがチャート結果としてはシンプル。ところが次の月からは全く無名のアーチストまでが続々とトップを取っていく。代表格は小野正利で、ドラマ主題歌に起用された「You're the Only」は有名だがその前の曲がここで1位を取っている。
まあ何しろ全曲紹介してる週は1曲1分くらいでガンガンオンエアされるので、メモる暇すらないわ、世の中にはこんなに曲があるのかと唖然とするばかりなのであるが、とにかく曲の良しあしと売れてるかどうかは関係がないという強烈な刷り込みにはなった。なんか途中から、JAPANESE DREAM独自の「常連アーチスト」が増えてきてしまった感はあったのが番組的には残念であり宿命だったようにも思うけれど。
ここで知った楽曲からこれはというものを2つ。いずれもJD常連アーチスト(グランプリ経験者)ですが、両方ともトップじゃなかった気がする。
近藤名奈「地球を蹴って逆上がりして」
今聴いてもアイドル冬の時代に咲いた女性シンガーソングライター文化の空気感(これについては長くなるので後述だな)をよく伝えている楽曲だなあと。
西脇唯「風の住む星」
ファーストシングル「7月の雨なら」はNACK5でひたすらCM打ちまくられていてちょっとやらせ感のある1位だなあと思ったものだが、この曲でどっぷりファンになり、出したアルバムを買い続けるというのは西脇唯が初めてであり、大学生になってから初めてライブに行ったアーチストでもあります。(というか俺いわゆるワンマン行ったことのあるアーチストって、人生でまだ5組くらいしかいないんだわ…その中の1組ということになります。)
カラオケ行くと、西脇唯名義でドラえもんの主題歌「あしたもともだち」が入ってることがありますね(笑)「ともだち~ともだち~ときどきけんかをして」ってやつです。ソロデビュー前の楽曲のはずです。この系譜にPerfumeの「未来のミュージアム」が位置づけられるのかと思うと、自分的には考え深いものがあります。
