ツバメがいなくなった巣を見上げて


ツバメが巣を作ったから

主人がたおれたんだ…

幸せどころか

不幸を運んできた…



そんな風にしか思えない

情けない私がいました



一命を取り止めましたが

意識は戻らず

毎日家と病院の往復


少しずつ現実を

受け入れるようになってきた

私は

ツバメの成長を

主人とそぉっとドアからのぞいて

写メを撮って見ていた

そんな時間を思い出したり

しました



数ヶ月前の…

ほんの2、3か月前の出来事が


遠い日のように

思えました


そんなある日


……



病院から帰ってきて

家に入ろうとした時


電線に

ツバメが何羽か止まっているのに

気がつきました


あれ??

うちで育ったツバメかなぁ?


ツバメは2回

子供を産んだので

大体親を入れたら10羽くらいです



そして

家に入ろうとしたら


インターホンの上に

1羽

ツバメが止まっていました



わーーーわラブラブラブラブラブ



みんな戻ってきたの?キラキラ



そう思った瞬間



うちは風当たりが強いから

玄関のドアの前に

もう一つガラスのドアがあります


そのドアとドアの

隙間を


いっせいに


くぐりぬけながら

飛び回り始めました



何回も

何回も


いっせいに…流れ星


この光景に

圧倒された私は

しばらく

茫然としていましたが



いつのまにか

涙を流していました



ありがとう😊



ラブラブ頑張ってラブラブ



私には

そう言ってるように思えました



5分ほど飛び回って…


そして

みんな



いなくなりました……


夕焼けがとても綺麗でした





ツバメは

やはり

幸せを運んでくれる流れ星


私は

そう思います


次の年



ツバメは

また来てくれましたピンクハートラブラブ