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【スピリチュアル三部作・その①】あの日、見知らぬ住職に呼び止められてから、すべてが始まった。 | 開運コンサルタント 佳山知未のブログ

 

【スピリチュアル三部作・その②】理想の彼からプロポーズされたのに、私の胸はなぜか痛かった。 | 開運コンサルタント 佳山知未のブログ

 

【スピリチュアル三部作・その③】世間からは“何も持っていない人”に見えても、私は今がいちばん幸せ | 開運コンサルタント 佳山知未のブログ

 

 

    

前回で完結したスピリチュアル三部作。


……のはずでしたが、実は彼女には、もうひとつの未来がありました。

 

あの運命の分かれ道で、もし彼女が別の選択をしていたとしたら――。

 

今回は、第三部の別バージョンをお届けします。

 

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あの夜、彼から差し出されたプロポーズは、あまりにも美しく、あまりにも完璧でした。

 

一流ホテルの高層階。


窓の向こうには、東京の夜景が宝石のように広がっている。
静かに流れる音楽。
洗練された料理。


誠実で、知性があり、将来性も申し分のない彼。

 

そして彼が差し出したのは、憧れのブランドの箱。


そこに収められていたのは、ハリー・ウィンストンの1カラットのダイヤモンドリングでした。

 

まばゆい光をたたえたその指輪は、まるで彼女の未来そのもののように輝いて見えました。

 

「一緒にドイツへ来てほしい」
「僕と結婚してください」

 

その言葉を聞いた瞬間、彼女の胸の奥で何かが静かに震えました。

 

以前の彼女なら、きっとこういう場面でさえ、


「本当にこれでいいのかな」
「私は周囲に流されていないだろうか」


そんなふうに、すぐに自分の気持ちを疑っていたかもしれません。

 

けれど、その夜は違いました。

 

彼女は、自分の胸の内側にそっと意識を向けました。

 

すると、あのときまで感じていた“ちくっ”とする違和感は、不思議なくらい現れなかったのです。

 

代わりにそこにあったのは、あたたかく、やわらかく、でも確かな感覚でした。

 

ああ、私はこの人と生きていきたい。

 

理屈ではありませんでした。


損得でも、世間体でもありませんでした。


誰かに羨ましがられるからでもない。

 

ただ、彼女の心が、静かに、そして確かにそう告げていたのです。

 

その瞬間、旅先で出会った住職の言葉が脳裏によみがえりました。

 

「あなたの第三の目は開きかけている」
「自分の直感を信じきることだ。そして、その直感通りに行動すること」

 

彼女はようやく分かりました。

 

住職が言っていた“大きな転機”とは、このことだったのかもしれない。


人生が大きく動くとき、人は怖くなる。


けれど、本当に大切なのは、その変化が大きいかどうかではなく、
その選択が自分の心に正直かどうかなのだと。

 

結婚は、女性にとって大きな節目です。


姓が変わる。
暮らす国が変わる。


住む場所も、働き方も、毎日の景色さえ変わっていく。

 

それはまさに、人生の大きな扉をくぐるようなもの。

 

そして彼女は、その扉の前で、初めて迷いではなく、確信で立っていました。

 

彼女は彼を見つめ、ゆっくりとうなずきました。

 

「……はい」

 

その一言を口にした瞬間、彼の表情がふっとほどけました。


安堵と喜びが入り混じった、これまで見たことのないほど幸せそうな笑顔でした。

 

彼はそっと彼女の左手を取り、薬指にリングをはめました。

 

その瞬間、ダイヤモンドが夜景の光を受けて、ひときわ強くきらめきました。

 

彼女は、その輝きを見つめながら思いました。

 

これは、誰かに与えられた幸せではない。


私は今、自分の意志で、この幸せを受け取ったのだと。

 

それからの日々は、まるで夢の中を駆け抜けるようでした。

 

プロポーズの余韻に浸る間もなく、毎日は結婚式と渡独の準備で大わらわになりました。


式場選び、ドレス選び、招待客のリストアップ、引き出物、装花、音楽、席次――


決めることは山ほどあり、目が回るほど忙しい。


けれど、その忙しささえも、彼女にはどこか愛おしく感じられました。

 

一つひとつ準備を進めるたびに、


「ああ、本当に新しい人生が始まるのだ」


という実感が湧いてきたのです。

 

そして結婚式の会場に選んだのは、リッツ・カールトン東京の宴会場でした。

 

天井の高い、華やかで気品あふれる空間。


やわらかな照明に包まれたその会場は、まさに祝福のために用意された舞台のようでした。

 

ウェディングドレスに身を包んだ彼女は、自分でも驚くほど穏やかな気持ちでその日を迎えました。

 

かつての自分なら、


「本当にこの道で合っているの?」


という問いが頭をよぎったかもしれない。


けれどその日は違いました。

 

彼の隣に立つ自分を見たとき、
心の奥に、静かな喜びが広がっていったのです。

 

会場には、家族、友人、同僚たちが集まりました。


誰もが笑顔で、祝福の言葉をかけてくれました。

 

「おめでとう」
「本当にきれい」
「幸せになってね」
「理想みたいな結婚式だね」

 

その言葉の一つひとつが、彼女の胸にやさしく降り積もっていきました。

 

そうして彼女は思ったのです。

 

以前、自分を刺していた“胸のちくっ”とする感覚は、
この人との未来に対してではなかったのだと。

 

あれはきっと、
親や周囲の期待に応えようとして、自分の本音を後回しにしてきた自分自身に対する違和感だったのだと。

 

いい子であろうとしてきた。
正しくあろうとしてきた。
波風の立たない選択をしてきた。
そうやって、肝心の自分の声を置き去りにしてきた。

 

でも今回は違った。

 

たしかに、彼を選び、プロポーズを受け、結婚するという道は、結果的には親や周囲も喜ぶ選択だったかもしれません。


けれど、今回はそれが“ただ期待に応えた結果”ではなかった。

 

彼女は初めて、
自分の心に素直に従ったうえで、その道を選んだのです。

 

だからこそ、そこには以前のような苦しさがなかった。


そこには、澄んだ幸福だけがありました。

 

会社の退職を伝えたときも、多くの人が祝福してくれました。

 

「寂しくなるけど、おめでとう」
「ドイツでも彼女らしく頑張ってね」
「きっと幸せになるね」

 

花束をもらい、笑顔で送り出されながら、彼女は不思議な気持ちになりました。

 

以前なら、会社を辞めることは“何かを失うこと”のように感じたかもしれない。


けれど今は違いました。

 

終わりではなく、始まり。


失うのではなく、次の扉を開くための通過点。


そんなふうに思えたのです。

 

そしてついに、彼女は彼とともにドイツへ旅立ちました。

 

新しい国。
新しい住まい。
新しい言葉。
新しい暮らし。

 

最初は戸惑うこともありました。


スーパーに行っても、電車に乗っても、街を歩いても、日本とは違うことばかり。


けれど、彼がそばにいてくれるだけで、知らない景色さえどこかあたたかく感じられました。

 

異国の朝の光。
石畳の道。
教会の鐘の音。
冬の澄んだ空気。
市場に並ぶ花々。
夕暮れに灯る街の明かり。

 

そのすべてが、彼女に新しい感覚を与えてくれました。

 

そして、物語はそこで終わりではありませんでした。

 

むしろ、本当の意味で彼女の人生がさらに開かれていったのは、そのあとだったのです。

 

ある日、彼女は現地で開かれていた小さなアートイベントを訪れました。


異国の文化に触れたいという軽い気持ちでした。

 

そこには、絵本やイラスト、手製本の作品が並んでいました。


色彩豊かな絵。


言葉が読めなくても伝わる世界観。


一冊一冊に、作り手の想いが宿っているようでした。

 

その瞬間、彼女の胸が大きく鳴りました。

 

忘れていたはずの感覚が、一気によみがえってきたのです。

 

子どものころ、自由帳に絵を描くのが大好きだったこと。


物語をつくることに夢中になっていたこと。


いつか、自分も絵本に関わる仕事がしたいと、心のどこかで願っていたこと。

 

その会場で、彼女は一人の女性と出会いました。


現地で活動する絵本の編集者でした。

 

彼女は、展示をじっと見つめる彼女の表情に気づき、やさしく声をかけてきました。


拙い英語と身ぶり手ぶりを交えながら話すうちに、彼女は思いがけず、自分が昔から絵本の世界に憧れていたことを口にしていました。

 

するとその女性は、驚いたように微笑んで言ったのです。

 

「それなら、やってみたらいいじゃない」

 

その一言が、彼女の中で何かを大きく揺らしました。

 

やってみたらいい。


そんなふうに、あまりにもまっすぐに背中を押されたのは初めてでした。

 

それがきっかけで、彼女はその編集者が主宰する創作ワークショップに通うようになりました。


物語を書き、絵を描き、世界を形にしていく時間。


その時間の中で、彼女は驚くほど自然に息ができる自分を見つけました。

 

気づけば、彼女が小さい頃から心のどこかで望んでいた仕事――


絵本づくりに関わる道が、少しずつ、でも確実に目の前で開き始めていたのです。

 

結婚したから夢をあきらめたのではなかった。


海外へ来たから遠回りしたのでもなかった。

 

むしろ逆でした。

 

彼のプロポーズを受け、
新しい国へ飛び込み、
自分の直感に従って人生を動かしたからこそ、


彼女は愛も、新しい世界も、

そして幼い頃からの夢へと続く運命的な出会いも、

すべて手にすることができたのです。

 

あの住職の言葉は、やはり本当だったのだと彼女は思いました。

 

「あなたの第三の目は開きかけている」

 

それは、不思議な力で未来を見通すということではなかったのかもしれません。


人生の大きな転機の前で、
本当の気持ちを見失わずに選び取る力。


自分の心の声を聞き、その声に従って動く勇気。

 

その目が開いたとき、人は人生の流れそのものを変えていけるのかもしれません。

 

かつて彼女は、


「これでいいのだろうか」
「本当の私は、どこにいるのだろう」


と立ち止まっていました。

 

でも今は違います。

 

愛する人がそばにいる。


薬指には、あの日の指輪が光っている。


自分の心が本当に望んでいた仕事へと続く道も、少しずつ形になり始めている。

 

彼女は、ようやく分かったのです。

 

直感に従うことは、
何かを捨てることだけを意味するのではない。

 

ときには、


愛されることを受け取ること。
祝福されることを受け取ること。
そして、自分にはふさわしい幸せがあると信じること。

 

それもまた、直感に従うということなのだと。

 

窓の外には、ドイツのやわらかな朝の光が広がっていました。


彼女はその光の中で、静かに微笑みました。

 

あの夜、勇気を出して「はい」と言ってよかった。


あのとき、自分の心を疑わなくてよかった。


あの寺で住職に呼び止められたあの日から、すべては始まっていたのだ。

 

彼女はもう、何かを我慢して幸せになる人ではありませんでした。


愛も、祝福も、夢も、全部受け取っていい。


そう信じられる人になっていたのです。

 

そしてその先には、
彼女が心から望んでいたものが、ひとつ残らず待っていました。

 

 

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さて、今度こそ、この物語はここでおしまいです。

 

第三部は、二つの結末をご用意しましたが、
あなたはどちらの未来に、より心が動きましたか?

 

素敵な彼との別れを選び、一流企業を離れ、まったく新しい道へ進む人生。


それもまたひとつの選択です。

 

でも一方で、愛する人の手を取り、

祝福に包まれながら新しい世界へ羽ばたいていく人生も、

同じように素晴らしいものだと思います。

 

すべてを捨てて

まだ見ぬ世界へ飛び込むのは一見ドラマティックですが、

そんなことをしなくても

人生はいつでもドラマティックです。

 

また、あなたが自分の心に正直に選んだ道は、

それだけで十分にドラマティックで、

幸せの種はそこら中にころがっています。

 

大切なのは、どちらが正しいかではなく、
どちらがあなたの心を本当にときめかせるか ということ。

 

最後に、もう一つ大事なこと!

 

今回、2つの結末を用意しましたが、

結末は何千とおり、何万とおりとあります!

 

それも選ぶのは貴方、人生を創るのは貴方自身です!

 

今からでも、いくらでも、どのようにでも

自分が心からワクワクする未来を創り上げられます!

 

だからこそ、ぜひ後悔のない最高の人生を

選んで、創り上げてくださいね(^_-)-☆

 

 

 

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