先日、おばあさんが私の所に来て

「こんな事言い出したら、森の妖精さんに怒られちゃうかしら?」

私「森の妖精さんは怒らないと思います。何かありましたか?」

「私ね、◯◯に出かけたいと思っているの。◯◯に行って、あーしてこーして……」

私「森の妖精さんは、そんな事では怒りません。ところで、森の妖精さんはどちらにいらっしゃるんですか?」

「あ〜ぁ。そこの森にいつもいるのよ」

私「お出かけは大丈夫です。出かける時間、帰る時間、行く場所が決まりましたらお知らせください」

と会話は終わりました。




このおばあさんは、嫌いだったおじいさんがいて、

「壁を通り抜けて来て、色んな物を持って行っちゃうのよ」
と言いますが、自分で何処かにしまい込んで分からなくなるんです。

「部屋で話をしていると、全部聞かれてしまってるから、何処に何があるか知っていて、持っていってしまうの」
と言い、公衆電話の所で携帯で話をしています。

「私が出かけるのを知ってるから、部屋の鍵をあの人が壊したのよ」
部屋の鍵は壊れてないんですけどね。


などなどよく言っています。


その結果、通帳やカードや大事な物を何処かにしまい込み、何処にしまったか分からなくなって、おじいさんに取られたと言う事になります。


最近では、近くの派出所に行ってしまい相談をし、派出所から確認の連絡がきたり、銀行から連絡があったりします。

ご家族様にはもちろん相談済みですが、おばあさんが納得しないため、説得中。


傾聴するしかないんですけど、話を聞いていると可愛くなってきて、ニヤニヤしちゃいます。