lucky-he-kunさんのブログ
Amebaでブログを始めよう!

続き

2002年3月、俺は再びこの町に戻って来た。九州は熊本県の中程にある城北町という小さな町だ。確か今は隣町と合併して富城町というらしい。この町を出て早4年。。。みんな元気だろうか?



4月8日月曜日。俺は幼いころから憧れの県立藤峰高校の校門前に立った。熊本県の都心部にある高校だ。
何とも言えない感情が込み上げる。やってやろうというという気合いにも似た感情かもしれないし、武者震いなのかもしれない。俺はここに入るために大阪から戻って来た。

「和也、ついにきたぜ。」



キーンコーンカーンコーンというお決まりのチャイムの後、入学式が始まった。午前中は2・3年生の始業式だったらしい。全校生徒と全教師が第一体育館に集まった。
この藤峰高校はいたって普通の県立高校だ。一応県下じゃ進学校として名が通っているが、スポーツはいくつかのクラブがたまに全国に行くくらいで、それほど活発でもない。
学年は9クラスで1クラス40人。したがって総勢約1000人のちょっと大きめの学校だ。ただまぁ、全員集まるとやっぱり多少の威圧感はある。自分より年上の連中にこれだけ囲まれるのは今まで無かったわけだから仕方ないか。

外は春の陽気に満ちていて、天窓のついた体育館には柔らかな光が差し込まれる。そのため体育館の内部は暖まり、お決まりの退屈なオハナシと相まって俺を深い闇へと導いた。これに抗えるやつはまずいないだろう。そこかしこで寝息が聞こえる。最初は緊張した新入生も次第に同じ闇に落ちていく。。。


退屈な入学式も終わり続いてSHR(ショートホームルーム)があった。俺のは6組になったらしい。この高校は学年で棟が違う。1年生は職員室から一番遠い棟である各階に3クラスで1階から若いクラスになる。俺は6組だから2階の一番端だ。教室に入るといくつかのグループができていた。おそらく同中のグループだろう。人は未知の場所に行くと自分と同じ繋がりにすがる。それは誰でも同じことた。そのため、それが無い人は孤立する。しかし、実はこの時に今後の学校生活の成否がかかっていると言っていい。人の評価は第一印象でほぼ決まる。ここで、自分の殻に閉じ籠るようなやつはその後もなかなか殻を打ち破れない。結果、内向的なやつだと見なされ友達が増えない。まぁ、そういう連中はそういう連中同士で集まるのが世の常だが。
とにかく、大阪から来た俺は繋がりが無いに等しい。ただでさえ、高校は知らないとこからたくさんくるから繋がりがある人間の方が少ないが、しかし俺以外の人間は少なくとも熊本県内の連中ばかりだ。スポーツならスポーツで文化活動なら文化活動でそれなりに共通の話題がある。しかし、今は完全にアウェイだ。なんとかしなければ!!(」゚□゚)」

「あれ、達也か?」

突然自分の名前を呼ばれて驚いた。振り向くと見知った顔が…

「勇樹じゃん!!」

良かった。ホッとした。なんとか俺も繋がりを見つけることができた。声をかけてきたコイツの名前は富城勇樹。小学校の時ソフトボール部でキャプテンだったやつだ。あだ名は『とっちゃん』。ちなみに俺は副キャプテンだった。
「久しぶりたいね~!確か小学校出てから大阪行ったつよね?いつ戻って来たと?」
「3月の終わりばい!でも、ビックリした~!とっちゃんもここ来たったいね~。知り合いがおらんって思ってだご焦っとったし!」
「マジ?実は俺も(`∇´;)ゞいやしかし、懐かしかね~。家族で帰ってきたつ?」
「いや、お父さんは今仕事が忙しかけん、大阪に残っとらす。俺とお母さんで帰ってきた。」
「はは!単身赴任か!まぁ、お前の親父さんなら大丈夫だろ。よく差し入れとか作ってきてくれたしね。あ、でも家は?どこに住んどると?」
「しばらくばあちゃん家におるよ。とりあえず家見つけるまでばってんね。」
「そがんつたい!なら俺ん家とすぐそばたい!なら今日家来いよ!久しぶりにいろいろ話そうぜ!」
「良かね~!いくいく♪あ、担任来たばい。」

ガラっと今日のドアが開き、担任の先生が入って来た。身長はそんなに高くないが色黒で青のシャツが良く似合う爽やかな先生だ。

初ブログ☆

今日からブログを利用して小説(物語?)を書こうと思う。タイトルは未定








タタタン タタタン

電車が小気味良く走っている。時折トンネルに入ると耳がキーンとする。これだから電車は嫌いなんだ。知らない人が次々と隣に座るし、腰は痛いし、ろくに寝れやしない!! まじファック!!凸


まぁ、仕方ないか。お金ないし。。。


ただ、気分はそんなに悪くない。窓を流れる景色は心の闇を吹き飛ばしてくれるし、何より希望でワクワクしてるからだ。

約束の地まであと少し。やべ、ニヤケテキタ!