母が亡くなってから
初めて、ここ数年分の
母とのLINEのやりとりを
一気に全部読んでみた。
きっかけは
緩和ケアの本流
というYouTubeの動画が
偶然上がってきたことから。
(亡くなる前の1週間に起こってくることなどを
ご本人や家族のために丁寧に医師が解説している)
日々のご飯のメニューのこととか
通院や送迎の時間のこと
母からお願いされたり
私が、出先から
何を食べたいか
聞いたり。
そんな普通の日々の会話。
ありがとう、とか
大丈夫?とか。
うちは
父も母も
自分の家の
自分の部屋で
息をひきとった。
その両方の瞬間とも
私はそばにいた。
最近ではちょっと
珍しいかも知れない。
どちらの部屋も
重たさは微塵もなく
むしろ
清くサラッとした
雰囲気。
父は病気を患ってはいたけど
まだしばらくは元気だろうな
と本人もみんなも思っていた時に突然。
大往生だと
医師にも言われたな。
母に関しては
最後の入院となった先から
家に戻ってきた段階で
その日は近いと
わかっていて
FBでも日々のことを
綴っていた通り
最後の最後まで
意思の疎通はあり
できるだけの事は
させてもらい
お礼も伝えられたし
伝えてもらったし
後のことはちゃんとするからね
大丈夫だよ
ということも言い
それに対して
母は小さく、でも
しっかり頷いて。
周囲から見たら
なんの後悔もない日々を
送れたのではないかと
思われているかも知れないけれど
それでも
お母さん
あれでよかったの?
と写真の母に問いかける日もあって。
でも
LINEの日々のやりとりを
読んでみると
その最後の3週間だけでは
なくって
そこに至るまでの
3年近くの
毎日毎日が
ちゃんと
普通に支えたり
支えられたり
普通に口ケンカしたり
謝ったり
心配したり
されたり
孫のことで
言い争ったり・笑
そんなことを
ちゃんとしてきていたんだ
と思えたら
なんだか
ちょっと安心した。
多分私は
数年前から
最期に至るまで
この時の私が
できることはしたんだろう、おそらく。
そう思えたのも
多くのやりとりが
スマホに残されていたから。
そう思うと
スマホも悪くないねぇ。