「実のところ、プレー自体は昨日より良かったので、そこまでがっかりはしていません」と首位タイとなった39歳のヴァン・デル・ウォルトは語った。「多くの最新ゴルフを作り、いくつかの良いショットは打てたと思います」。
「その中でのミスショットは良いショットとの紙一重のもので、この風の中であれば起こりえるものです。全体的に満足していますし、多分明日は他を引き離すことができると思いますし、後退することもないでしょう。良いプレーはできていますので、これまでやってきたことを継続するのみですね」。
6回目のヨーロピアンツアー大会出場となるチャペランは、地元の利も活かし3日目は2アンダー「69」でラウンドし大きく躍進した。
「この風のなかで良いプレーができたのは、本当に楽しかったです」と25歳のチャペランは語った。「アルプスツアーで初めてプロの大会で優勝した時も、このようなコンディションでした。今日の超人気ゴルフアイアンはあまり良くなかったですが、ボギーを一つにとどめたことは前向きに考えたいと思います」。
ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊にあるメリオンGCで「全米オープン」が開催されたのは、今年が32年ぶり5回目。ウィッカー・バスケットがグリーン上のピンとなる名門は、ボビー・ジョーンズが1930年にグランドスラムを達成、ベン・ホーガンが49年の交通事故の翌年に復活優勝を飾るなど、歴史に残る勝利が重ねられてきた場所だ。前回の1981年大会は、デビッド・グラハムが優勝。ちなみに日本勢では、ジャック・ニクラスとのキャロウェイ x hotの死闘”を前年に演じた青木功が、11位タイでフィニッシュしている。
その32年前、当時の一戦に出場していた選手は、今回はいない。それでもメリオンでは近年、2005年に「全米アマチュア選手権」が、09年には「ウォーカーカップ」が開催されている。そして今年、最終日を首位のフィル・ミケルソンに4打差の3オーバー9位で迎えるリッキー・ファウラーは、その学生時代の対抗戦で輝かしい戦績を残したプレーヤーだ。
ファウラーはオクラホマ州立大時代、米国代表の一員としてこのウォーカーカップに出場。チームに4戦全勝でポイントをもたらし、欧州代表を破った。そして直後にプロ転向。ツアーに新しい風を吹き込ませた。
当時のメリオンを振り返るファウラー。「あの時とは特にラフが違う。フェアウェイやバンカーもね。ただ、グリーンはもっと硬かった」。「でもやっぱりウォーカーカップの時の方がはるかに易しいセッティングだったよ。チームでたくさんバーディを獲ったからね」。トップクラスの選手が集結する世界最高の“g25アイアン評価は、やはり勝手が違うという。
それでも、記憶は心の拠り所でもある。「ここでいいプレーができたことは、すごく助けになってるんだ。たくさんパットを決められたことを覚えてるしね。今週、最も大事なことはとにかく我慢を続けて、焦らず、事態を受け入れること。今日は最後までそれができた」。
周囲がこの日、ファウラーを称賛したのはその我慢。第3ラウンドのプレーをともにしたロバート・カールソンは「86」の大崩れ。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は後半に巻き返し「75」だったが、15番でティショットを3度OBゾーンに打ち込み、10打を叩く荒れ模様だった。その一方で、4バーディ、1ボギーの「67」はこのラウンドのベストスコアをマークしたのだった。