兵庫県立美術館で開催されている 「藤田嗣治展」 へ行ってきました。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
思った以上に作品が揃っていて、嬉しい驚きでした。
ゆっくりと彼の変遷を辿ることができます。
あまりに有名過ぎるのと、ちょっとした先入観とで、いままで真剣に作品を観たことがなかったのですが、今回の展覧会で少し面白くなってきました。
彼の研究が熱心に行われていること、そして展覧会に深みを与えていることの一つに、画家が残した大量の手記や手紙の存在があるのを感じました。
裏付けや信憑性が増しますね。(ただし彼がどこまで誠実に自身を綴ったかは、また別問題だと思いますが。)
あの乳白色の女体があれだけ並ぶと、本当に美しい ! ^^
色も美しかったし、細い線にも魅せられましたが、でもやはり私は彼の絵そのものよりは、人物や生涯のほうに惹かれます。
黒田清輝との関係。ピカソやスーチンと過ごしたモンパルナス時代。5度の結婚。成功と失墜。カトリックの洗礼。「日本を捨てた」 のか 「日本に捨てられた」 のか。
できれば1度、生でお会いしてみたかったです。
もし彼がいまの時代を生きていたら、キティちゃんのフィギュアを集めてたりしてそうな気がします。^^