幼少の頃、長野県の菅平という山奥で暮らした時期があります
姉とわたしはもうすぐ冬という肌寒くなりかけた日曜日に
森の中に小さなお家を作りに行くのを密かな楽しみにしていました
小さなお家といっても、枯れ木などをかき集めて作った、とても家とはいえない空間です
でも小さいわたしはお姉ちゃんとこの秘密基地を作るのが楽しくて楽しくて、心が踊ったのを今でも鮮明に覚えています
翌朝、登校時に壊れてやしないか、見に行ったり
次の日曜日にはサブ(当時飼っていた紀州犬と秋田犬のハーフ)にお家を見せてあげるつもりで連れていったら、サブがはしゃいでお家壊れちゃったり
今思い出しても
心が温かくなってしまうのです
