一度味わってしまった哀しみは
味わい尽くすまで
明けても暮れても
じわじわと胸を締め付けます
味わっている最中は
たとえ
他人から見て
時間が掛かっているように見えても
どんな言葉を掛けてもらっても
元気になる努力なんかせず
味わうことに集中するのです
涸れるまで涙を流せばいい
人との接触をしたくなければしなければいい
そう
自分の意のままに過ごせばいい
それが必要な時間なんだと思います
実家のタロウ(猫)が外で喧嘩をしてきて深く傷を負った際、傷が癒えるまで、二日間ほどずーっと動かなかったそうです
傷と同じように、哀しみはやがて消えていきます
人は無理に元気になろうとし過ぎているんじゃないでしょうか
タロウはまた大切なことを教えてくれました
