今日は私の失敗談をお伝えしようと思います。

 

もう20年くらい前ですね。

専業主婦をしていた私が

離婚を機に社会復帰をすることに。

 

同居していた両親のおかげで

フルタイムで仕事をすることができて

今思えば感謝しかないのに

あの時は

自分一人が頑張っていると大きな勘違いをしていました。

 

仕事にも慣れて

それなりに仕事をし

そしてコーチとしても活動をし始めて

専業主婦時代とは違った世界を体験し始めたら

何か自分が強くなったような気持ちになっていました。

 

まぁ

それまでは自分一人で決断をしたりすることはあまりなく。

経済的にも精神的にも守られていたので

(夫の借金体質に悩まされてはいたけれど・・)

その状況から考えたら

やはり強くなってしまったんだと思います。

 

強くなるのはいいのだけれど

それが傲慢につながり

自分勝手につながり

感謝や優しさを忘れてしまっていた時期でもありました。

 

その態度が

子どもたちに対してというよりは

両親に出てしまっていたので

両親とはよく喧嘩をしていました。

 

私は

「こんなに頑張っているのに報われない」

と反抗をしていて

両親に感謝をしていると思ってはいても

それを上回る自分の大変さを両親に認めて欲しかったんだと思います。

 

「子どものこと、お金のこと、仕事のこと

誰に相談することもできないから一人で頑張っているのに

なんでわかってもらえないの!」

 

そんな想いから心が頑なになって

全てに鎧を着ていて

何かあったら相手を刺す!っていうくらいの

それはそれはとんでもない時期だったように思います。

 

そんなエネルギーを放っているから

あの頃知り合った人も

似たような強さを持った人たちばかりでした。

 

そうそう思い出した!

虎視眈々と上を狙っている人とか

誰かと組んで得をしたい人とか

その強さを利用して自分を守ってほしい依存体質の人とか。

 

なんか魑魅魍魎とした時期だったなぁ(笑)

 

ちなみに

あの頃に声をかけてもらって出会った人とは

もうお会いすることはありません。

 

自然と相手から離れていったので

お互い放っているエネルギーが違ってきたんですね。

 

どちらがどう変化したのかは分かりませんが・・・。

 

ただ

その時期も無駄ではなかったと思っています。

 

もともと

私にはそういったエネルギーがありました。

なのに

小さい頃は親に反発、反抗することもなく

体も弱くて学校は休みがち

高校生の頃は仲の良かったグループからはじかれても何も言えず

おとなしく、手のかからない、良い子を演じていたんですよね。

 

強い自我を持ちながら

それを開花させるのに時間がかかった。

開花させるきっかけが

いいのか悪いのか「離婚」「シングルマザー」という状況。

 

まずは一回強い自我を全面に出し

そこで

いろんな場面で、いろんな人と戦って

傷ついて、傷つけて

今思えば

「ごめんなさい」

って感じですが

そんなことを繰り返して

これじゃいけないんじゃないかと

辿り着いて今があります。

 

コーチングを学んで

自分の意識を変えると世界は変わっていくという体験をして

でも

私にはそれだけでは何かが足りないなと

多分

何かに感謝をするとか

自然の理というか

そうそう

何かを達成するとか、行動を変えるとか

そういった部分のベースになる部分。

 

まずは自分って

どんな役割を持ってこの世界に誕生したのか?

そんなことが知りたくなって

この陰陽五行の学びを始めたんですよね。

 

どんな体験をしたくて今ここにいるのか。

 

そう考えたら

まずは天狗になって

強さっていう意味を吐き違えて

裸の王様になった鼻を一回へし折られて成長する。

 

そんなシナリオを描いて

この世界に生まれてきた。

 

そう思うと

失敗ということはなく

全て自分が成長するために必要なことだったようです。

 

ほんと

あの頃の私は

勘違い女だったんだなぁ・・・。

 

その頃から

私を見守ってくれている家族や

人生の先輩方や友人

そして今の夫

それだけではなくて

私の人生の中で敢えて悪役を演じてくれた人たちにも

感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

全てがありがたいね。

 

ほんと

そう思う。

 

それ以上に

ほんとあの時の私

嫌なやつだったかもなぁ・・・(笑)

 

余談ですけど

天将星を中年期に持っている人は

心を鍛えないと

ただの暴君になるね。

 

暴君になるか

聖人になるか

どちらが良い悪いではないのが

陰陽五行の世界ですが

もう暴君にはなりたくないかな。