先日研修先でのこと。

コミュニケーション研修を終え

社員の方と一緒に昼食を取っていた時に

「部下を褒める」ということが話題になりました。

 

 

「褒められて育っていないので、部下を上手く褒められない」

 

 

これは当たり前といえば当たり前。

 

 

褒められなくてもやる。

怒られてなんぼ。

 

 

そんな環境で仕事をしていたら

無意識に自分もそうなってしまう。

 

 

でも

それでは部下はついてこない。

 

 

「ついてこい」

 

 

ではなくて

 

 

「ついていきたい」

 

 

これからは

そう思われる上司でいることが大切です。

 

 

働き方に対する考え方が変化している状況で

いつまでも昭和のやり方をしていては

誰もついてこないのです。

 

 

どんな上司のもとで働きたいか?

 

 

そう考えた時に

 

 

「自分はそんなふうに育てられなかったから」

 

 

というのではなくて

もっと部下目線でコミュニケーションをとろうという意識が必要です。

 

 

ちなみに

 

 

冒頭部分の

「褒められて育っていないので、部下を上手く褒められない」

 

 

を解決するには

 

 

「結果をフィードバックするのではなく、過程をフィードバックする」

 

 

ことをお勧めします。

 

 

その人が成長していく過程をフィードバックするということ。

 

 

結果はすぐにはでません。

それが褒められる結果だと

なかなかないかもしれません。

 

 

ですが

 

 

日々の過程を観察して

昨日より上手くいったところをフィードバックするのであれば

思っている以上に「褒める」ことができるものです。

 

 

ただ

これは上司の力量が求められるのも事実。

 

 

というもの

 

 

普段から部下のことをしっかりみていなければフィードバックはできないし

どこをみればいいのかを理解していなければ

何についてフィードバックすれば良いかすらわからない。

 

 

今まで結果だけしかみていないのであれば

 

 

「何もフィードバックすることなんかない」

 

 

ということで終わってしまいます。

 

 

部下の問題ではなくて

上司側の成長が求められるわけです。

 

 

現場の問題を解決する時に

それを部下の問題と捉えるのではなく

まずは自分が変わったら現場はどう変化するだろう?

という意識を持つことが大切。

 

 

相手を変えることは難しい。

 

 

自分を変えるもの難しいけれど

でも、それは自分次第でどうにでもなること。

 

 

「褒める」=「過程をフィードバックする」

 

 

それは

 

 

「ちゃんと見てるよ」

 

 

という心強いメッセージにもなるのです。

 

 

上司の成長が

部下の成長にも繋がります。