3月5日の日経新聞の記事。

『共働きパパ 悩みと本音』

 

 

「家庭でのパワーバランスは奥さん寄りだなぁ」

ニヤニヤしながら読んでいた。

 

ついこの間まで私自身シングルマザーだったから

少しでも子育てや家事を手伝ってもらえるなら

相手のやり方がどうであろうと

「あぁ ありがたい!」と思う。

たとえ

食事を作ってくれたあとの台所が多少汚れていようと。

(多少というあたり 心が狭いんだけど)

 

とはいえ

子育てに関しては

母親一人の子どもではないので

父親だって子育ては一緒にするべきだと強く思う。

 

その昔 まだ離婚をする前

ワンオペ育児にほとほと疲れて

 

「私の連れ子じゃないんだからねっ!!!」

 

と暴れたことがあった。

 

あぁ そんなエネルギーがあったなんて

若かったなぁ。

 

なので

今言われている

 

「イクメン」

 

という言葉に

 

「それは当たり前じゃないか?」

 

と密かに思っているけど

大声では言わない。

 

 

人は面白いもので

やって当たり前のことでも

それを認められたら嬉しいものだと思う。

 

例えば

会社で仕事をするのは当たり前だ。

それでサラリーをもらっているんだから。

 

でも

日々の仕事ぶりを

ちゃんと認めてもらえている社員のモチベーションと

そんなの当たり前だろと言って

無関心でいられる社員とのそれとは

雲泥の差になると思う。

 

普通の仕事でも認められたら

「じゃあ もっと役に立つことをやろう」

という気持ちになっても不思議じゃない。

そしたら

会社側としてもプラスになる。

 

夫も一緒だと私は思っている。

 

たとえちょっとやり方が違っても

たとえちょっと後片付けが面倒になっても

「本当はやって当たり前なんだよ」って

ブラックな顔を裏でしていても

 

「やってもらって嬉しい!!」

 

という部分を前面に出せば

 

「じゃあ もうちょっと頑張るか!」

 

というふうになる。

 

というより

 

そういうふうにさせていく!!

 

妻はある意味策士であったほうがいいんだと思う。

 

そして

ちらっと後ろを向いて

「よし!」

っとガッツポーズをするくらいがいいんだと思う。

 

まぁ

我が家の場合

圧倒的に私より夫の方が丁寧なので

きっと彼の方があれこれ我慢しているのかもしれないが

そんなそぶりを一つも見せないあたり

助かっているのかもしれない。

 

これが

毎回毎回

ずぼらを指摘されたら

 

「もう やりません!」

 

私はそう言っているに違いない。

 

自分の頑張りを認めてくれない人には

心が狭くなるという性格なのでね。