『コーチングのセッション』
というとなにか特別な感じがするかもしれません。

建設的に自分の目標に向かって戦略を練る・・
自分の行動を振り返って 今後の対策を練る・・
自分の強みを真剣に探る・・
夢を具体化するために 行動を具体化していく・・

勿論 目標のために 次はどう行動すべきか
それを見つけるために 私はいます。

でも

クライアントの方の話をずっと聴いているだけ

そういうセッションの時もあります。

堰を切ったように 自分の思いの丈を声に出してみる
自分の耳で 自分の心の声を聴く。

そうすることによって
自分で問題点に気がついて
解決策が言葉になる。

私はただただ 聴いているだけですが
でも 「聞いて」いるのではありません。
「聴いて」いるのです。
時には「訊いて」もいます。

「自分の話を聞いて貰いたい」

これは 誰にでもある欲求の一つだと思います。
だから 人は自分の話を聞いてもらうと
嬉しかったり
安心したり
前向きになったりします。

でも「聴く」ことは
なかなか難しい。

「あなたはどうですか?」
と 聞いておきながら
その次に
「私はね・・」「そういえば 誰々がこんな風に言っていた」
「あっ それってこういうことでしょ?」
と 結局自分の話をしてしまう人  いませんか?

それはそれで 会話のキャッチボール。
会話が弾めば良いとしても
じっくり「聴く」というこではありません。


先日 とある方とお会いして
「竹村さん 最近仕事はどうよ?」
そう聞かれました。

普段は聞き役になるほうが多いので
なんだかとても新鮮でした。
そしてやっぱり嬉しいものです。

コミュニケーション能力で
「プレゼンする力」
「自分を演出する力」
「分かりやすく話す力」
も大切。

ですが それ以上に
「聴く力」が大切です。