皆様 こんにちは。
竹村 純です。

学校で学習した内容を
知識のままで頭の引き出しにしまっておくか
それとも 日常生活で活用して自分のものにしておくか
今日は そんなお話です。

身近な例で言えば「敬語」。
一度はみんな学校で勉強として学習しているものです。
尊敬語 謙譲語 丁寧語
その違いを学問として勉強しました。
少し前にバラエティー番組で「MAX敬語」というものがありましたが
あれは例外。

さて 掛け算同様
何時間かのカリキュラムで学習したはずなのに
ビジネスマナーでは
敬語をみなさまにお伝えしています。
そして「敬語は自信がない」という声もよく聞きます。
でも一方で
わざわざ学ぶものでもないと思っている方も多いと思います。

その違いはどこにあるのか?
それは普段から言葉として敬語を使っている人と
そうではなくて 学問としてしか敬語に接していない人の差なのです。

敬語というのは 相手を尊重する言葉。
相手と自分との上手な距離感を言葉で表現したものです。
相手を高めるのであれば尊敬語。
自分をへりくだるのであれば謙譲語。

常にフランクに話せる人達としか話さなければ
確かに敬語は勉強の枠からは抜け出せないのでしょう。
そもそも相手を尊重する心がなければ
言葉でそれを表現しようとも思いませんが・・・。

しかし 裏を返せば
普段から使っていれば
さほど苦労はしないということです。
折角学習した知識です。
そして敬語は日本語独特のものです。
もったいないので 是非使いませんか。
敬語は思いを伝えるという大切な言葉の一つですから。