皆様 こんにちは
竹村 純です。

最近「承認欲求」という言葉を耳にします。
仕事において「認められたい」と思っている社員が増えているそうです。
という事は 「自分は認められていない」と感じている人が多いという事です。

コーチングには「承認」というスキルがあります。
「相手を認める」という事です。

この「承認」ですが、3つの種類があります。
「相手の存在を認める」・・・存在承認
「相手の変化や成長を認める」・・・成長・変化承認
「相手の成果を認める」・・・成果承認

仕事で「認められていない」「もっと自分は認められていいはずだ」と思う場合は
自分の仕事の成果を認められたいと思っているのかもしれません。
成果承認ですね。

ただ、自分が思っているレベルと上司や同僚が判断するレベルが違えば
思ったようには「認められない」わけです。
判断する上司の方も
「その程度の事で 褒めるわけにはいかない」と判断すれば
両者の温度差は広がります。

しかし、普段から「存在承認」や「成長・変化承認」を相手に伝えていれば
「自分はこの会社で認められている」と感じるのではないでしょうか。
ちなみに「存在承認」といえば挨拶です。
「おはよう」「お疲れ様」などの日々の一言。
ちゃんと相手の顔を見て、そして挨拶の前に相手の名前を呼びましょう。
「○○さん、おはよう。今日はいい天気だね。」
この一言が「存在承認」です。

「今日は、張り切っているね。」
「今朝は仕事を始めるのが早いね。」
日々の変化に気がついているという事実を相手に伝える事を
「成長・変化承認」と言います。
小さな変化に気がついてもらえるというのは
実はとても大きな喜びだったりするのです。

「髪型変えたね」
と気付いてもらえて 嬉しくない女性がいるでしょうか?
「似合っているね」という評価はなくても
「変えた」事に気付いててもらえる事が嬉しいのです。

褒められるような事をしなくても
ありのままの自分を認められるわけですから
当然自己肯定感が高まってきます。

自己肯定感が高まれば
安心していろいろな事にチャレンジしようと思います。

「頑張れ」「やる気を出せ」と言う前に
相手をちゃんと「承認」していますか?