春休みの そろそろ終盤。
我が家の子どもたちは お休みを謳歌しているようです。

新学期が始まると 最初の2,3か月は
子どもの様子をよーく観察しませんか。
新しい学校 新しいクラスで 楽しく学校生活を送っているのか?
何かに つまずいていないか?
子ども程ではないけれど
親も心配ですよね。

現在大学生の息子は
中高一貫教育の学校で 6年間 親元を離れて寮生活をしていました。
80人部屋で 自分のプライベートスペースは自分のベッドの上のみ。
一人になれる空間は トイレだけ。
ゲームも携帯電話も持ち込み禁止。

そんな6年間の寮生活のなかで
親とのコンタクトは 公衆電話のみ。
それも時間が決められているのですから
本人と会話することは 結構大変なことでした。

顔も見えない子どもの状況を判断するのは
声。
全神経は 声に集中です。
楽しそうな声の電話にはホッとして。
沈んだ声だと 心配しつつも電話を切る。
なんとも もどかしい日々。

どちらかというと 不器用な息子は
友達との関係に悩む事もあって。
私は 離れた場所から見守るのみ。
本当に 親子ともども精神的に鍛えられました。

この6年間のお陰で

多少 おっとりしている息子が
一人暮らしをしていられるのかもしれません。
(息子よ ごめん・・)

どんな環境にも対応できるために
心をしなやかに持つ。
それは親も子どもも。

どんな場面でも 自分に自信をなくさずに
目標に向かっていける 自己肯定感。

その大切さを 息子の6年間で教えられた気がします。
息子よ ありがとね。