自分の進路を自分で決められない高校生が増えているという話を聞いた。

やりたいことが なかなか見つからないからというよりは

小さい頃から 自分でいろんな事を選択するということをしてこなかったから

ということらしい。

子供に苦労をさせない 失敗させない いやな思いをさせない 

そんな気持ちで 親が子供の道を決めてきたのかもしれない。

結果 進路を決める段階になって

「自分で決められない」ようになったのだろう。

「今まで 自分で決めなくてもよかったのに いきなり 何で??」って

子供たちは 面をくらっているのかもしれない。

我が家の高校生男子も進路の選択を迫られている。

まぁ 私自身がどちらかというと「自分のことは自分で決めてね音譜。自分の人生なんだからね」

と 半ば ものぐさな感じで彼に任せてある。

私と彼は性格も違うし 考え方も違う。

勿論 考え方の根底にあるものは 私の育て方が関係しているとは思う。

彼がどういう結論を出しても いいも悪いも私の育て方も影響していると思いえば

頭ごなしに反対する気もない。

幸か不幸か 彼は自分の道は 今のところ自分で選んでいる。

それが 一般的にベストな道かどうかはわからないけど。

私のスタンスは 彼の一番の理解者になってあげること。

全部が全部「賛成!!」っていうスタンスは 時としてとれないこともあるだろう。

でも、何で彼がそう考えるようになったのかを理解してあげることは

どんな時でもできるから。

それに どの道が彼にとってベストかなんて

実は親にだってわからない。

自分の通ってきた道でしか アドバイスや判断を下すことはできないのだから。

親だって 完璧じゃないしね。

結構狭い世界でしか 生きてなかったりする。

子供のおかげで 世界が広がったりするんだから。

とても 頼りないけれど なんだかわくわくする人生を歩もうとする高校生男子を

母も わくわくしながら見つめていきたいと思う。

夢のためにも あと半年勉強するんだよ!!

大きな荷物を持ちながら ちょっと離れた港町まで帰っていく高校生男子を見送りながら

しみじみ思った8月15日でした。