あの日選んだ未来はどんな形をしていただろうか?
きっとキラキラとして漠然と広いようなものだったと思う。
まだ見ぬ出会いや自分に思いを馳せただろう。
当時は「早く大人になりたい」と口癖のように言っていた。
漠然とだけれど、一生を変える「なにか」に出会うと確信していたからだ。
その確信どおり、私はそれに出会った。
今までの自分がひっくり返されるほどの人にも出会ったし、
ドラマや映画で涙するほど感動するなんて思ってもなかった私が
初めて人前で涙を流せたことには自分でも驚いたし、
もう幾度訪ねてる旅行先では周りの景色がいつもより明るく感じるほど
不安を感じていないのが不思議だった。
そして幼い頃から夢みた夢はようやくスタート地点に立てたところだ。

あの日、「早く大人になりたい」と期待をこめてつぶやいた私に
もし何か伝えれるなら、その期待はきっと裏切らないと伝えたい。
それまで悔しいと歯を食いしばる日もあるし、
心に穴が空くほど悲しいこともあるけれど、
それを上回るくらいあなたの選んだ未来は
あなたの選んだ通りの未来だと。
だから「どうせ無理だ」なんて言わないでほしい。
それがあなたの足かせになってしまうからだ。
どうせなら思い切って無理だと思うその一枚を選んで欲しい
その一枚を選んだことで後悔もするかもしれない
その一枚を選んだことで自分を変えれるかもしれない
どうなるかなんて人によって違うから
「上手くいくわけない」という人の言葉を無視しても構わない。
前例がないのなんて当たり前なのだ。
この世にあなたは一人しかいないのだから、
あなたはあなたが思う未来を選んで欲しい。 さえじま